【入場無料】チェンマイの山岳民族博物館へのアクセス

【入場無料】チェンマイの山岳民族博物館へのアクセス

チェンマイの山岳民族博物館についてご紹介します。

カレン族、モン族、リス族など12の山岳民族の衣装や装飾品、狩りの道具や民族楽器の模型などが展示品されていて、山岳民族の風習や生活様式を知ることができます。

チャンマイ市街地から10分、入場無料なので雨の日のチェンマイ観光にオススメです。




チェンマイ山岳民族博物館への行き方

名称山岳民族博物館
タイ語พิพิธภัณฑ์ชาวเขา
営業8時30分~16時00分(土日休み)
入場料無料
場所Googleマップでひらく

博物館はノーンホー貯水池の真ん中にあります。

乗合ソンテウが通る場所ではないので、ソンテウかトゥクトゥクのチャーター、あるいはグラブタクシーを利用します。

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山岳博物館|館内ガイド

チェンマイの山岳民族博物館
ノーンホー池のど真ん中に浮かぶ4階建の山岳民族博物館

博物館の一階|お土産コーナー

山岳博物館1階のお土産屋 2
山岳博物館1階のお土産屋 3
山岳民族博物館のビデオを使った歴史の解説サービス

博物館の一階はお土産コーナーと解説パネルが設置されています。

パネルのボタンを押すとタイ語と英語で山岳民族の解説が流れます。

日本語が流れる解説パネルもありますよ!

博物館の二階|山岳民族の展示コーナー

山岳民族の分布図の解説パネル
山岳民族の分布図の解説パネル

2階には山岳民族の衣装や装飾品など展示されています。

民族博物館の資料によるとチェンマイには以下の7民族が暮らしています。

  • カレン族
  • モン族
  • ヤオ族
  • ラフ族
  • ルワ族
  • リス族
  • アカ族

カレン族

チェンマイ山岳民族のカレン族
  • 山岳民族のなかで最も人口が多い
  • タイに住んでいるカレン族は4部族
  • 首を長くするのはパダウン族の1部族だけ
  • もともとは首を長くするのは満月の日の水曜日生まれの女の子だけだった

民族博物館の解説パネルによると、

カレン族は山岳民族の中で最も人口が多く山岳民族全体の4割、タイには約5万人が暮らしていると考えられています。

*ミャンマーとタイを行ったり来たりする人が多く正確な数字は把握できてないそうです。

2千年以上前、もともとはモンゴル付近で暮らしていましたが、中国の侵略から逃げるようにチベットへ移動。

その後、徐々に南下してタイに移り住むようになったと言われています。

現在はミャンマーとタイ北部の国境付近で暮らしています。

カレン族は複数の種族があり、首を長くするのは純粋な血(他の部族と結婚した場合はNG)を受け継いだパダウン族の女性のみとされています。

伝統的には首を伸ばす女性は満月の日の水曜日に生まれた女の子だけで、5歳から9歳になると儀式の日にシャーマンにより首に真鍮リング巻きつけられ歳を重ねるごとに徐々にリングは増やされます。

昔は首輪を拒否すると部族追放になったそうですが、現在は首輪を巻かない子も多く、首輪を巻いても思春期になって外す子も少なくないそうです。

ヤンゴン病院のドクター・ジョン・グレイが首長族の首をレントゲン撮影したところ、実際は首は伸びていないことがわかりました。5歳のころから徐々に真鍮リングが増えて行く過程で鎖骨と軟骨が胸のほうへ押し込められてしまい、その結果、首が伸びたように見えるだけとのことです。

チェンマイ山岳博物館カレン族の衣装 1

民族博物館ではいろいろなデザインのカレン族の衣装がみることができます。

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モン族

チェンマイ山岳博物館モン族
  • 中国南部から移動してきた民族
  • 現在は主に中国、ベトナム、ラオス、タイで暮らしている
  • タイに住んでいるモン族は3グループ
  • モン族はメーオ族とも呼ばれている

