タイ語の勉強を始めてから少しは喋れるようになるまでの期間、２年間を振り返ってみると、タイ公文式での学習が大きなポイントでした。
発音、声調をしっかりと意識させるという点において今まで学習してきた中で一番厳しかったです。
残念ながらタイ公文（チェンマイ）ではEDビザをもらうことはできませんが、真剣にタイ語を勉強したい、タイ人に通じるタイ語を学びたいと思っている方はタイ公文式で勉強してみてはどうでしょうか。
今回はぼくタイ公文での学習体験をまとめてみました。
読み進んでもらえれば３ヶ月で劇的にタイ語が上達するタイ語勉強法というタイトルが決して大げさな表現ではないことがわかってもらえると思います。
チェンマイのタイ公文式へ
タイ公文式には年齢制限はありませんが、基本的には子供用の学習塾です。
子供と一緒に勉強する恥ずかしさはありましたが、この先タイで苦労することを考えたら。。。
意を決して、コースやシステムを聞きにチェンマイのタイ公文式に向かいました。
事務員にカリキュラムが記載されているパンフレットが欲しいと伝えると、主任とみられる先生がやってきました。
[speech_bubble type=”fb” subtype=”L1″ icon=”hiro.jpg” name=”HIRO”]こんにちわ。[/speech_bubble]
[speech_bubble type=”fb” subtype=”R1″ icon=”uketu.jpg” name=”主任”]お子さんはおいくつですが？[/speech_bubble]
[speech_bubble type=”fb” subtype=”L1″ icon=”hiro.jpg” name=”HIRO”]子供はいませんけど？[/speech_bubble]
＊緊張して主任との会話が噛み合わなかったです。後から聞いた話では主任はまさか僕が公文で勉強するとは思っていなかったそうです。
[speech_bubble type=”fb” subtype=”R1″ icon=”uketu.jpg” name=”主任”]用件は？[/speech_bubble]
[speech_bubble type=”fb” subtype=”L1″ icon=”hiro.jpg” name=”HIRO”]ここの公文でタイ語の勉強をしたいです。[/speech_bubble]
[speech_bubble type=”fb” subtype=”R1″ icon=”uketu.jpg” name=”主任”]大人の方はちょっと…オーナーに確認をとりますがタイ語の読み書きはできますか？[/speech_bubble]
[speech_bubble type=”fb” subtype=”L1″ icon=”hiro.jpg” name=”HIRO”]出来ます。パヤップ大学のタイ語講座とタイ語学校の２カ所で勉強してきました。でも発音がハッキリしていないので初めて会うタイ人には通じない事が多いです。[/speech_bubble]
[speech_bubble type=”fb” subtype=”R1″ icon=”uketu.jpg” name=”主任”]わかりました。[/speech_bubble]
待つこと数分。オーナーと主任が電話で相談後
公文能力判定テスト
[speech_bubble type=”fb” subtype=”R1″ icon=”uketu.jpg” name=”主任”]あなたこれから時間ある？あればどのクラスから学習を始めるかテストするから[/speech_bubble]
[speech_bubble type=”fb” subtype=”L1″ icon=”hiro.jpg” name=”HIRO”]あります。試験をすると言う事はここで勉強してOKですか？[/speech_bubble]
[speech_bubble type=”fb” subtype=”R1″ icon=”uketu.jpg” name=”主任”]まだわからないわ。多分OKだと思うけどオーナーにあなたの写真を撮って送るように言われたわ[/speech_bubble]
[speech_bubble type=”think” subtype=”L1″ icon=”hiro.jpg” name=”HIRO”]たぶん、変な人だと思われてるな…[/speech_bubble]
試験はタイ文字を音読して設問に答える流れで、設問は子供用なので簡単でした。
どれが仲間外れですかとか、花という単語と絵を結んだりなどです。音読に関してはその場で発音の誤りを指摘されなおされました。
制限時間１５分のテストを終えるのに１時間もかかり試験なのか講義なのかよくわからない展開でした。たぶん主任は僕の声調の誤りが気持ちわるくて我慢できなかったのだと思います。
公文式テストの結果発表
[speech_bubble type=”fb” subtype=”R1″ icon=”uketu.jpg” name=”主任”]そうね。あなたがもし公文で勉強したいなら3Aから初めてもらうけど平気？[/speech_bubble]
[speech_bubble type=”fb” subtype=”L1″ icon=”hiro.jpg” name=”HIRO”]勉強させてもらえるだけで嬉しいです。がんばります。[/speech_bubble]
そしてカリキュラム表を見て
[speech_bubble type=”fb” subtype=”L1″ icon=”hiro.jpg” name=”HIRO”]下から３目のクラスからのスタートですね。あと上の７クラス頑張ります！[/speech_bubble]
[speech_bubble type=”fb” subtype=”R1″ icon=”uketu.jpg” name=”主任”]あと７クラス？公文のタイ語クラスの事？それなら裏面もあるけど。[/speech_bubble]
[speech_bubble type=”fb” subtype=”L1″ icon=”hiro.jpg” name=”HIRO”]えっ！？[/speech_bubble]
