ゴールデントライアングルの行き方とおすすめ観光スポット9選

ゴールデントライアングルの行き方とおすすめ観光スポット9選

タイ・ラオス・ミャンマーの3カ国がメコン川で国境を接する黄金の三角地帯、通称『ゴールデントライアングル』。

かつては世界最大の麻薬密造地帯でしたが、経済成長や取締り強化により一変し、現在は国境の壮大な景観美を体感できる絶景スポットとして人気です。

本記事ではゴールデントライアングルへの行き方とアヘン博物館やラオスの観光特区など、おすすめの観光スポットを紹介します。




ゴールデントライアングルおすすめ観光スポット9選

ゴールデントライアングル公園

黄金の三角地帯の展望台
ゴールデントライアングル公園のオブジェ

ゴールデントライアングル公園の展望台からは、メコン川で3カ国の国境が接する三角地帯(タイ・ラオス・ミャンマー)を見ることができます。

展望台を背にして、以下が見えます。

  • 三角州の左側:タイとミャンマーの間を流れるルアク川
  • 三角州の右側:タイとラオスの間を流れるメコン川
ゴールデントライアングルの三角州、左側がタイとミャンマーの間を流れるルアク川で右側がタイとラオスの間を流れるメコン川
三角州の左側:タイとミャンマーの間を流れるルアク川
三角州の右側:タイとラオスの間を流れるメコン川
名称ゴールデントライアングル公園
タイ語สามเหลี่ยมทองคำ
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露座の黄金仏

ゴールデントライアングルの黄金仏名称:พระพุทธนวล้านตื้日本語:プラ・プッタナワラーントゥー幅9.99m、高さ17.99メートルの巨大黄金仏
名称:พระพุทธนวล้านตื้
日本語:プラ・プッタナワラーントゥー
幅9.99m、高さ17.99メートルの巨大黄金仏

公園の中央には、ゴールデントライアングルの象徴の一つである巨大な黄金仏「プラ・プッタナワラーントゥー」が鎮座しています。

公園の前の通りには、たくさんのお土産屋がならんでいます。

ラオス領の観光特区(ドーンサオ市場)

ゴールデントライアングル公園のスピードボートを手配してくれる場所
ボート手配所

メコン川沿いにはスピードボードの手配所が数軒あり、チャーターすれば、タイで唯一イミグレを通らずに行けるラオス領の観光特区「ドーンサオ島」に上陸できます。

スピードボートは、三角地帯付近をクルージング後、ラオス(ドーンサオ市場)に上陸し、そこで1時間ほどお土産を見てまわります。

料金は90分で500バーツです。*一艘あたりの料金なので、2人でも同じ料金です。

ラオスに上陸しますが、観光特区のため出入国スタンプは押されません。パスポートにスタンプを押してもらいたい人は、船着き場にいる職員に声をかけてください。

ドーンサオ島の看板
ドーンサオ島
英語|Done Xao Market
タイ語|ตลาดดอนซาว

島での自由時間は1時間ありますが、島自体が小さいため、30分あればすべて見てまわれます。

ドーンサオ島の工芸品
ラオスの工芸品

お土産屋では、ラオスの工芸品やラオスビール、タバコなどの免税品が販売されています。

ドーンサオ島のラオスビールのゴールド
ラオスビール

小さな食堂もあるので、船が出る時間までラオスビールで一息つくこともできます。

*カジノに行きたい方は、2kmほど南下した別の船乗り場になります。

212麻薬阿片博物館(オピウム博物館)

ゴールデントライアングルの212麻薬阿片博物館入口
212麻薬阿片博物館(オピウム博物館)

ゴールデントライアングル公園の前には、2001年に設立された麻薬博物館があります。

アヘンの栽培に関するパネルや吸引具、山岳民族の民族衣装などが展示されています。

館内は狭く、サッと見てまわるなら10分程度で見終わります。

実はゴールデントライアングルには麻薬博物館が2つあり、じっくり見て回るならば、次に紹介するメーファールアン財団のオピウムホールがおすすめです。*東京ドーム級の規模です!

