![SNSで話題!中国文化が息づくタイ北部の中国村5選](https://chiangmai43.com/wp-content/uploads/2023/05/メーホンソン_バーンラックタイ.jpg)
タイ北部には、中国国民党軍の子孫が住む集落が点在し、中国文化を維持しながら平和な生活をおくっています。
もっとも有名な場所は「メーサロン」ですが、ほかにも中国文化を強く感じさせる魅力的な場所が数多く存在します。
本記事では筆者が実際に訪れたことがある、タイ北部の「中国村」を紹介します。
タイ北部に点在する中国人村
![アバター](https://chiangmai43.com/wp-content/uploads/2016/08/ヒロ@chiangmai43.jpg)
毛沢東率いる共産党軍と蒋介石率いる国民党が武力闘争が勃発。
内戦に敗れた国民党軍の大半は蒋介石とともに台湾に逃れ、そこで中華民国を樹立。
一方、雲南や四川で展開していた部隊は行き場を失いビルマのシャン高原に逃れる。
国民党軍はさらにゴールデントライアングルと呼ばれる、タイ・ビルマ・ラオスの3カ国が国境を接する地域へと避難。やがてこの地に定住し、麻薬生産の資金で組織を維持する。
タイ政府が麻薬撲滅の討伐作戦を実施。国民党軍は武装解除に応じ、タイ国籍を取得。
暗礁の歴史を捨て去り、現在は中国の文化を保ちつつ平穏な暮らしを営んでいる。
![アバター](https://chiangmai43.com/wp-content/uploads/2016/08/ヒロ@chiangmai43.jpg)
メーホンソン県「バーンラックタイ」
![湖を取り囲むように宿泊施設や飲食店が点在すえるバーンラックタイの宿](https://chiangmai43.com/wp-content/uploads/2023/02/バーンラック村の宿.jpg)
まるでジブリ映画の世界に迷い込んだかのような錯覚を覚える「バーンラックタイ」。
標高1776kmの山あいにひっそりと佇むこの村は、どこを切り取っても映画のセットのような美しさがあります。
![バーンラックタイの湖](https://chiangmai43.com/wp-content/uploads/2020/10/IMG_4622.jpeg)
村の中心に小さな湖があり、湖を取り囲むように宿泊施設や飲食店が点在しています。
筆者は朝の8時ごろ村に着きましたが、雲南料理店やカフェなど、どこに行っても女性ばかりで驚きました。
![アバター](https://chiangmai43.com/wp-content/uploads/2016/08/ヒロ@chiangmai43.jpg)
タイ人の間では、パーイ観光を楽しんだ後にバーンラックタイに向かうのが人気の観光コースになりつつあります。
バーンラックタイの行き方はこちらで確認ください。
メーホンソン県「パーイのサンティチョン村」
![サンティチョン村入り口のゲート](https://chiangmai43.com/wp-content/uploads/2023/05/サンティチョン村入り口のゲート.jpg)
パーイのバス停から北へ4kmに位置する「サンティチョン村」。
![](https://chiangmai43.com/wp-content/uploads/2023/05/サンティチョン村土塀の中国風コテージ.jpg)
集落の入り口にはお土産屋や雲南料理レストランが並び、奥には土塀の中国風コテージがあります。
テーマパークのような雰囲気が強く、「普段の村人たちの生活を見たい」と期待して訪れると少しがっかりするかもしれません。
が、
![](https://chiangmai43.com/wp-content/uploads/2023/05/SNSでバズったサンティチョン村の中国ブランコ.jpg)
SNSでバズった中国ブランコ(4人乗りで縦方向に回転するブランコ)があり、インスタ映えする写真を撮ったり、のんびりしたりするには最適な場所です。
![アバター](https://chiangmai43.com/wp-content/uploads/2016/08/ヒロ@chiangmai43.jpg)
![パーイの絶景ビューポイントユンライの展望台](https://chiangmai43.com/wp-content/uploads/2020/07/パーイの絶景ビューポイント:ユンライ(Sea-fog-Yun-La).jpeg)
サンティション村の山道をさらに1.6km登ると、ユンライと言う絶景ビューポイントがあります。
![パーイのユンライにある「永遠の愛を誓う木」](https://chiangmai43.com/wp-content/uploads/2023/05/ユンライの永遠の愛を誓う「縁結びの木」.jpg)
永遠の愛を誓う「縁結びの木」もあるので、カップルは絶対に行きましょう。
