チェンマイの総合温泉レジャー施設「サンカムペーン温泉」。
東京ドーム約3個分の敷地には、キャンプ場や宿泊場などもあり、農業協同組合省が49,600平方メートル、内務省が70,400平方メートルを管轄しています。
もともとサンカムペーン温泉は、タイ政府が地熱発電所の建設を夢みて調査していた場所でしたが、10年間(1972年から1983年まで)におよぶ調査でコストの壁に突き当たり、計画は幻に…。
「地熱の宝庫をこのまま放っておくのはもったいない」と、地元政府と8つの村が立ち上がり、1984年12月22日に共同出資で誕生させました。
この記事では、サンカムペーン温泉の交通手段別アクセスと温泉内の施設を紹介します。
サンカムペーン温泉の行き方
チェンマイ市内から34 kmほど北東に位置するサンカムペーン公営温泉は、ソンテウ、ミニバン、オプショナルツアー、GrabTaxi(タクシー配車アプリ)など交通手段が充実しています。
交通手段 | 運賃 | 所要時間 |
---|---|---|
ミニバン | 片道40バーツ | 1時間 |
温泉直行ソンテウ | 片道50バーツ | 1時間30分〜2時間 |
ソンテウチャーター | 片道300バーツ | 1時間 |
グラブタクシー | 片道600バーツ | 1時間 |
レンタルバイク・レンタカー | ガソリン代 | 50分 |
それぞれメリット・デメリットがあるので以下でくわしく解説していきます。
ミニバン
メリット | 運賃が安く・速い |
デメリット | ハイシーズンはすぐに定員になる |
利用客 | 若いタイ人観光客 |
「メーカンポン村」が観光スポットとしてブレークしたことにより、公共ミニバスがチェンマイ〜サンカムペーン温泉間で運行することになりました。
乗車場所はピン川沿いのチェンマイ花市場の前と第一バスターミナルの2箇所です。
関連記事:チェンマイ・バス・ターミナル1案内 発着する路線バスの運行ルート
運賃は40バーツ、所要時間は1時間、バスの運行ダイヤは以下の通りです。
- バスステーション1発(行き)
- 07:30発
- 11:30発
- 15:30発
- 18:30発
- ワローロット乗り場発(行き)
- 07:40発
- 11:40発
- 15:40発
- 18:20発
- サンカムペーン温泉発(帰り)
- 06:00発
- 10:00発
- 14:00発
- 18:30発
下記リンクより予約もできます(要タイ語)
https://www.facebook.com/pg/Van.Hotsprings/photos/
サンカムペーン温泉〜メーカンポン村間も運行しているので、朝一で行けば2箇所楽しむこともできます。
温泉直行ソンテウ
メリット | もっともポピュラーな移動手段 |
デメリット | 待ち時間を合わせると約2時間 |
利用客 | 長期滞在者・バックパッカー向き |
ソンテウとはタイで広く普及している小型トラックの荷台を改造した乗り合いタクシーで、色別に行き先が決まっています。
サンカムペーン温泉に行くソンテウは黄色と白色で、ピン川沿いのチェンマイ花市場から乗ることができます。
ソンテウ(黄色・白色)を見つけたらフロントガラスで行き先を確認してください。
出発時刻は決まっていません。ある程度人数が揃ったら出発です。
ソンテウチャーター
中心市街地を流し営業している赤いソンテウはお金さえ払えばどの場所からでもチャーターできます。
サンカムペーン温泉へは往復で500バーツ〜1000バーツが相場です。
チャーターですので、もちろん現地まで直行。1時間もみておけばOKでしょう。
レンタルバイク・レンタカー
メリット | 運賃が安い・速い・自由度が高い |
デメリット | 帰りがだるい |
Googleマップの案内に従えば問題なくたどり着けると思いますが、温泉近くの二股交差点で迷ったら右折。
- タイでレンタルバイク 有効な国際免許と借りる前の確認事項
- チェンマイの格安レンタカー料金を比較[Klook公式サイト]
グラブタクシー
限られたチェンマイでの滞在時間、少しでも時間を有効に使いたい方、家族旅行の方におすすめです。
チェンマイ中心市街地から片道600バーツですが、時は金成です。
サンカムペーン温泉の営業時間
名称 | サンカムペーン温泉 |
英語 | San Kam Phaeng Hot Spring |
タイ語 | น้ำพุร้อนสันกำแพง |
所在地 | Googleマップでひらく |
営業時間 | 7時00分~18時00分 |
入園料金 | 外国人100バーツ |
入浴料 | 60バーツ〜300バーツ(浴槽の大きさによる) |
サイト | |
備考 | 最新情報はFBをチェックしてください。 |
サンカムペーン温泉の施設案内
タイ政府の管轄下にある施設だけあって、園内の清掃は行き届いています。
園内には無料の足湯ゾーンや温泉卵ゾーン、100度以上の熱湯が吹きあがる間欠泉などもあり、散策だけでも十分楽しめます。
入園窓口
サンカムペーン温泉園内は(タイ政府の管轄下なので)外国人の場合、入り口で入園料100バーツが徴収されます。
温泉たまごゾーン
売店では生卵が売っていて温泉卵を作ることができます。
茹で時間は表を参考にお好みの固さに合わせて調整してください。
3分 | 白身が固まったばかり(温泉玉子) |
5分〜6分 | 黄身は半熟 |
10分〜15分 | 普通のゆで卵 |
足湯ゾーン
40℃〜55℃までいろいろなゾーンに分かれていますので、自分に合った足湯が楽しめます。
サンカムペーン温泉に行くタイ人観光客は温泉が目的ではなく、ピクニックやキャンプ、足湯や温泉卵、自然豊かな公園で四季それぞれの花や植物を楽しむ方の方が多いです。
浴室各種
温泉を利用される方は入場料とは別に入浴料が以下の通りかかります。
シャワー | 20バーツ |
バスタブ | 60バーツ(クレイドル浴槽) |
大バスタブ | 500バーツ(大人5〜6人入れるバスタブ) |
バンガロー | 300バーツ(休憩) |
バンガロー | 1000バーツ(宿泊) |
温水プール | 50バーツ〜100バーツ |
貸タオル | 20バーツ |
バンガローはバス、トイレ、ベッドなど設備が整っています。
温泉で疲れたらベットで横にもなれますしかなりオススメです。
浴槽は大人2人が余裕で入れる大きさで深さは腰の辺りまであります。
肝心のお湯の方は、とろみのある化粧水のような肌触りでお湯の中で肌を撫でるとツルツルすべすべします。
サンカムペーン温泉の泉質(成分表)
サンカムペーン温泉は源泉数3本、泉度は100℃〜150℃、湧出量は不明。
以下はチェンマイ大学科学技術センターによる分析結果の抄訳です。
濁度 | 4NTU以下 |
水素イオン指数 | (ph)9.28 |
硬度 | 8.25mg/L |
総溶解固形分 | 543mg/L |
フッ化物 | 7.79mg/L |
塩化物 | 0.99mg/L |
硝酸塩 | 0.27mg/L |
硫酸塩 | 2.82mg/L |
鉄 | 0.09mg/L |
マグネシウム | 0.20mg/L |
カルシウム | 2.38mg/L |
カリウム | 15.7mg/L |
ナトリウム | 134mg/L |
Total Coliform Bacteria | 22MPN/100mg |
Escherichia coli | 1.8MPN/100mg以上 |
せっかくなら周辺観光スポットと一緒に巡ってみては?
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