タイ持ち込み禁止【完全リスト版2026】電子タバコ・食品・薬・お菓子

タイ持ち込み禁止【完全リスト版2026】電子タバコ・食品・薬・お菓子

タイと日本では出入国の規制に大きな違いがあります。

せっかく買ったお土産が空港で没収される、持ち込んだ品物で罰金や逮捕。

そんな事態を避けるために、出発前にこのガイドを必ず確認してください。

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在タイ10年の筆者が持ち込み禁止品を一覧表と詳細解説でまとめています。
まず冒頭の一覧表で自分の持ち物を確認し、気になる品目は下の各セクションで詳細を読んでください。

タイ入国時に持ち込み禁止

🇯🇵→🇹🇭 タイ入国時(日本からタイへ)
品目 ステータス 主な規制・上限
電子タバコ・加熱式タバコ・水タバコ 🚫 完全禁止 5年以下の懲役 or 50万バーツの罰金
禁止薬物(大麻・麻薬など) 🚫 完全禁止 逮捕・起訴対象
ポルノ・わいせつ物 🚫 完全禁止 没収・逮捕
偽造品(コピー商品) 🚫 完全禁止 没収・場合により逮捕
紙巻きタバコ ⚠️ 数量制限あり 200本(1カートン)まで
葉巻 ⚠️ 数量制限あり 250gまで
アルコール類 ⚠️ 数量制限あり 1リットルまで
外国通貨 📋 超過時は申告 1万5千ドル相当以上で申告必要
タイバーツ(持ち込み) ⚠️ 数量制限あり 45万バーツまで
カップラーメン・インスタント食品・お菓子 ✅ 持ち込み可 個人使用量であれば申告不要
個人用医薬品 📋 30日分まで 向精神薬等は申告・許可が必要

電子タバコ・加熱式タバコの持ち込み禁止|罰金最大50万バーツ

タイで押収された電子タバコ
タイで押収された電子タバコ

タイでは2014年に電子タバコ禁止条例が発令され、電子タバコ・加熱式タバコ・水タバコの輸入が一切禁止されています。IQOSやgloなど日本で普及している加熱式タバコも対象です。

違反した場合は、罰金や拘束などの処分を受ける可能性があります。
法律上は高額な罰金や懲役刑が科されるケースもあり、状況によって処分内容は異なります。

  • 販売目的と判断された場合:重い処分(懲役・高額罰金)の可能性あり
  • 通常:個人所持の場合:没収や罰金となるケースが多い
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実際には罰金で済むケースが多く、日本円で7万円〜8万円ほどの支払い。ただし対応は担当職員によって異なるため、そもそも持ち込まないのが安全です。

麻薬・ポルノ・偽造品の持ち込みは即逮捕

タイで麻薬所持で逮捕

麻薬・ポルノ・偽造品(知的財産侵害物)の持ち込みはいかなる場合も禁止です。罰金では済まず、逮捕・起訴の対象となります。

タバコ・お酒の持ち込み上限

タバコとお酒には持ち込める数量に上限があります。

  • 紙巻きタバコ:200本(1カートン)まで
  • 葉巻:250gまで
  • お酒:1リットルまで

超過した場合は没収・罰金またはその両方が科せられます。

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タイは喫煙場所の規制が厳しく、2019年2月以降スワンナプームをはじめ国内6ヶ所の空港が全面禁煙です。違反すると5,000バーツの罰金が科せられます。タバコを持ち込む前に吸える場所も確認しておきましょう。

通貨の持ち込み上限(現金・バーツ)

日本からタイに持ち込める現金には上限があります。

  • 外国通貨:1人あたり1万5千ドル相当まで(日本円で約200万円)
  • タイバーツ:1人あたり45万バーツまで

上限を超える場合はタイ税関への申告が必要です。詳細は(支払手段等の携帯輸出入の手続)を確認ください。

カップラーメン・インスタント食品・お菓子は持ち込める?