[speech_bubble type=”fb” subtype=”L1″ icon=”hiro.jpg” name=”HIRO”]あと上に１７クラスもあるんですか！読み書きは出来ますからせめて裏面のクラスからスタートさせてもらって良いですか？[/speech_bubble]
[speech_bubble type=”fb” subtype=”R1″ icon=”uketu.jpg” name=”主任”]う〜ん。あなた発音がうまくなりなりたいと言ってたわよね。[/speech_bubble]
[speech_bubble type=”fb” subtype=”L1″ icon=”hiro.jpg” name=”HIRO”]はい[/speech_bubble]
[speech_bubble type=”fb” subtype=”R1″ icon=”uketu.jpg” name=”主任”]ごめんなさいね。はっきり言うとあなたのタイ語の声調だとタイ人はわからないわね。[/speech_bubble]
タイ公文式入塾
タイ公文式の学習の進め方
期待と不安が入り混じる中タイ公文へ行きました。初めての学校はいつも緊張します。
友達ができるかとかどんな雰囲気とか。公文は友達ができても子供ですが…
公文に着いてから主任に連れられてオーナーさんにあいさつをすませました。
そして教室に入るとみんなの注目を浴びます。
子供達が不思議な顔をして見ています。
あちこちでヒソヒソ話がはじまりまり、とても帰りたい気分になりました。
学習の進め方は週2回の通塾。個人別の自習プリントを配布され学年にかかわらずその生徒のその時の実力に応じた学習をする無学年式学習です。
僕の場合は始めの１カ月は主任がつきっきりで声調をなおしてくれました。
主任の教え方はかなり厳しく妥協なくてうれしかったです。
一文字づつ、何回も、何回も丁寧に教えてくれました。
タイ公文で始めて使ったテキストはこれです。一応、僕はパーヤップ大学集中タイ語講座のレベル６を終了していましたが。。。
一回の授業でこの小さなテキスト２冊を１時間かけて声を出して読みます。
タイ語学習者なら主任がどれほど妥協なく僕に教えてくれたかが分かると思います。
教え方はタイ式で例えば、
目｜ตา ター ターアー ター
寝る｜นอน ノーン、ノーオーノー、ノーンと一文字づつ発音させてから、最後にまた読みを発音させます。
歩く｜เดิน ドゥーン エードーウー、ドゥーン
コップ｜แก้ว ゲーオ エーガー ゲー ゲーオー マイトー ゲェーオ
呪文をひたすら唱える事約一ヵ月。
今まで使った事のない口回りの筋肉を使ったので毎回授業が終わると口と喉の奥が疲れるというか痛かったです。
一ヵ月を過ぎたころ読む文章は少し長くなりました。
単に読むだけではなく設問に答えさせたり同じ意味の単語と絵を線で結ばせたりと公文のメソッドって凄いと思いました。
他にもいろいろ仕掛けはありましたがとにかく飽きさせないというか学習意欲を継続させるシステムは秀逸でした。
その頃になると声調は少しよくなってきたせいか主任から若い先生に代わりました。
そして今まで教室の隅の方で勉強していましたが子供たちと一緒に勉強するようになりました。
みんなと一緒と言っても公文式は基本１対１で教えるので隣に他の子供がいると言う意味です。
子供が気が散るからか僕に気を使ってくれたのか、わかりませんが最初はプライベートレッスンでした。
僕はタイ語だけでしたが他の生徒（子供）は算数と英語も勉強していました。
たまにローテーションで子供と一緒になることがあり話かけてみると。
[speech_bubble type=”fb” subtype=”L1″ icon=”hiro.jpg” name=”HIRO”]何歳なの？[/speech_bubble]
[speech_bubble type=”drop” subtype=”R1″ icon=”kodomo.jpg” name=”子供”]…..[/speech_bubble]
[speech_bubble type=”fb” subtype=”L1″ icon=”hiro.jpg” name=”HIRO”]僕と同じ課のタイ語を勉強しているね。タイ語難しい？[/speech_bubble]
[speech_bubble type=”drop” subtype=”R1″ icon=”kodomo.jpg” name=”子供”]…..[/speech_bubble]
先生が見かねて横から
[speech_bubble type=”pink” subtype=”R1″ icon=”uketu.jpg” name=”先生”]ほら、何歳か聞いてるわよ！[/speech_bubble]
[speech_bubble type=”drop” subtype=”R1″ icon=”kodomo.jpg” name=”子供”]ご（五）[/speech_bubble]
[speech_bubble type=”think” subtype=”L1″ icon=”hiro.jpg” name=”HIRO”]何だよ。「ご」って！５才ですだろう。[/speech_bubble]
いろいろな事情があって３ヵ月で公文での授業は終了しました。
無視されたり、教科書を読み始めるとまわりの子供達からヒソヒソ話が聞こえてきた事もありましたが、タイ語の勉強をすること以外にも色々と学ぶ事ができたので良い経験をさせてもらいました。
先生には職業が先生のかたと志が先生のかたがいると思いますが公文には志が先生のかたが多い気がしました。
タイ公文式の授業料金
数学、英語、タイ語をローテーションで勉強する子もいれば英語だけの子もいました。＊だいたいどの子供も３科目全部受講していたと思います。
支払いはひと月毎ですが最初だけ３ヶ月まとめて支払います。公文の登録費1000円（３００バーツ）
１時間換算にすると授業料は５００円くらいです。
タイ公文式でタイ語を学習した感想
タイ語の声調を意識してタイ語の勉強をしたにつきます。
授業がおわるといつも喉の奥の筋肉が痛くなりました。