ゴールデントライアングルの212麻薬阿片博物館のポトガード
212麻薬阿片博物館(オピウム博物館)のポトガード

入場料50バーツ。ポストガードが一枚もらえます。

ゴールデントライアングルの212麻薬阿片博物館の館内
ゴールデントライアングル(黄金の三角地帯)をつくりあげた麻薬王「クンサー」
ゴールデントライアングルの212麻薬阿片博物館の展示品(麻薬を吸うパイプ)
アヘンの吸引具
名称212麻薬阿片博物館
英語212 House of Opium ( MUSEUM )
営業時間7時00分~19時00分
入場料50バーツ
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メーファールアン財団(オピウムホール)

メーファールアン財団のアヘン博物館の館内
メーファールアン財団(オピウムホール)

こちらのアヘン博物館(オピウムホール)は、メーファールアン財団が運営しており、チェンライからゴールデントライアングルに向かう2km手前に位置しています。

入場料は200バーツとやや高めですが、東京ドーム並みの広さがあり、かなり見応えがあります。

入場料を支払って館内に入ると、ディズニーランドのアトラクションのようなトンネルを通ります。かなりお金をかけている感じがします。

IMG 1754

その後はシアタールームでこの博物館のガイダンスを見ます。

古代エジプトから中世ヨーロッパにいたるアヘンの歴史がパネルで紹介されていたり、麻薬工場のジオラマがあったり、非常に見応えがあります。

全部みてまわると2時間以上かかります。

筆者は1時間でお腹いっぱいになりました。

ワット・プラタート・プーカオ

ワット・プラタート・プーカオから見るゴールデントライアングル
ゴールデントライアングルの雄大な景色

「ワット・プラタート・プーカオ」は759年に建立された古いお寺です。

寺院は荒廃状態にありますが、メコン川沿いの小高い丘に位置しており、ゴールデントライアングルの雄大な景色を望める人気スポットになっています。

また、戦没者慰霊碑も3基建立されているので、訪れる機会があれば、是非手を合わせていただきたいと思います。

ワット・プラタート・プーカオの木造の重曹屋根が印象的な山門
木造の重曹屋根が印象的な山門

木造の重曹屋根が印象的なタイヤイ様式の山門をくぐって境内へと向かいます。

ワット・プラタート・プーカオ本堂に続く階段を護る迫力満点のナーガ(蛇神)
本堂に続く階段を護る迫力満点のナーガ(蛇神)

寺院へと続く階段を護る迫力満点のナーガ(蛇神)。

階段をのぼるのがつらい方は、車やバイクでも行けます。

ワット・プラタート・プーカオの丘からメコン川を見下ろす立像
丘からメコン川を見下ろす立像

展望台からゴールデントライアングルを見下ろす立像

ワット・プラタート・プーカオの三角地帯記念モニュメント
ワット・プラタート・プーカオの三角地帯記念モニュメント

立像の隣にはゴールデントライアングル公園と同じ記念モニュメントがあります。

アバター
HIRO
ワットプラタート プーカオの方が高台なので見晴らしが良く、人も少ないのでおすすめです。
ワット・プラタート・プーカオの荒廃dしyた本堂

寺院は展望台から100mほど離れています。

境内には荒廃した本堂と上部が崩れた仏塔が残っています。

ワット・プラタート・プーカオの戦没者慰霊碑

戦没者慰霊碑が3基建立されています。

名称ワット・プラタート・プーカオ
タイ語พระธาตุดอยปู่เข้า
営業時間24時間
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ワット・パーサック

