この記事では、海外生活で誰もが直面する野菜不足解消法として、「冷蔵庫ぬか漬け」をご紹介しています。
海外で暮らしはじめて毎日野菜を食べるのが難しいと感じている方!
仕事が忙しくて自炊が続かない!
というような方に読んだもらえたら嬉しいです。
冷蔵庫ぬか漬け
ぬか漬けが身体にいいことは知っていても毎日ぬか床をかき混ぜる手間や、
部屋の臭いが気になってぬか漬け作りに踏み切れない人も少なからずいるかと思います。
でも、ぬか床を冷蔵庫に入れることで全てを解決できます!
ぬか床の作り方
市販の生ぬかで作る
はじめてぬか漬けを作る方は水を混ぜるだけで作れる市販のぬか漬けのもとがおすすめです。
生ぬかで作る
近所のお米屋さんから生ぬかをわけてもらえる方や、海外在住で市販のぬか漬けのもとが手に入らない方は、生ぬかでぬか床を作ります。
生ぬかを使う場合は、フライパンで炒って雑菌や昆虫の卵などを殺菌してから使いましょう。
油をひかずにフライパンを中火にかけ、生ぬかを入れたらサラサラになるまで乾煎りします。
*焦がさないように注意してください。
乾煎りした米ぬかが冷めたら、以下のものを足します。
- 鷹の爪
- 昆布
- 鰹節
- ビール
- 煮干し
- 干し椎茸
- 山椒
- ヨーグルトなど
*全部入れる必要はありません。
ぬか床に昆布や鷹の爪入れたら、次はキャベツの切りはしや人参のへたを入れます。
これは、捨て野菜と言って、ぬか床が発酵するための栄養を補充するためです。
全部入れ終わったら手のひらで表面をおして平らにします。
はじめの5日くらいは朝と晩2回ぬか床をかき混ぜた方が良いということですが、筆者は朝の1回だけしか混ぜませんでした。
写真は3日目の捨て野菜です。
キャベツを食べてみたら普通に美味しくて4日目からつけ始めました。
ぬか床の手入れ
容器のまわりを清潔に
ぬか漬けを取り出りだす時に上下にかき混ぜることと、カビが生えないように容器の周りついたぬかをきれいにすることが必要です。
水が溜まる
大根やナスなど水分のおおい野菜をつけると水が溜まるときがあります。
水が溜まったら容器の縁にキッチンペーパーをひいて壁に斜めに立てかけて10分放置します。
ぬか床がこぼれないように注意してください。
ぬか床に溜まった水には、旨味や乳酸菌、酵母菌、ビタミンなどの栄養分が含まれているので捨ててしまうのはもったいないという方は、足し糠してください。
ぬか漬けレシピ
市場に行くと新鮮な朝摘み野菜がたくさん売っています。
色々な野菜を試してみたので、美味しかったぬか漬けとまずかったぬか漬けを野菜の下準備とともに発表します。
かぼちゃのぬか漬け
かぼちゃは縦に4つ切り、8つ切り(大きさにより)にしてスプーンで種を取りのぞきます。
かぼちゃの皮はピーラーが効かないので、まな板の上で皮を切ります。
適当な大きさに切って塩を少し揉みこんでからぬか床に漬けます。
2日から3日で漬けあがります。
カリカリした食感と甘み、かなり美味しいです。ぼくのイチオシです!
フルーツっぽいフレーバーが白ワインとあいます。
きゅうりのぬか漬け
ピーラーで縞目に皮をむきます。
エグ味や苦味が気になる人はへたを切ったらすりあわせてアクをとります。
塩を少し揉みこんでからぬか床に漬けます。きゅうりは漬かりやすい野菜なので朝に漬けたら晩ご飯に間に合います。
逆に2日目以降は漬かりすぎてしまうので、二日で食べきれる量を漬けるようにします。
タイのきゅうりも小ぶりのものはぬか漬けにすると美味しいです!値段も安いのでオススメです。
かぶのぬか漬け
かぶは厚めに皮をむいて塩を少し揉み込んで漬けます。
2日くらいが食べごろです。
美味しいですが、個人的にはかぶは塩もみの方が好きです。
なすのぬか漬け
ピーラーで縞目に皮をむきます。塩を少し揉み込んでつけます。
2日くらいが食べごろです。なすときゅうりのぬか漬け、これに味噌汁があったらおかずいらないですね。
ゴーヤのぬか漬け
半分に切ってスプーンでワタを取り出します。
塩を少し揉みこみ、ワタを取り出した部分にもしっかり糠をつめて漬け込みます。
3日くらいが食べごろです。ゴーヤはぬか漬けにすると苦味があまり気になりません。焼酎にあいます。
白菜のぬか漬け
根の部分切って葉を一枚一枚丁寧にはがします。
塩をかるくすりこみ、芯と葉が交互になるように漬けていきます。
1日で漬かります。美味しいですが、ぬか床から白菜を取り出すときにかなり糠が減るので一度しか作っていません。白菜は塩もみの方が個人的には好きです。
キャベツのぬか漬け
キャベツの葉を1枚ずつはがして洗ってから食べやすい大きさにちぎって漬けます。
冷蔵庫で半日から1日くらいです。
甘みがあって白菜より美味しいですが、ぬか床から取り出すときにぬかが減るので葉物のぬか漬けはやめました。
人参のぬか漬け
人参は皮をむき縦に半分に切りスティック状にしたら、塩を少し揉み込んで漬けます。
漬けこみ時間は3日から4日ぐらです。
大根のぬか漬け
大根はピーラーで皮をはぎ縦に半分または4つ切りのスティック状にします。
塩を少しすりこんでぬか床に漬けます。
ぼくは切ったらすぐに漬けますが。水分が多いでの半日ほど陰干ししたほうがいいみたいです。
セロリのぬか漬け
セロリは容器に入る大きさに切ったら太い茎の部分はピーラーで筋を取ります。
漬けこみ時間は1日から2日です。
茎は美味しかったですが葉はあまり美味しくなかったです。
にんにくのぬか漬け
にんにくの皮を剥くのが面倒ですがチェンマイの市場では剥いてあるニンニクが売っています。
洗って糠床に入れるだけなので楽ちんです。ちなみにこの量で50円くらいです。安いでしょ。
漬けこみ時間は10日ほどかかりますが、1カ月後も食べられます。(確認済み)
ニンニクのように香りの強いものは容器を分けて使っています。
玉ねぎ・長ネギのぬか漬け
美味しいぬか漬けばかりではなく、あまり美味しくなかったぬか漬けもありました。
長ネギはまあまあでしたが、玉ねぎはまずかったです。
スイカの皮のぬか漬け
スイカは市場で丸ごと買ってくるので、これが美味しかったら経済的だなぁと少し期待しましたが、
水っぽくてまずかったですw
ぬか漬けより簡単!5分で出来る野菜の塩もみとは