タイ北部料理と一緒に食べる香草や野菜を写真でご紹介

タイ北部料理と一緒に食べる香草や野菜を写真でご紹介

イーサンやタイ北部のローカル食堂に行くとソムタムやラープと一緒に香草や地場野菜がでてきます。

これはいったい何の葉っぱだろう?

と思った人も多いのではないでしょうか。

そこでこの記事では、タイ北部料理と一緒に食べる香草や地場野菜を写真をまじえて解説していきます。

籠に盛られたタイ北部料理の地場野菜の付け合わせ
籠に盛られた付け合わせの野菜




チャ・オム

タイ北部の野菜_チャ・オム
タイ語:ชะอม
日本語:チャ・オム

チャ・オムは東南アジア原産のマメ科の植物です。

独特な風味があり、生食の他に卵焼きやスープの具材としても使われます。

イーサン料理店では必ずと言っていいほど出てくる香草なので、好きな方も多いのではないでしょうか。

タイ北部の卵焼き_カイジアオチャオム
タイ語:ไข่เจียวชะอม日本語:カイジアオチャオム

チャ・オムの卵焼きは独特の食感と枝豆に似た風味が楽しめます。

タイのサイトでは、尿酸値が高い方や痛風患者は避ける食材として紹介されていますのでご注意を。

ホーラパー

ホーラパー
 タイ語:โหระพา
日本語:ホーラパー

ホーラパーは東南アジア原産のシソ科のハーブで、タイバジルとも呼ばれています。

ホーリバジルよりもハーブ感が強く、生食、スープ、炒め物などに使われます。

タイのガパオ専門店では、ホーリバジルとホーラパー(タイバジル)どちらを使うか選べます。

パクチーファラン

パクチーファラン
タイ語:ผักชีฝรั่ง
日本語:パクチーファラン

パクチーファランはセリ科の熱帯多年生草本で、日本ではノコギリコリアンダー、オオバコエンドロと呼ばれています。

ソムタムやラープと一緒に食べたり、ヤム(タイ風和え物)に使われます。

苦みやえぐみなはありませんが、パクチーより強烈なレモンに近い風味がします。

抗酸化作用、血圧を下げる効果があります。

パック・プラン

パック・プラン
タイ語:ผักปลัง
日本語:パック・プラン

パックプランは東南アジア原産の野菜で、日本ではツルムラサキと呼ばれています。

若芽にはβ-カロテンが豊富に含まれているので、目の健康維持のため積極的に食べたい野菜として推奨されています。

パック・プランのスープ
パックプランのスープ

主にスープやヤム(タイ風和え物)の具材として使われます。

パック・プランの若葉
パック・プランの若葉

葉は食物繊維とビタミンが豊富に含まれており、煮出しして胃腸の不快や便秘解消に使われたりもします。

次に紹介するチェンダーの葉と間違いやすいのでご注意を。

パックチェンダー

タイ北部の地場野菜_パックチェンダー
タイ語:ผักเชียงดา
日本語:パックチェンダー

パックチェンダーは、インド原産のギムネマ属の野菜で、抗ガン作用、肥満予防、血糖値の上昇を防ぐ効果があります。

チュラロンコン大学の研究では、血糖値を下げてインスリンを増加させることが確認されており、糖尿病の軽減に役立つ最高のハーブと称されています。

糖尿病予備軍の筆者はチェンダーの存在を知ってから、週 1 回は食べるようになりました。

生食とスープは苦味を感じますが、炒めると苦味が消えかなり美味しくなります。

タイ北部の地場野菜チェンダーとシーチキンの炒め物
チェンダーのシーチキン炒め

特に卵とシーチキンとの相性は抜群でビールにもご飯のおかずにも合います。

チェンダーの卵炒め
タイ北部料理の人気料理の1つチェンダーの卵炒め

パックフアット

パックフアット
タイ語:ผักเฮือด
日本語:パックフアット

東南アジア原産のクワ科の植物で、若芽が生食や炒め物に使われます。

便秘やニキビ、吹き出物の効果があります。

パック・ペーオ

パク ペーオ
タイ語:ผักแพว
日本語:パック・ペーオ

パック・ペーオ(パック・パイ)は東南アジア各国に生育するタデ科の植物で、英名はベトナムハーブ、ベトナムコリアンダーなどと呼ばれています。

チェンマイではポピュラーな野菜で、主に生食でラープと一緒に提供されます。

パック・ワーン・バーン

パク ワーン バーン
タイ語:ผักหวานบ้าน
日本語:パック・ワーン・バーン

パック・ワーン・バーンは東南アジア全域に生育する葉野菜で日本ではアマメ芝と呼ばれています。

主に炒め物やスープの具材として使われます。

食物繊維を多く含んでいて便秘解消に効果があります。

パック・ナーム 

ミズヤツデ
タイ語:ผักหนาม
日本語:パック・ナーム

パック・ナームはサトイモ科に属する植物で湿地や沼地に生育します。

主に漬物や炒めものに使われます。

茎の絞り汁は咳止めや利尿作用に効果があります。

フー・スア

フー・スア
タイ語:หูเสือ
日本語:フー・スア

フー・スアはシソ科の多肉植物です。

生食や薬草として使われます。

咳や喉、歯痛、消炎・解熱効果を持つことから庭先に薬草として鉢植えしている家庭も多いそうです。

日本でいうところのアロエのような感じでしょうか。

個人的に好きな香草で、ラープと一緒に出てくると嬉しくなります。

ミントより強烈な清涼感とほろ苦さが特徴です。

カーオトーン

ドクダミ
タイ語:คาวทอง
日本語:カーオトーン

カーオトーンはドクダミ科の植物で日本ではドクダミと呼ばれています。

独特の香りを持ち、古くから薬草として使われています。

主にラープと一緒に提供されます。

ヤーナーン

ヤーナーン
タイ語:ย่านาง
日本語:ヤーナーン

ヤーナーンは東南アジア本土に自生する植物です。

イーサン料理やラオス料理の付け合わせの野菜として提供されたりスープに使われます。

生食は少し苦味があり草の味がします。

抗酸化物質が豊富で、老化防止・免疫力アップに効果があり、薬用ジュースにも使われます。

グラティン

クラティン
タイ語:กระถิน
日本語:グラティン

グラティンはマメ科ネムノキ亜科の落葉低木で日本ではギンネムと呼ばれています。

ソムタムやナムプリックの付け合わせの他にスープの具材として使われます。

ビタミンAが豊富で、血糖値、血圧を下げる効果があります。

チャ・オムと似ています。

グラティンのスープ

スープに入れると豆の風味がします。

クラトゥン・マーバー

クラトゥン マーバー
タイ語:กระทุงหมาบ้า
日本語:クラトゥン・マーバー

クラトゥン・マーバーはインド原産のキョウチクトウ科の植物です。

若葉は生食、花はスープの具材として使われます。

生食はかなり苦いです。

口内炎、毒消し効果があります。

タムルン

タムルン
タイ語:ตำลึง
日本語:タムルン

タムルンウリ科の植物で日本ではヤサイカラスウリと呼ばれています。

スープヤや生食の他に、外壁を彩るつる植物として使われます。

血糖値を下げる効果があります。




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