
チェンマイ旧市街には「縁起の良い名前を持つお寺」が9寺あり、より多くのご利益を授かれる強力パワースポットとして人気があります。
本記事では、各寺院のご利益や行き方などを詳しくご紹介しています。

チェンマイ9寺巡礼ご利益一覧表
寺の名前 | ご利益 | タイ語寺名 | |
1 | ワット・ローイクロ | 厄払い | วัดลอยเคราะห์ |
2 | ワット・チェンユーン | 事業繁栄 | วัดเชียงยืน |
3 | ワット・チェン・マン | 安定 | วัดเชียงมั่น |
4 | ワット・モー・カム・トゥワン | 金運アップ | วัดหม้อคำตวง |
5 | ワット・ダッパイ | 厄除け | วัดดับภัย |
6 | ワット・ムーングンコーン | 金運・財運アップ | วัดหมื่นเงินกอง |
7 | ワット・チャイプラキアット | 名誉・名声 | วัดชัยพระเกียรติ |
8 | ワット・ドゥアンディー | 開運 | วัดดวงดี |
9 | ワット・ムーンラーン | 金運・運気アップ | วัดหมื่นล้าน |
ワット・ローイクロ

ワット・ローイクロは、バービアで有名なローイクロ通りにあるお寺で、ラーンナー王朝6代目クーナー王の治世期(1367年〜1388年 ) に建立されました。
タイ語で「ローイ」は流す、「クロ」は不運という意味があり、ローイクロ寺院を参拝すると、不運・悪運を取り去ることができたり、悲しみや苦しみなどの感情が流れてスッキリするといわれています。
災厄消除、厄難消除の願い事がある方におすすめです。
腐れ縁や悪縁がある方もチェンマイ滞在中に思い切ってバッサリといかがでしょうか。

本堂(ウィハーン)に安置されているご本尊


名称 | ワット・ローイクロ |
タイ語 | วัดลอยเคราะห์ |
ご利益 | 厄払い |
ワット・チェンユーン

ワット・チェンユーンは、お堀の北側に築かれた城門、チャンプアック門の近くにあるお寺です。
建立時期は明らかになっていませんが、ランナー王朝時代の重要な寺院の1つです。
ミャンマーの侵攻を受け長い間荒廃していましたが、1794年カーウィラ王によって再建されました。
タイ語で「チェン」は都市「ユーン」は堅持する・永続するという意味があり、
チェンマイ県知事や高い役職に就いた役人はワット・チェンユーンでチェンマイの永続的な繁栄(自分の役職が長く続くこと)を願って参拝することが慣習になっています。
事業繁栄や健康長寿などのお願い事がある方はいかがでしょうか。

お寺の入り口で鎮座している大きな仏像はルアンポータンジャイという何でも願い事を叶えてくれる仏像です。
ちなみに、ルアンポータンジャイ仏はドーイカム寺院が有名で連日タイ全土から参拝客が訪れています。



名称 | ワット・チェンユーン |
タイ語 | วัดเชียงยืน |
ご利益 | 繁栄 |
ワット・チェン・マン

ワット・チェンマンはラーンナー王朝の創始者マンラーイ王がチェンマイ創都(1297年)のさいに一番最初に建てたお寺です。
マンラーイ王はこのお寺に居住してチェンマイ建設の指揮をしたといわれています。
タイ語で「チェン」は都市や都、「マン」は安定という意味があり、ワット・チェンマンを参拝すると、安定した生活がおくれるといわれています。


15頭の象が支える仏塔、本堂の壁画、新礼拝堂に安置されているは2体の貴重な仏像など見どころ満載のお寺です。
息災延命や家内安全の願い事がある方はいかがでしょうか。
ワット・モー・カム・トゥワン

ワット・モー・カム・トゥワンは、お堀の北側に築かれた城門、チャンプアック門の近くにあるお寺で、ラーンナー王朝9代目ティローカラート王の治世期(1476年ごろ)に建立されました。
タイ語で「モーカムトゥワン」は金を量る黄金の鍋という意味があり、モーカムトゥワンを参拝するとお金に困らなくなるといわれています。
金運アップの願い事にいかがでしょうか。

鍋をペタペタさわってご利益を授かりましょう。




タイマッサージやタイ式占星術鑑定してもう事もできます。
名称 | ワット・モー・カム・トゥワン |
タイ語 | วัดหม้อคำตวง |
ご利益 | 金運アップ |
ワット・ダッパイ

