【ワット・チェディルアン】チェンマイの守護柱が祀られている名刹

2019年11月2日




【ワット・チェディルアン】チェンマイの守護柱が祀られている名刹

チェンマイの守護柱が祀られている名刹中の名刹、ワット・チェディルアンの見どころを歴史を交えてご紹介していきます。

基本情報

名称ワット・チェディルアン
英語名称วัดเจดีย์หลวงวรวิหาร
英語名称Wat Chedi Luang
営業時間7時00分~〜18時00分(博物館:8時30分~〜17時00分)
寺格第3級ウォーラウィハーン
参拝料40バーツ
見どころ巨大仏塔・チェンマイ都市守護柱

ワット・チェディルアンはラーンナー王朝第7代セーンムアンマー王が父親(ラーンナー王朝第6代クーナー王)の功績をたたえるために14世期に建設を開始しました。

存命中は完成に至らず、王の配偶者(ティロークチュタテーウィー王妃)によって引き継がれ、ラーンナー王朝第9代ティローカラート王の治世時代(15世期)に完成しました。

チェンマイの歴史を物語る格式の高い寺院で、第3級ウォラウィハーンの格付けがされています。

チェンマイの守護柱

チャトラムック様式を用いたウィハーン・インタキン
チャトラムック様式を用いたウィハーン・インタキン

入り口で入場料を払い門をくぐって境内に入ると、目の前にチェンマイ都市守護柱が祀ってあるお堂(ウィハーン・インタキン)があります。

毎年5月ごろに行われるサオ・インタキン祭の時に1年に1度だけチェンマイの守護柱がご開帳され、参拝客は供物をしてチェンマイの繁栄、作物の豊作、家族の健康や幸せを祈ります。

もともとサオ・インタキンと呼ばれるチェンマイの守護柱は(三人の王様像の正面左)ワット・インタキン・サドゥムアンに祀ってありましたが、1800年にラーンナー王朝のカーウィラ王によりワット・チェディルアンに移されました。

伝説によると、マンラーイ王はチェンマイ創都の際、(現在のタイ王国の領域にタイ族が南下する以前から住んでいた)ルワ族と呼ばれる先住民に、末長く繁栄した王朝を築きたいなら都市の中心に守護柱を祀りなさいと提言を受け、ワット・インタキン・サドゥムアンにチェンマイの守護柱を建てて祀ったそうです。

しかし、1558年にミャンマーにチェンマイが征服されると200間年支配され、ワット・インタキン・サドゥムアンは廃寺になりました。

その後、タークシン王の治世でチェンマイからミャンマーを追い出すと、ラーンナー王朝のカーウィラ王が廃寺になったワット・インタキン・サドゥムアンからサオ・インタキンを取り出しワット・チェディルアンに移し現在に至ります。

正面:ウィハーン・インタキン内部
正面:ウィハーン・インタキン内部

高さ1m35.5cm

背面:ウィハーン・インタキン内部
背面:ウィハーン・インタキン内部
天井:ウィハーン・インタキン内部
天井:ウィハーン・インタキン内部
ウィハーン・インタキン内部の壁画
壁画:ウィハーン・インタキン内部

ウィハーン・インタキン内部の壁一面に仏教の世界観が描かれています。

とても神秘的で奥深く、言葉で言い表せないような雰囲気をもった空間です。

*残念ながら女人禁制です。

礼拝堂(ウィハーン)

ワット・チェディルアンのランナー建築様式の中央礼拝堂
ランナー建築様式の礼拝堂

チェンマイの守護柱が祀ってあるお堂の右側の大きな建物が礼拝堂です。

ワット・チェディルアンの中央礼拝堂の側面
礼拝堂の側面
ワット・チェディルアンの妻側のきらびやかな装飾
礼拝堂:妻側のきらびやかな装飾
ワット・チェディルアンの礼拝堂を護る2匹のナーガ(蛇神)
礼拝堂を護る2匹のナーガ(蛇神)
ワット・チェディルアンの礼拝堂内部
ワット・チェディルアンの礼拝堂内部

内部は高い天井から吊るされているシャンデリアと黄金色の柱の列がきらびやかに輝いていて、ゴージャスかつ荘厳な雰囲気をかもし出しています。

絶対にインスタ映えしますよ!