市販のカップラーメン・スナック菓子・インスタント食品は個人使用量であれば持ち込みに問題ありません。

段ボール単位など大量に持ち込むと販売目的と疑われる場合があるため、個人使用の範囲にとどめましょう。

個人用医薬品・サプリメントの持ち込み

日本からタイへ個人用の医薬品・サプリメントを持ち込む場合、30日分以内であれば申告不要です。

向精神薬や睡眠薬など規制対象の薬は事前にタイ保健省(FDA)の許可が必要です。

タイ入国時に申告すべきもの

申告すべき荷物問い合わせ先申請サイト
仏像・工芸品・骨董品タイ文化省(芸術局)http://nsw.finearts.go.th
銃器・弾薬・模造拳銃タイ内務省(地方行政局)https://www.dopa.go.th/
植物タイ農業協同組合省(農業研究局)https://www.doa.go.th/
動物タイ農業協同組合省(畜産局)https://dld.go.th/
医薬品・化粧品・サプリメントタイ保健省(食品・薬品委員会事務局)https://www.fda.moph.go.th/
車両部品タイ工業省https://www.industry.go.th/
関連する行政機関一覧

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ワシントン条約の対象動物や一部の果物・野菜などの特定商品は、関連する行政機関から必要書類を受け取り、タイ出入国時に税関検査場で申告する必要があります。

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タイ入国時の荷物で不安な点は、日本を出発する前にタイの税関(https://www.customs.go.th/)で確認しましょう。

タイ出国時に持ち出し禁止

🇹🇭 タイ出国時(タイから持ち出し禁止)
品目 ステータス 注意点
仏像・骨董品・美術品(高価なもの) 🚫 原則禁止 タイ文化省芸術局の許可が必要
タイバーツ(持ち出し) ⚠️ 上限あり 5万バーツ超は税関申告が必要
外国通貨(持ち出し) ⚠️ 上限あり 1万5千ドル相当超は税関申告が必要

※本表は2026年1月時点の情報をもとに作成しています。最新情報はタイ税関公式サイト農林水産省 動物検疫所でご確認ください。

タイの仏像

仏像・骨董品・美術品の持ち出し禁止

骨董品店で販売されている仏像・骨董品・美術品は文化財保護を目的として、原則タイ国外への持ち出しが禁止されています。

日本へ持ち込む場合はタイ王国文化省芸術局の許可が必要です。

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お土産屋や空港で販売されているプラクルアンや仏像は問題ありません。

タイバーツ&外国通貨の持ち出し制限

  • タイバーツ:1人あたり5万バーツまで
  • 外国通貨:種類を問わず1万5千ドル相当まで

超過する場合は空港で税関申告が必要です。無申告が発覚した場合は課税または没収の対象となります。

タイ出国時の免税払い戻し(VAT)

タイで2,000バーツ以上の買い物(同日同一店)をした外国人旅行者は、出国時に税金の払い戻しが受けられます。

詳しい手続きはスワンナプーム空港での免税手続きのやり方をご覧ください。

日本帰国時に持ち込み禁止

🇹🇭→🇯🇵 日本帰国時(タイから日本へ)
品目 ステータス 主な規制・注意点
麻薬・拳銃・爆発物・偽造品 🚫 完全禁止 即逮捕
大麻成分を含む食品・飲料 🚫 完全禁止 大麻取締法の対象・即逮捕
ヴィックスブランドのヤードム 🚫 持ち込み禁止 覚せい剤成分(L-デソキシエフェドリン)含有
ロモチル(下痢止め) 🚫 持ち込み禁止 麻薬成分(ジフェノキシレート)含有
タイレノール(タイ販売品) 🚫 持ち込み禁止 アセトアミノフェン含有量が日本基準超過
ハム・ベーコン・ソーセージ(食肉加工品) 🚫 完全禁止 真空・加熱処理済みでも不可。300万円以下の罰金
マナオ・マンゴウ・ライチ・バナナ・パパイヤ等の生果物 🚫 持ち込み禁止 害虫侵入防止(植物防疫法)
唐辛子・きゅうり・トマト(生野菜) 🚫 持ち込み禁止 植物防疫法の規制対象
ドリアン・タマリンド・パイナップル 📋 検査が必要 入国時に植物検疫を受けること
象牙・べっ甲・ワニ革製品 📋 事前手続き必要 ワシントン条約対象品。無許可で持ち込みは禁止
スナック菓子・インスタント麺・レトルト食品 ✅ 持ち込み可 肉の具材(非レトルト)が入っている場合は要注意
アルコール類 ⚠️ 免税枠あり 760ml×3本まで免税
紙巻きタバコ ⚠️ 免税枠あり 200本まで免税(未成年者は対象外)
コピー商品・ブランド偽造品 🚫 没収対象 大量持ち込みは商標法違反で逮捕の可能性

