
チェンマイに移り住んだ雲南系ムスリムが毎週金曜日の朝に開催する金曜朝市(雲南ムスリム朝市)をご紹介します。
市内の市場とはちがった独特の雰囲気とここでしか食べられない名物グルメを楽しんでください。
雲南ムスリム市場とは
毎週金曜日の朝に開催される雲南ムスリム朝市は、チェンマイに移り住んだ雲南系ムスリムの人々が、自分たちの家で作った野菜や果物を持ち寄ってハラル通りの広場で販売したのがはじまりです。
地元では雲南ムスリム朝市ことをガードバーンホーと呼んでいます。
ガード=タイ北部の方言で市場(กาด)
バーン=家(บ้าน)
ホー=タイ北部の方言で雲南省(ฮ่อ)
名称 | 金曜朝市(雲南ムスリム朝市) |
タイ語 | กาดบ้านฮ่อ(ガードバーンホー) |
営業時間 | 5時00分~12時00分 |
座標 | 18.78643, 99.00147 |
アクセス | ハラル通り(チャルンプラテート通りソイ1) |
雲南イスラム朝市の場所

チャンクラン通りからハラル通りに入って5メートルくらい歩くと右手に市場の入り口があります。
この通りはチェンマイのイスラム横丁とよばれていて、イスラム教の戒律に従った食べ物が提供されているお店が並んでいます。
雲南カオソーイ、カオソーイイスラムを食べることができます。
雲南ムスリム朝市おすすめグルメ
チェンマイの雲南ムスリム朝市に来たら日本では食べることのできないグルメに挑戦してみましょう!
とうもろこしのパンケーキ

焼きたてがたべれます。

薄力粉とコーンスターチをまぜた粉(筆者予想)をプライパンで焼きます。

食感はふわふわもちもちで、うっすらとトウモロコシの甘みがあります。
で、す、が、超〜油ギッシュです!

あんこ餅もこれまた油がすごくてギットギトです。

中のこしあんは美味しいのに、とにかく油ギッシュで、2品続けての完食はきつかったです。


鳥の餌?
一口食べて、こっそり捨てました(´・_・`)
黒ごまもち

平らにのばした黒もちの中に胡麻餡が入っています。
焼きたてはかなり熱いので注意してください。

個人的には作りおきしてあるほうが好きです。
バナナの葉の香りがいいかんじになじんで、よもぎ餅のような風味が味わえます。
黒ごまもちは自信をもっておすすめです!
シャン族ヌードル

雲南朝市場の奥のフードコートはシャン族ヌードルのお店がたくさん出ています。

カオフンとはタイ北部とミャンマーのシャン州で暮らすタイヤイ族(シャン族)やタイルー族が好んで食べる麺類です。
チェンマイでカオフンを提供するお店はいつもタイヤイの子たちでいっぱいです。
カオフンは冷たいものとあたたかいものがあります。

豆から作る豆腐のような寒天のような黄色い固まりを棒状に切ります。

切ったカオフンのうえに高菜と野菜をのせ、調味料を加えてできあがりです。

舌ざわりがよく、とてもなめらかで噛まずにスーッと口の中から消えていきます。
豆の甘みと甘酸っぱいタレがいい感じにマッチしています。
見た目はわるいですがかなり美味しいです!

雲南麺に温かいカオフンがかかっています。

片栗粉でとろみをつけたポタージュみたいな感じです。

中には麺が入っています。

辛子高菜をいれるとまた味が変わって美味しいですよ。
金曜日に来れない方はワロロット市場で食べることができます。

だいたいどこのお店もカオフンの他に5〜6種類の麺を用意しています。
- もち米からつくった麺
- 米でつくった米線
- 普通の麺
- 小麦の麵
麺を指差して「ONE」と言うと、下の写真の雲南そばが出てきます。

上にのっている赤いペースト状のものはミートソースに似た味でトマトの酸味がきいています。
だしの効いたスープにあっさり味のトマトペーストが絶妙です。

白い麺はもちもちした食感でタイそうめんよりコシがあり、個人的には好きな味です。
この味で30バーツ(100円)なら毎週食べにきたいです。
一杯数千円!奇跡の鶏そば

チェンマイや隣県のチェンラーイでは黒い鶏を飼育していて、雲南朝市ではその真っ黒な鶏の肉が売られています。

奇跡のニワトリと言われているインドネシアのジャワ島原アヤム・セマニにそっくりなんですが、
まさか、純血でしょうか。

真偽の程はさておき、チェンマイの雲南朝市では黒鶏そばが食べられます。
雲南朝市のそばは一杯30バーツから40バーツ程度ですが、この黒鶏そばは1杯50バーツと結構いい値段です。
注文方法は白い麺を指差して、ガイダムと言ってください。
おまじないみたいですがタイ語で黒い鳥という意味です。
ガイ=鳥 ダム=黒
伝わらなかったら、このサイトの写真をみせれば確実です。

写真のとおり肉も骨も真っ黒です。
スープは透明で澄んでいるのに動物系のコクがあって本当においしいです。
お肉のほうですが身が締まっていてぷりっぷりっで、噛むと旨味がじゅわ〜と出てきます。
雲南朝市で売っているもの








旬のくだものを買ってホテルで食べるものいいですね。


タイ北部の一部の地域では納豆を食べる習慣があります。
日本の納豆とは違ってネバネバしていません。


50バーツなのでお餅はここで調達しています。





ローカルマーケット巡りが好きな方はこちらの記事を参考に。