ワット・パーサック

ワット・パーサックはゴールデントライアングル公園からメコン川を10km南下したパーサック歴史公園の中にあります。

敷地内には22の寺院遺構が点在しており、スコータイ歴史公園のような雰囲気です。

最大の見所である中央の仏塔の高さは12.5m、周囲には仏龕が設けられ立像が納められています。

園内の入場は無料ですが、中央の仏塔だけ50Bの入場料がかかります。

係の人に写真だけ撮りたいと言ったら、柵の中に入らなければ無料と言われました。

ワット・パーサックの遺跡

筆者はパーサック歴史公園の正面にあるチェンセーン国立博物館が目的だったので、車で通った際に写真だけ撮りましたが、次回は他の遺跡を見ながらじっくり散策したいと思います。

名称ワット・パーサック
タイ語วัดป่าสัก
営業時間 – 
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ワット・プラタート・チェディルアン

ワット・プラタート・チェディルアンの仏塔

ワット・プラタート・チェディルアンはパーサック歴史公園から徒歩5分の場所にあります。

ランナー王朝2代目セーンプー王によって1332年に建立されました。

寺名の「チェディルアン」はタイ語で大きなパゴダ意味し、境内にはチェンセーンで一番大きな高さ88mのパゴダが建っています。

名称ワット・プラタート・チェディルアン
タイ語วัดพระธาตุเจดีย์หลวง
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ワット・プラタート・パーガオ

ワットプラタートパーガオの入り口

ワットプラタートパーガオはゴールデントライアングル公園からメコン川沿いを20km南下したチェンセーンの町にあります。

こちらの寺院は廃寺になった3つの寺院が統合されているのでかなり広いです。

ワットプラタートパーガオの本堂
外壁だけ新しく建て直された本堂
ワットプラタートパーガオの御本尊

御本尊はそのまま保存されており、基壇と上半身が少しだけ残っています。

ワットプラタートパーガオの岩石の上に建つ仏塔

本堂の脇にはプラタート・パーガオと呼ばれる岩石の上の建つ仏塔があります。

ワットプラタートパーガオの祠堂

妻側と棟飾(チョーファー)の装飾が見事な祠堂

祠堂を護るモーム(神獣)

入り口を護るモーム(神獣)は今まで見た中で一番迫力がありました。

名称ワット・プラタート・パーガオ
タイ語วัดพระธาตุผาเงา
営業時間6時00分~18時00分
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プラ・ボロムタート・プッタニミット・チェディ

プラ・ボロムタート・プッタニミット・チェディ

プラ・ボロムタート・プッタニミット・チェディはチャクリー王朝の200周年を記念して建立された白亜の大仏塔です。

ワット・プラタート・パーガオの敷地内にあり、寺院を抜けてのぼった小高い丘の頂上に建っています。

バイクまたは車がないと厳しいです。*歩きでは無理です。

プラ・ボロムタート・プッタニミット・チェディからの眺め(メコン川を見渡せる)

メコン川を見渡せる展望台があり、ここからの眺めが最高です。

ワット・プラタート・パーガオの山頂のサイアムテラティワート像
サイアムテラティワート像
プラ・ボロムタート・プッタニミット・チェディ内部に安置されている仏像

仏塔の中に入れるようになっていて、中央に仏像が多数安置されています。

プラ・ボロムタート・プッタニミット・チェディ内部の壁画

堂内の壁には美しいが壁画が描かれています。

プラ・ボロムタート・プッタニミット・チェディ内部の資料館入り口

四隅に小部屋があり、仏塔にゆかりのある写真や資料が展示されています。

名称プラ ボロムタート プッタニミット チェディ
タイ語พระบรมธาตุพุทธนิมิตเจดีย์ 
営業時間6時00分~18時00分
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チェンマイからゴールデントライアングルへの行き方

グリーンバスでゴールデントライアングルへ行く

チェンマイからゴールデントライアングルへのアクセスは、チェンマイ第3バスターミナルからグリーンバスの直行便が1日2便運行しています。

チェンマイ第3バスターミナル

宿泊先からバスターミナルまでのアクセスはこちらの『チェンマイ旧市街の移動手段のまとめ』をご覧ください。

チェンマイ第3バスターミナルのグリーンバス窓口
グリーンバスの窓口
営業時間:5:30〜22:00
連絡:062-3107309

グリーンバスのチケット売り場はチェンマイ第3バスバーミナルの入り口を入ってすぐ左側です。

窓口で身分証(パスポートまたはタイの運転免許)を提示してゴールデントライアングルと言えばOKです。

運行ダイヤ:チェンマイ発(行き)