麻薬・拳銃・偽造品など:即逮捕

Airport 519020 640

麻薬・拳銃・爆弾・偽造カード・偽造紙幣・児童ポルノなどは日本への持ち込みが禁止されています。

発覚した場合は即逮捕です。

最近、タイで知り合った日本人から「友人への荷物を代わりに運んでほしい」と頼まれ、知らないうちに運び屋にされるケースが増えています。

最悪の場合、一生が台無しになります。勇気を出して断りましょう。

大麻食品の持ち込み

大麻ジュース

タイでは大麻の規制緩和が進んでおり、大麻入りのスナックやジュースがコンビニで手軽に買えます。

しかし、日本では大麻の所持が禁止されているため、大麻成分を含む食品を持ち込むと大麻取締法による処罰の対象となります。

うっかり日本に持ち帰らないようにしましょう。

タイの薬の持ち込み

タイの薬局は処方箋なしで医薬品が購入できますが、日本へ持ち込む際には注意が必要です。

1か月以上の量は申告が必要 個人使用であっても1か月分を超える量を持ち込む場合は、厚生局への事前申請が必要です。

持ち込み禁止の薬

持ち込み禁止の薬 日本で認可されていない薬は持ち込めません。特に注意が必要なのがヤードムです。

ヤードム(Vicks VapoInhaler)

日本に持ち込みが禁止されているVicksブランドのヤードム

タイで人気のヴィックスブランドのヤードムには、覚せい剤取締法で規制されているL-デソキシエフェドリンが含まれているため日本への持ち込みが禁止されています。

購入前にブランドを必ず確認してください。

その他の薬については厚生労働省 医薬品等の個人輸入に関するQ&Aで確認できます。

コピー商品の持ち込み

タイでは、ナイトバザールなどでコピー商品が普通に売られていますが、税関で発見された場合は没収されます。

また、大量に持ち込んで営利目的が疑われた場合、商標法違反で逮捕されることがあります。

象牙・べっ甲・ワニ革製品の持ち込み

象牙・べっ甲(タイマイの甲羅)の装飾品、ワニのバッグや財布などはワシントン条約の規制対象です。持ち込む場合は事前に手続きが必要で、無許可での持ち込みは禁止されています。

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持ち込みの可否や手続きは経済産業省 ワシントン条約規制対象種の調べ方で確認できます。

犬・猫・動物の持ち込み

タイから犬・猫を日本に持ち込むには、マイクロチップによる個体識別・複数回の狂犬病予防注射・狂犬病抗体検査などの証明書が必要です。

鳥・うさぎ・猛禽類など動物によって手続きが異なるため、農林水産省 動物検疫所で確認してください。

植物・花の持ち込み

土のついた花や植物は、土を落としても植物検疫が必要です。生のコーヒー豆・精米・ドライフラワーも対象となります。

なお、乾燥した香辛料で小売用容器に密封されているものは検疫不要です。

詳細は農林水産省 植物防疫所で確認してください。

食肉加工品の持ち込みは禁止・厳罰

ハム・ベーコン・ソーセージなどの食肉加工品は、真空パックや加熱処理済みでも日本への持ち込みが禁止されています。違反した場合は300万円以下の罰金または3年以下の懲役(法人は5,000万円以下)が科せられます。

2020年2月にはタイからソーセージを持ち込んだタイ人が成田空港で逮捕されています。タイのソーセージは美味しいですが、絶対に持ち帰らないでください。

持ち込み禁止・要検査の果物リスト

外国の害虫や病原菌の侵入を防ぐため、多くの果物は日本への持ち込みが制限されています。

基本的に、生の果物は原則持ち込み禁止で、条件を満たした場合のみ持ち込み可能です。

持ち込みが制限されている主な果物

マナオ(キーライム)/マンゴー/パッションフルーツ/マンゴスチン/ライチ/バナナ/パパイヤ/オレンジ/スターフルーツ/ナツメ/釈迦頭/グアバ

条件を満たせば持ち込み可能な果物(要検査)

ドリアン/ココヤシ/タマリンド/パイナップル

これらの果物を日本に持ち込むには、輸出国政府機関が発行した「植物検疫証明書」が必要です。

さらに、日本到着時に空港で検疫を受ける必要があります。

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証明書がない場合は、その場で没収・廃棄となるため注意してください。

持ち込み禁止・要検査の野菜リスト

害虫や病原菌の侵入を防ぐため、以下の野菜は持ち込み禁止または検査が必要です。

持込が禁止されている野菜

唐辛子/きゅうり/トマト

入国時に検査が必要な野菜

パクチー/エシャロット/にんにく/レモングラス

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その他の果物・野菜については植物防疫所(タイからの持ち込み規制)で確認できます。