ワット・ダッパイは1577年、ラーンナー王朝代9ティローカラート王の治世期に建立されました。
チェンマイ旧市街の北西(シンハラート通り)沿いにあります。
タイ語で「ダッ(プ)」は消す、「パイ」は危険、災害、脅威という意味があり、ワット・ダッパイを参拝すると、危険や災害、身に迫る脅威を消し去るといわれています。
身上安全や交通安全の願い事がある方はいかがでしょうか。

チェンセーン時代初期につくられたご本尊(ルアンポーダッパイ)は、危険や脅威、降りかかる災いを消す力があるといわれています。
チェンマイに長期滞在される方は事故に合わないように参拝しましょう。
名称 | ワット・ダッパイ |
タイ語 | วัดดับภัย |
ご利益 | 厄除け |
ワット・ムーン・グン・コーン

ワット・ムーン・グン・コーンはワットプラシンの近くにあるお寺で、クーナー王の治世期(1339年〜1373年ごろ)に金庫番(財務官)をしていたムーン・グン・コーンによって建てられました。
タイ語で「ムーン」は数字の万、「グン」はお金、「コーン」はためるという意味があり、ワット・ムーン・グン・コーンを参拝すると、お金があつまり財運に恵まれるといわれています。
金運、財運アップの願いごとがある方におすすめです。
小林聡美さん主演の邦画「プール」に登場したお寺でもあります。



小さなお寺ですが涅槃仏や仏塔など見どころ満載のお寺です。
名称 | ワット・ムーングンコーン |
タイ語 | วัดหมื่นเงินกอง |
ご利益 | 金運・財運アップ |
ワット・チャイプラキアット

ワット・チャイプラキアットは旧市街の中心部、3人の王様記念像の近くにある寺院で、ラーンナー王朝時代の中期頃に建立されました。
タイ語で「チャイ」は勝利、「プラ」は接頭語、「キアット」は名誉、名声、評判という意味があり、ワット・チャイプラキアットを参拝すると、名声や評判、勝利を得ることができるといわれています。
有名になりたいブロガー、ユーチューバーさんや試合を控えたスポーツ選手におすすめです。

名称 | ワット・チャイプラキアット |
タイ語 | วัดชัยพระเกียรติ |
ご利益 | 名声 |
ワット・ドゥアンディー

ワット・ドゥアンディーはチェンマイ旧市街中心部、三人の王様近くにあります。
建立時期ははっきりしませんがラーンナー王朝時代の初期とみられています。
タイ語で「ドゥアン」は運、「ディー」は良いという意味があり、ワット・ドゥアンディーを参拝すると、運が良くなるといわれています。
また、ワット・ドゥアンディーは日本でいう車祓のお寺として有名で、チェンマイの方は新しい車を買うとこちらの寺院にナンバープレートを持って来てチュームパーイタビアン(車ばらい)をしてもらう方も多いです。



ホートライと呼ばれる経蔵・律蔵・論蔵を保管する場所

入り口にはインド神話に登場する阿修羅、ラーフー神も祀ってあります。
名称 | ワット ドゥアンディー |
タイ語 | วัดดวงดี |
開運 | ご利益 |
ワット・ムーンラーン

ワット・ムーンラーンはサンデーマーケットが開催されるラーチャダムヌン通りにあるお寺で、ラーンナー王朝9代目ティローカラート王の治世期に当たる1459年にムーンロークサームラーンという将軍によって建立されました。
タイ語で「ムーン」は数字の1万、「ラーン」は数字の100万なので、ムーンラーンは100億という意味があり、ワット・ムーンラーンを参拝すると100億円に値する幸運が訪れるといわれています。
金運アップ、運気アップにおすすめのお寺です。

サンデーマーケットが開催される日曜日には、こちらの境内でマッサージやローカルグルメの屋台が並びます。

関連記事:チェンマイのサンデーマーケット、エリア別の特徴と観光ポイント
まとめ
今回ご紹介したお寺はご利益だけでなく、本堂の建築様式や霊験あらたかな仏像など見どころ満載のお寺ばかりですので、ぜひチェンマイ滞在在中に9寺巡礼にチャレンジしてみてください。
9つのお寺をサクッとまわると2時間半、じっくりみてまわるなら4時間は欲しいところです。
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