チェンマイ発ゴールデン着等級(座席数)運賃
8:00発16:10着1等(38席)315バーツ
12:00発17:25着1等(38席)230バーツ

最新の運行情報はグリーンバスのアプリで確認してください。

直行便は1日2本だけですので、チケットがとれなかった場合、とりあえずチェンライまで行き、チェンライ第1バスターミナルでミニバンや路線バスに乗り換えます。

チェンマイからチェンライへのアクセスはいろいろあるので、こちらの『チェンマイからチェンライへのアクセス』をご覧ください。

ツアー会社でゴールデントライアングルへ行く

KLOOK (クルック)からゴールデントライアングル日帰りツアーが出ています。

ツアーの内容は、

チェンマイ→メーカチャン温泉ホワイトテンプルバーンダム美術館ゴールデントライアングル→チェンマイ

というプラン内容です。

  • 所要時間は13時間
  • 料金は8000円
アバター
HIRO
お手頃価格でとても内容の濃いツアーですが、タイトなスケジュールなので年配の方には厳しい気がします。

チェンライからゴールデントライアングルへの行き方

ミニバン

チェンライ第1バスターミナルのグリーンバス窓口
グリーンバスの窓口

チェンライ第1バスターミナルからグリーンバスのミニバンに乗りゴールデントライアングルへ。

*最新の運行情報はチェンライ第1バスターミナルのグリーンバスの窓口で確認してください。

チェンセーン行き路線バス

チェンライ第1バスターミナル10番乗り場のチェンセーン行きバス
チェンセーン行き路線バス

10番プラットポームからチェンセーン行き路線バスに乗り、終点でゴールデントライアングル行きソンテウに乗り換えます。

運行時間は概ね1時間に1本です。

 路線バスソンテウ
運賃39バーツ40バーツ
所用時間1時間30分15分

関連情報:チェンライバスターミナル1情報 行き先と乗り場案内

メーサイ行き路線バス

チェンライ第1バスターミナル7番乗り場から出発するメーサイ行き路線バス
メーサイ行き路線バス

チェンライ第1バスターミナル7番乗り場からメーサイ行き路線バスに乗り、メーサイ国境行付近でゴールデントライアングル行きソンテウに乗り換えます。

運行時間は概ね1時間に1本です。

 路線バスソンテウ
運賃39バーツ40バーツ
所用時間1時間30分30分

国境ゲートを背にして来た道を戻るように10分ほど歩くと左手にゴールデントライアングル行きの青いソンテウがとまっています。

車体に英語で「Golden Triangle」と書いてあるのですぐにわかります。

メーサイからゴールデントライアングル行く青いソンテウ
ゴールデントライアングル行きの青いソンテウ

朝一でチェンライを出発すれば、半日で3カ国入国というレアな体験もできますよ。

チェンライ(タイ)→タチレク(ミャンマー)→ゴールデントライアングル(ラオスの観光特区)

関連記事:【メーサイ-タチレク】国境への行き方とミャンマー入国手続き

ゴールデントライアングルからの帰り方

ゴールデントライアングル公園付近からチェンライに行くミニバンが運行しています。

概ね1時間に1本。運賃は50バーツです。

帰りの時間を気にせず観光を楽しみたい方はレンタルバイクやレンタカーがおすすめです。

チェンライ市街からゴールデントライアングルまでは新しい道路ができたので、安心してドライブを楽しめます。

そのままチェンコーンへ行かれる方は以下の記事も確認ください。

関連記事:チェンコーンへの行き方とチェンコーンおすすめ観光スポット11選




ゴールデントライアングルの行き方とおすすめ観光スポット9選
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