
バーンチエン遺跡はウドンターニー県ノーンハーン郡にある古代文明の遺跡です。
1992年にユネスコの世界文化遺産に登録されました。
土器を中心に様々な文化の発展を知る痕跡が見つかっていて、東南アジア独自の文明を知る考古学的にもたいへん重要な遺跡だと言われています。
バーンチエン遺跡への行き方
発掘現場がそのまま保存されているのがポーシーナイ寺(博物館から徒歩10分の場所)です。
国立博物館、発掘現場ともにウドンタニー中心市街地から約50キロ離れたノーンハーン郡にあります。
バスを利用するされる方は、ウドンタニーのバスターミナルからサコンナコーン行きのバスに乗り、22号線沿いのバーンチエン遺跡付近で下車し、そこからトゥクトゥクで10分です。
*行きにバス停からのってきたトゥクトゥクを外で待たせておかないと、帰りにバス停まで歩くことになります。(徒歩では厳しい距離)
運賃は交渉ですので一概にいくらとは言えませんが、往復で300バーツ〜500バーツ。
ウドンタニー中心市街地からソンテウをチャーターされる方は、タレーブアデーンと一緒にまわってもらって1000バーツ〜1500バーツならOKな値段だと思います。
バーンチエン国立博物館
ヒストリ
その昔、バーンチエンではあちこちから出てくる土器や道具を村人が日用品として使っていました。
しかし、1960年ごろになると、地元の教師達がもしかしたら考古学的遺産ではないかと考えるようになり、タイ文部省に相談。
発掘調査をしてみると、この遺跡の重要性が徐々に明らかになり、1972年にはプーミポン国王が訪れます。
そして、『この遺跡の物品はこの地にあるべきであり、バンコクの博物館で展示すべきではない』とおっしゃったことより、1975年にバーンチエン国立博物館が設立されました。*1981年より一般公開。
館内の様子
入り口を入り中庭をさらに進むと世界文化遺産記念碑の後ろに国立博物館があります。
受付でチケットを購入。タイ人は30バーツ、外国人は150バーツです。
土器のレプリカがさくさん展示されていました。
調査の様子を蝋人形で再現しています。
考古学的資料として人骨や動物の骨も展示されていました。
その当時使われていた青銅器や鉄器
バーンチエン遺跡では多数の土器が発見されており、模様によって三つの時代に区分されます。
周辺
国立博物館の敷地は広く緑豊かです。
記念写真ができるパネルは2か所ありました。
博物館の前にはのんびりしたお土産屋が並んでいてレプリカの土器が売っています。
英語|National Museum of Ban Chiang
電話番号|+66 42 235 040
開館日|火曜日〜日曜日 9:00〜16:00 (定館日:月曜日)
入場料|外国人料金は150バーツ、タイ人料金は30バーツ
座標|17.40722, 103.23622