銀の寺として知られるチェンマイの「ワットシースパン」。
ウワラーイ通りの銀細工職人によって建てられた世界初の銀の寺であり、完成には8年もの歳月が費やされました。
寺院には精巧な銀細工が施されており、その美しさに感動する人びとがあとを絶ちません。
また、本堂の左脇には工房では、見学や銀細工体験ができます。
本記事では、チェンマイの銀の寺「ワットシースパン」の行き方と寺院の様子を写真を交えて紹介します。
ワットシースパン【チェンマイの銀閣寺】
名称 | ワットシースパン |
通称 | チェンマイの銀閣寺 |
タイ語 | วัดศรีสุพรรณ |
英語 | Wat Sri Suphan |
営業時間 | 6時~18時*土曜日23時 |
参拝料金 | 無料 |
見所 | 世界初の銀寺・銀細工工房 |
アクセス | 徒歩・自転車・ソンテウ |
チェンマイの銀の寺「ワットシースパン」は、1500年にラーンナー王朝11代目ムアンゲーオ王とシリヤワディ王太后によって建てられました。
創建当初は普通の寺院でしたが、2000年代に入ってから、ビルマから移り住んだ銀細工職人たちによって、美しい銀属細工の装飾がほどこされ「シルバーテンプル」と呼ばれるようになりました。
近くの「ムーンサーン寺院」も銀細工職人が施した装飾が見事です。「日本人戦没者の慰霊碑」「第二次世界大戦資料館」「スッタジットー美術館」など見どころ満載ですので、一緒にまわるのがおすすめです。
【チェンマイの銀寺】の行き方
チェンマイ旧市街からチェンマイの銀寺までは、「ソンテウで40B」「トゥクトゥクで100B」が相場です。
ソンテウやトゥクトゥクの利用方法は「チェンマイ旧市街観光の移動手段」を確認ください。
徒歩の場合、チェンマイ門を背に斜め右に見える「ウワライ通り」を600mほど直進すると、右手に入り口が見えます。
地元民が利用する裏道
地元民が利用する近道(裏道)もありますので参考にどうぞ。
*ニマンヘミンから行く場合は、こちらの方が近いです。
センプーン門を南に50mほど直進すると左手に英語で「Wat Sri Suphan」と書かれた銀の看板があります(地図:オレンジ自転車)。
歩くのが面倒な方は、シェアサイクルを利用して下さい。
ウアラーイ通り周辺には美味しいグルメの人気店がたくさんありますので、一緒に巡ることをおすすめします。
ワットシースパンの見どころ
銀の布薩堂(ウボーソット)
一番の見どころは、銀細工職人が8年の歳月をかけて完成させた世界初となる銀のお堂(ウボーソット)です。
お堂の内には「プラチャオ・チェットトゥー」という黄金の仏像が安置されています。
残念ながら堂内は女性の立ち入りが禁止されています。
外壁にも精巧な銀細工が施されていますので、ぜひ、まわりを1周してみてください。
堂内は、その美しさに言葉を失うばかりで、驚嘆の声しか出てきません。
布薩堂にはムアンケーオ王とシリヤサワディー王太后によって鋳造された「プラチャオ・チェットトゥー」という仏像が安置されています。
本堂(ウィハーン)
シャープな曲線美が美しい屋根をのせたランナー様式の本堂(ウィハーン)
経蔵(ホートライ)
シリヤワディ王太后の像
銀細工工房
本堂の左脇の銀細工工房では、見学や銀細工体験(要予約)もできます。
カンカン音を響かせて、銀の板を打っている作業現場が見学できます。
ワークショップも開催されていますので、時間がある方は、旅の記念にシルバーアクセサリー作りに挑戦してみてください。
銀細工職人が作ったアクセサリーや置物を販売しています。
木槌を使う、タイ北部の伝統マッサージ、トークセンの施術を受けることができます。
- 15分50バーツ
- 60分200バーツ
ワットシースパンがあるウワライ通りでは毎週土曜日にサタデーマーケットが開催。
「サタデーマーケット」の日には、ブルーのライトが寺院を照らし、まるで別世界にいるかのような非日常的な空間につつまれます。
その他のお寺は「チェンマイのお寺25選 名刹からインスタ映え寺まで」にまとめています。