モン族は山岳民族の中で2番目に人口が多く山岳民族全体の約2割をしめています。

もともと中国で暮らしていましたが漢民族の迫害をうけ第二次世界大戦ごろ中国南部とインドシナ半島に移動。その後、中国各地、ベトナム、ラオス、タイへと移り住んだと言われています。

タイにはチェンラーイ、チェンマイ、ナーン、ペレー、ターク、ランパーン、パヤオ、ペッチャブン、メーホンソーン、ガンペンペット、ピサヌローク、ルーイ、カンチャナブリ、スコータイの14県で生活しています。

モン族の民族衣裳 1


衣裳やカバンには色鮮やかな刺繍が施されています。

モン族の民族衣裳 2

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ミヤン族

チェンマイ山岳博物館ミヤン族
  • 中国南部から移動してきた民族
  • 現在は主に中国、ベトナム、ラオス、タイで暮らしている
  • ミヤン族はヤオ族とも呼ばれている

ミヤン族の人口は民族博物館の資料によると48882人が住んでいて山岳民族全体の3.38%をしめています。

もともと中国長江流域に住んでいましたが15、16世紀にベトナム、ラオス、タイ北部に移り住むようになりました。

ミヤン族が使っていた道具

山岳民族の衣装は色鮮やかなものが多いのにミヤン族の衣装はシンプルでした。

アカ族

民族博物館のアカ族の写真
  • チェンマイでアカ族といえばアカアマコーヒが有名
  • アカ族はイゴーとも呼ばれている
  • アカ族は3つのグループがある

民族博物館の資料によるとタイに住んでいるアカ族は山岳民族全体の約6割。

19世紀以降に中国雲南省からミャンマー、ラオス、タイに移り住んできた少数民族で、先祖は4世紀から8世紀にかけて雲南省に暮らしていた中国古代先住民チャン族で考えられています。

アカ族の村で栽培されるアカアマコーヒーが有名で、世界的なコーヒー豆のコンテストで最高品質の豆の1つに選ばれたことがあります。

関連記事:チェンマイのアカアマコーヒー コーヒー豆6種類の味や香りの特徴

ラフ族

民族博物館のアカ族の写真
  • もともとチベットで暮らしていた
  • 現在タイではチェンマイ、チェンラーイ、ターク、メーホンソーン、ガンペンペットに住んでいる

ラフ族の人口は民族博物館の資料によると116126人がタイに住んでいて山岳民族の8.06%をしめます。

タイの他には雲南省、ミャンマー、ラオス、ベトナムで暮らしています。

ラフ族の民族衣装

ラフ族の民族衣装も色使いがカラフルです。

リス族

民族博物館のリス族の写真
  • リス族にはボスやリーダーがいない
  • アニミズムというすべてのものの中に霊魂、もしくは霊が宿っているという考え方

もともとリス族はチベットのサルウィン川、メコン川付近に暮らしていました。その後、中国の雲南省に移動し時期ははっきりしませんが、徐々にミャンマーやタイに移り住むようになったと言われています。

リス族の人口は民族博物館の資料によると35622人がタイに住んでいて山岳民族の2.47%をしめます。

リス族の装飾品


リス族のシルバーの装飾品は普通にかっこいい。

山岳民族の伝統的住居

山岳民族集落の入り口

ノーンホー貯水池の周り(入り口のすぐ右手)には山岳民族の伝統的住居を再現した集落があります。

山岳民族博物館を見学したあとにこちらの集落もぜひ行ってみてください。

アカ族の家

アカ族の家

ルア族の家

ラフ族の家

家の中には当時の人が使っていた道具の復元模型が展示されています。

限られたチェンマイ旅行の時間、雨の日でも観光を楽しみたいという方に向けて、雨の日でも楽しめるチェンマイのおすすめスポットをまとめました。

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