ワット・チェディルアンのプラ・アッターロットと呼ばれる仏立像
พระโมคคัลลานะ(左)พระอัฏฐารส(中央)พระสารีบุตร(右)

祭壇の中央に祀ってあるプラ・アッターロットと呼ばれる立像の高さは8.23m。

印相は最もポピュラーな施無畏印(右手)と与願印のセット(左手)で、神聖な気持ちであなたの願いを聞きいれますよという意味のハンドサインです。

両脇はお弟子さんがお供しています。

左の立像はプラ・モッカラナ像で右の立像はプラ・サリブット像です。

巨大仏塔(チェディルアン)

ワット・チェディルアンの巨大な仏塔
ワット・チェディルアンの巨大な仏塔

お寺の名前にもなっているチェディルアン(巨大な仏塔という意味のタイ語)の高さは42m、基壇の一辺の長さは54mで、チェンマイで一番大きな仏塔です。

上部は半壊していますが、これは1545年の大地震によるもので創建当時の高さは86mあったといわれています。

仏龕

ワット・チェディルアンの仏龕に祀ってある仏像
ワット・チェディルアンの仏龕

巨大仏塔の4方向にはそれぞれ仏龕(壁面に設けられた小室)が設けられており、仏像が安置されています。

現在、バンコクのワット・プラ・ケオ王宮寺院に祀られているエメラルド仏(プラ・ケーオモーラコット)は1468年〜1551年までこちらのワット・チェディルアンに祀られていました。現在はレプリカが祀ってあります。

ナーガ(蛇神)

ワット・チェディルアンの仏塔の階段の両脇のナーガ
ナーガ(蛇神)

基壇の階段の両脇には5つの頭を持つナーガ(蛇神)が4方向に8匹配されています。

28頭の象

ワット・チェディルアンの仏塔の基壇を取り囲む28頭の象
ワット・チェディルアンの仏塔の基壇を取り囲む28頭の象

基壇の中段で仏塔の崩壊を支えているようです。

十二支仏塔のレプリカ

ワット・チェディルアンの仏塔の裏に並んでいる十二支仏塔のレプリカ
十二支仏塔のレプリカ

仏塔の後ろ側には十二支仏塔のレプリカが並んています。

ラーンナー文化が発展したタイ北部では干支ごとに対応する仏塔がきまっていて、自分の干支の仏塔にお参りするとご利益があるといわれています。

ワット・チェディルアンのライトアップ

ライトアップされた巨大仏塔
ライトアップされた巨大仏塔

夜はオレンジ色にライトアップされ、昼間とはまた違ったイメージです。

漆黒の闇の中に神秘的に浮かぶワット・チェディルアンはインスタ映え間違いなしです。

サンデーマーケットのついでに寄りたい方はチェンマイ門の入り口が一番近くです。

お堂

仏塔の背面には小さなお堂がいくつかあり、ワット・チェディルアンにゆかりの深い高僧の蝋人形や涅槃像が祀ってあります。

ルアン・プーマン・プーリタート師が祀ってあるお堂
ルアン・プーマン・プーリタート師が祀ってあるお堂
お堂のナーガ
お堂を護る2匹のナーガ
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พระครูวินัยธรมั่น ภูริทตฺโต

「Thai Forest Tradition」を確立し、瞑想指導に従事した高僧です。

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ルアンプー・ウェーン・スチンノー師が祀ってあるお堂
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お堂を護るヒムマパン(神話に登場する珍獣)
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หลวงปู่แหวน สุจิณฺโณ

ルアンプー・ウェーン・スチンノー師の蝋人形

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涅槃像
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タイ語名称:กุมภัณฑ์

鳩槃荼(くばんだ)はインド神話の魔神、仏教では護法神の一族です。

ゴムの木

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ワット・チェディルアンに植えられた3本のゴムの木

境内にはカーウィラ王の治世期に植えられた樹齢200年を超える大きなゴムの木(フタバガキの木)が3本あります。

博物館

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営業時間:8時30分~〜17時00分

境内にある博物館は入場無料です。

ワット・チェディルアンの修復の歴史がわかるパネルや、崩壊したお寺の一部が展示されています。

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仏塔の修復の歴史
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礼拝堂修復の歴史
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歴代の住職

英語の説明もあるので、時間がある方はぜひよってみてください。さらにワット・チェディルアンの理解が深まります。

ワット・チェディルアンは見どころ満載のお寺ですので、サクッと見てまわるだけでも30分、博物館まで全てまわるなら1時間30分は欲しいところです。歴史が好きな方でもそうでない方でも楽しめます。