道中にローカル市場やタイ人のお寺「ワット ナムフー」もあります。
チェンマイからパーイの行き方は、パーイの交通手段別アクセスとパーイのでの移動手段を確認ください。
チェンライ県「メーサロン村」
![茶畑101.jpg メーサロンの茶畑101](https://chiangmai43.com/wp-content/uploads/2020/10/茶畑101.jpg)
チェンライ市街の北西60km、標高1200mの山あいに位置するメーサロン。
かつては麻薬生産地として悪名高かった場所ですが、現在は平和でのどかな山岳地帯に変貌しました。
さらに、世界トップレベルの茶畑を有し、お茶の生産地としても有名です。
![アバター](https://chiangmai43.com/wp-content/uploads/2016/08/ヒロ@chiangmai43.jpg)
![IMG_1377.jpeg メーサロン中心部の街並み](https://chiangmai43.com/wp-content/uploads/2020/10/IMG_1377.jpeg)
ゲストハウスに宿泊すれば、村人たちの普段の生活を間近で見れたり、おいしい雲南料理がいただけたり、貴重な体験ができます。
![IMG_1350.jpeg メーサロン市場の野菜売り場](https://chiangmai43.com/wp-content/uploads/2020/10/IMG_1350.jpeg)
メーサロン朝市では近隣の村からやってくる山岳民族の姿も見られます。
チェンマイ・チェンライからのメーサロンへのアクセスと見どころはこちらで確認ください。
時間が限られている人には、メーサロン途中にある「チュイフォン茶畑カフェ」がおすすめです。
チェンマイ県「チャイプラーカーンの熱水溏新村」
![バーンマイノーンブア温泉のゲート](https://chiangmai43.com/wp-content/uploads/2023/05/熱水塘村の中華風ゲート.jpg)
チャンプアック門から107号線ひたすら北上すると、ファーン郡の手間に小さな中国村があります。
この村の特徴は、ほかの村と違い温泉が湧き出ているところです。
村の入り口をよく見ると、「熱水塘村」と漢字で書かれているので、温泉があると想像できます。
![熱水塘村の地図](https://chiangmai43.com/wp-content/uploads/2023/05/バーンマイノーンブア温泉の地図.jpg)
入り口には地図もあり、温泉や学校の場所などが記されています。
![熱水塘村の足湯](https://chiangmai43.com/wp-content/uploads/2023/05/バーンマイノーンブア温泉の足湯.jpg)
温泉施設は、一軒一軒が独立した小屋タイプの個室温泉が6軒と水着着用で入浴する大衆風呂、小さなプールがあります。
筆者はすでに「ポン・アーン温泉に入っていたので、ここでは湯船に浸かることなく、足湯でゆっくりとくつろぐだけでした。
温泉の様子はこちらの「タイ チェンマイ県チャイプラーカーン郡 熱水塘温泉」が詳しいです。
名称 | バーンマイノーンブア温泉 |
タイ語 | น้ำพุร้อนบ้านใหม่หนองบัว |
英語 | 熱水溏新村 |
営業時間 | 8時00分~19時00分 |
入浴料 | 100B |
場所 | Googleマップでひらく |
チェンマイ県「チェンダオのアルノータイ村」
![IMG_4533.JPG アルノータイ(チェンダオ郡の中国人村)絶品雲南餃子](https://chiangmai43.com/wp-content/uploads/2023/02/VAT-REFUND-FOR-TOURISTIMG_4533.jpg)
タイ人に人気の行楽地、チェンダオ郡の最北端位置する中国村「アルノータイ村」。
とくにこれといった見どころはありませんが、名物の雲南餃子が絶品です。
![IMG_0903.JPG 平屋が並ぶアルノータイの村の景色](https://chiangmai43.com/wp-content/uploads/2023/02/VAT-REFUND-FOR-TOURISTIMG_0903.jpg)
村の雰囲気は、人の気配を感じて振り向くと、サッと家のなかに隠れるみたいな。。。
仲間由紀恵のドラマ「TRICK」で村人が一人残らず消えてしまう「まるごと消えた村」のような感じです。
チェンダオ郡はチェンマイ旧市街から車で90分、半日観光にちょうどよい場所なので、
温泉や人気のフォトジェニック寺、象センターなどをまわった後に、アルノータイ村で雲南餃子なんでいかがでしょうか。
タイに移り住んだ雲南ムスリムが開催する金曜朝市もおすすめです。
雲南省にワープしたかのような雰囲気とディープなローカルグルメが楽しめます。