旅行の楽しみのといえばグルメ巡りですよね。
本記事ではチェンマイ在住10年の筆者がチェンマイのおすすめグルメを紹介しています。
実食できる場所もあわせて紹介しているので、チェンマイでなにを食べるか迷っている人はチェックしてください。
タイ北部料理を代表する料理
タイ北部料理は陸続きになっている隣国ミャンマーや、山岳民族の食文化の影響を受けているため、一般的なタイ料理とちがった味付けや調理方法の料理がおおくあります。
この記事を参考にチェンマイでしか味わえない料理を楽しんでください。
ナムプリック
ナムプリックとは、素焼きした青トウガラシ(唐辛子の甘味種)を臼でペースト状にすりつぶし、砂糖・レモン汁・ナンプラーで味付けした料理です。
タイ北部ではディップのような感じで好まれていて、野菜やもち米にこのナムプリックつけて食べます。
チェンマイラープ
ラープといえばイーサンを代表する郷土料理のひとつですが、チェンマイにはスパイスふんだんにつかったチェンマイ・ラープという郷土料理があります。
タイ人観光客のあいだではカオソーイよりもチェンマイ・ラープを楽しみにしている人も少なくありません。
せっかくチェンマイに来てチェンマイ・ラープを食べないなんてもったいない。
ゲーンハンレー
ゲーンハンレーとは豚のバラ肉や肩ロースを、ニンニク・生姜・ハーブ・スパイスにしっかり漬け込み、柔らかくなるまで煮込んだカレーです。
最初に甘さと酸味を感じ、後からスパイシーな刺激的な辛さが追いかけてきます。
ゲーンホ
ゲーンホとはタイ北部の伝統的な料理でランナーカレーともよばれています。
具材は春雨・スズメナスビ・タケノコ・こぶみかんの葉・レングラスなど。
冷蔵庫がなかった時代、お寺に寄進された食べものの残りを保存するために、余り物をカレー炒めにしたのがはじまりです。
関連記事:チェンマイでタイ北部カレー(ゲーンハンレーとゲーンホ)を食べるならこのお店8選
サイウア
サイウアはタイ北部を代表する料理の1つで、北部ソーセージともよばれています。
豚ひき肉にこぶみかんの葉、レモングラス、赤タマネギ、トウガラシなどが入っていて、豚肉の脂とハーブのバランスが抜群。
チェンマイのローカル市場やタイ北部料理店で食べられます。
そのほかのタイ北部料理は「チェンマイ旅行で食べたいタイ北部料理20選」を確認ください。
どこで食べようかお店をお探しならこちら。
麺好き必見!チェンマイのご当地麺
麺好きの方必見!
カオソーイ、カノムジーンナムギャオなどのチェンマイのご当地麺グルメはもちろん。
パッタイやタイラーメンなど、タイの庶民派麺料理を紹介しています。
カオソーイ
クリーミーなカレー味のスープに平麺をあわせたタイ北部チェンマイの名物麺料理「カオソーイ」。
香辛料のスパイシーな刺激とココナッツミルクの甘い香りがおりなすハーモニーは、しばしば「究極のスパイスラーメン」と称されます。
チェンマイはカオソーイ発祥の地だけにカオソーイ店がたくさんありますが、おいしい店はかぎられています。
以下の記事で、ミシュランお墨つきのお店からグルメ雑誌にはのっていないお店までチェンマイでおすすめのカオソーイ店をはばひろく紹介しています。
カノムジーンナムギャオ
カノムジーン・ナムギャオとは、じっくり煮込んだ豚スペアリブのスープにトマトの酸味をくわえた、あっさりした口当たりながらコクのある麺料理です。
カオソーイとならんで「チェンマイの2大ご当地麺」といわれています。
雲南系ムスリム(回族)の麺料理
雲南系ムスリム(回族)が営むお店ではパーパーソイというお餅の麺が食べられます。
麺はつきたての餅のようにやわらかく、噛みしめると瞬時にお米のほのかな甘みがひろがります。
バンコクや日本では食べられないので、チェンマイに行ったら食べておきたいグルメの1つです。
シャン族のソウルフード「カオフン」
カオフンとはシャン族のソウルフードで、ひよこ豆を水にひたしてペースト状にし、とろみがでるまで煮詰めた餡を麺の上にかけた料理です。