アルコール類の免税範囲

760ml×3本まで免税。超過分には以下の税金が課せられます。

  • ウイスキー・ブランデー:600円/リットル
  • ラム・ジン・ウォッカ:400円/リットル
  • リキュール・焼酎など:300円/リットル
  • ワイン・ビールなど:200円/リットル

※未成年者は免税対象外です。

タバコ・葉巻の免税範囲

紙巻きタバコ:200本

葉巻:50本

その他のたばこ:250g

超過分は1本につき12.5円の税金が課せられます。※未成年者は免税対象外です。

日本帰国時の免税範囲

免税範囲を超えたタバコやお酒は、免税品かどうかにかかわらず空港の税関検査場で超過分の税金を支払う必要があります。

香水 56ml(2オンス)まで免税。

金(地金) 20万円以上の金アクセサリー、または1,000g以上のゴールドバー(純度90%以上)を購入した場合は申告が必要です。

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タイで販売されているゴールドは純度96.5%のK23が主流です。

ブランド品・バッグ・指輪など 海外市価の合計が20万円まで免税。1個で20万円を超えるバッグや腕時計には関税・地方消費税がかかります。管轄の税関で確認ください。

よくある質問(FAQ)

IQOSやgloなどの加熱式タバコはタイに持ち込めますか?
持ち込めません。
タイでは電子タバコの輸入が禁止されており、IQOSやgloなどの加熱式タバコも規制対象です。
違反した場合は、没収に加えて、罰金または懲役が科される可能性があります。
日本を出発する前に、スーツケースの中も含めて必ず確認しておきましょう。
カップラーメン・お菓子・味噌汁はタイに持ち込めますか?
個人で食べる範囲の加工食品であれば、持ち込みできるものが多いです。
市販のスナック菓子、インスタント味噌汁などの一般的な加工食品は、旅行者が持参することも可能です。
ただし、大量に持ち込むと販売目的とみなされるおそれがあります。
また、肉成分や動植物由来成分を含む一部の商品は、別途規制対象になる場合があります。
市販の薬やサプリはタイに持ち込めますか?
一般的な市販薬は、個人使用の範囲であれば持ち込み可能です。
目安は30日分以内で、元のパッケージのまま持参し、必要に応じて処方箋や医師の証明書を用意しておくと安心です。
ただし、向精神薬や一部の規制薬物を含む薬は、事前にタイFDAの許可が必要になる場合があります。
サプリについても、成分によっては注意が必要です。
タイのカップ麺やお菓子は日本に持ち帰れますか?
お菓子は持ち帰れるものが多いです。
ただし、カップ麺やレトルト食品は中身に注意が必要です。
日本では、肉や肉製品を含む食品は原則として持ち込みが禁止されており、ハム、ソーセージ、肉エキス入り食品なども対象になる場合があります。
購入前に原材料表示を確認しておきましょう。
ヤードムは持ち込み禁止ですか?
ブランドによって異なります。
Vicksブランドの一部製品には、覚せい剤取締法で規制される成分が含まれているため、日本に持ち込めません。
一方で、すべてのヤードムが禁止というわけではありません。
購入前にブランド名と成分表示を確認しておくと安心です。
タイのソーセージは真空パックなら持ち込めますか?
持ち込めません。
日本では、ハム・ベーコン・ソーセージなどの肉製品は、真空パックや加熱処理済みであっても原則として持ち込み禁止です。
空港の検疫で没収の対象になります。
お土産に選ぶのは避けたほうが安全です。
マンゴーやドリアンは日本に持ち帰れますか?
マンゴーやドリアンなどの生の果物は、条件を満たせば日本に持ち込むことが可能です。
ただし、持ち込むには輸出国政府機関が発行した検査証明書を添付し、入国時に植物検疫を受ける必要があります。
また、ライチなど持ち込み禁止の果物もあるため、購入前に確認しておきましょう。

筆者情報

HIRO@CHIANGMAI43
2012–2023 チェンマイ在住/現在は日本とチェンマイを往復しながら取材
はじめてのチェンマイでも困らないように、11年の生活経験から「ここだけは押さえておきたいポイント」を中心にまとめています。
制度・料金は変更の可能性があります。最終確認は公式情報をご参照ください。