チェンマイには少数ですが、タイヤイ族(シャン族)も暮らしており、シャン族のお店があります。
日本ではまずお目にかかることはない希少な麺料理ですので、「シャン族のソウルフード「カオフン」が食べれるお店5選」を参考にぜひ食べてください。
パッタイ
パッタイとはもっちりした食感の平打ち麺に甘酸っぱいフルーティーなソースがからむタイ風焼きそばです。
まったく辛くないので、辛いタイ料理が苦手な方におすすめです。
安くて旨いタイの庶民派グルメ
気軽に食べられるのにおいしいタイの庶民派グルメ。
日本のタイ料理屋ではそこそこいい値段がしますが、チェンマイなら1皿30B〜40Bと日本円で100円程度で食べられます。
ガパオライス
タイ料理の中で人気も知名度も高いタイの庶民派ご飯。
本場のガパオライスは少し辛めですが、汗をかきながら豚肉の旨味やバジルの風味を楽しんでください。
関連記事:チェンマイガパオライス10選 美味しい店だけを厳選
カオムーグローブ(豚バラ肉揚げご飯)
カオムーグローブは、揚げた豚バラブロックのスライスをご飯の上にのせて、とろりとした甘いピーナッツ風味のタレをかけて食べる、日本にはないスタイルの豚肉料理です。
関連記事:チェンマイのカオムーグローブ(豚バラ肉揚げご飯)5選
カオカーム(豚足ご飯)
カオカームーとは、豚足を、醤油・パームシュガー・シナモン・トウシキミ・カンガルなどを入れた甘辛の煮汁で長時間煮込み、ご飯に乗せた豚足ご飯です。
(5時間以上煮込むため)日本のタイ料理店にはあまりないメニューですので、タイに来たら食べておきたい料理の1つです。
関連記事:チェンマイのカオカーム(豚足ご飯) おすすめ店7選
カオマンガイ
茹で鳥と鶏の茹で汁で炊いたご飯を一緒に盛り付けた東南アジアの庶民料理。
シンプルな料理なだけに、素材の良さが味の決め手です。
チェンマイにはバンコクに有名店に負けず劣らずのお店がたくさんあります。
関連記事:チェンマイでカオマンガイを年間100皿食す現地在住が厳選20店
カオ・モックガイ(ビリヤニ)
ご飯と鶏肉を組み合わせたタイ料理といえば、日本では「カオマンガイ」が有名ですが、タイではムスリムの炊き込みごはん「カオ・モックガイ」も負けず劣らず人気です。
カオ・モックガイとは、ターメリックで独特な香味をつけた黄色いご飯の上に、骨付き鶏もも肉がのっているワンプレートごはんです。
まだ食べたことのない人は、「チェンマイの絶品カオモックガイ14選」を参考にぜひ食べてみてください。
ガイヤーン
ガイヤーンとは鳥一羽をまるごとをさばき、じっくり炭火で焼いたパリパリの鳥皮とジューシーな肉の旨味が楽しめるタイ風焼き鳥です。
チェンマイにはガイヤーンをウリにしているお店がたくさんあるので、鶏肉が好きな方はぜひ食べてみてください。
関連記事:チェンマイ ガイヤーン 現地在住が教えるおすすめのお店10選
ジョーク
タイ料理とお酒で疲れた胃をいわりたい方にはチェンマイ朝ごはんの代表格、ジョークがおすすめです。
ジョークとは、あらかじめ砕いた米をトロトロになるまで煮込んだお粥のことで、離乳食のようにペースト状になっています。
チェンマイにはたくさんお店がありますが、せっかくなら有名店で食べてください。
関連記事:チェンマイ朝粥専門店 ジョーク(中華粥)美味しいと評判の6店
カオトムグイにも挑戦!
チェンマイに来たら、カオトムグイとよばれる庶民派スタイルの夕食にもチャレンジしてみましょう!
カオトムグイとは、一皿100円程度の惣菜を数品注文して、小さなお椀に入った白粥をすすりながら夕食を楽しむチェンマイでは一般的な夕食スタイルです。
どのお店も惣菜が100種類以上と豊富で、しかも激安なのでお酒が好きな方にもおすすめです。
関連記事:チェンマイ人気お粥屋10選 100種類の惣菜を肴に晩酌もできる
つまみ3品とビール1本で千円程度!
充実の1000ベロです。
女性向けチェンマイグルメ
美味しいのは当たり前、ヘルシーで見た目が美しく、食感も楽しい、5感で楽しめる女性向けチェンマイグルメをご紹介します。
カオクルックカピ
カオクルックカピとは、甘味、酸味、辛味、旨味の4拍子揃ったタイ風「まぜご飯」です。
タイ語でカピと呼ばれるシュリンプペーストで炒めたご飯のまわりに、タイのハーブ、青パパイヤ、赤玉ねぎ、唐辛子、オニオンフライ、錦糸卵、甘辛く煮込んだ豚肉などが添えてあり、それらを混ぜていただきます。
日本にないテイストなので、チェンマイでぜひ食べておきたい料理の1つです。
カオヤム
カオヤムとは、ひとことで言うと「タイのライスサラダ」です。
タイの南部地方で広く食べられている料理で、タイ語でカオはお米、ヤムはまぜるいう意味があります。
生野菜、ハーブ、干しエビ、ジャスミンライスにフルーティなソースを和えていただきます。
さまざまな味わいが口の中で広がり、ハーブ好きな女性がハマること間違いなしの料理です。
5感で楽しむチェンマイグルメ カオクルックカピとカオヤムが食べれるお店10選
ミヤンカム
ミヤンカムはハイゴショウの葉で香味野菜(青マンゴ・ライム・カシューナッツ・干しエビ)などを包んで食べる料理で、市場ではおやつとして、レストランではオードブルとして親しまれています。
スッと鼻に抜ける爽やか香や、しゃきしゃき、ポリポリとした食感が楽します。
写真は世界的雑貨ブランドが経営するカフェレストランジンジャーカフェのものです。
ヤムソムオー
ヤムソムオーとはソムオー(和名はザボン)と呼ばれる柑橘類の実をほぐして香草、海老の身、ナッツをタイ風の味付けで和えたものです。
柑橘系の爽やかさ+エビの旨味+ナッツの食感が口の中で忙しい料理です。
アサイーボウル
タイに行ったらフルーツをたくさん食べてみたい!という女性も少なくないでしょう。
バナナ、マンゴーなどの新鮮なフルーツにミューズリーやナッツなどをくわえたアサイーボウルは格別です。
ぜひ、食べてみてください。
安くてうまいチェンマイのB級グルメ
せっかくチェンマイに来たのなら、小腹がすいた時や夕食までのつなぎ飯もチェンマのB級グルメを堪能してください。
ハンバーグのようなジューシーな餡が絶品です。
なめらかな米粉の生地は、つるっとした食感でお米の風味がふんわりします。
創業100年の絶品中華まんやタピオカ団子などいろいろなB級グルメと食べられる場所を紹介しています。
雲南ムスリム市場
チェンマイに移り住んだ雲南系ムスリムが毎週金曜日に開催する朝市では、ここでしか食べられない個性豊かなB級グルメが味わえます。
市内の市場と違った独特の雰囲気で歩いてみてまわるだけでも楽しめます。
関連記事:チェンマイの金曜朝市 雲南ムスリム朝市で食べ歩きグルメを楽しむ
ローカル屋台飯
チェンマイ旅行中に安くて美味しいタイ料理を食べたい!
という方に向けて、チェンマイに点在する人気屋台街を10か所ご紹介しています。
地元の大学生達に混じってローカル屋台飯を堪能してください。
関連記事:チェンマイの人気屋台街10選 チェンマイのローカルグルメを堪能
ミシュランガイドタイにチェンマイから20店舗
2020年よりミシュランガイドタイランドにチェンマイが加わり、2年目の2021年は20店舗がビブグルマンに選ばれました。
ビブグルマンとは2014年版から導入された「安くてコスパのよい飲食店」に与えられる新しい指標で、タイランド版では、予算1,000B以下(約3,500円)が目安になっています。
チェンマイではローカルフードの有名店が多く選出されており、20店舗中15店舗が予算300B以下(約1,000円)で食事が楽しめます。
各店舗の詳細は「チェンマイのビブグルマン全20店実食レポ」を確認ください。
チェンマイの朝を堪能
ホテルの朝食もいいですが、「チェンマイの朝」を知りたければ、街をぶらついてみましょう。