
現在筆者が暮らすチェンマイでは水牛をつかったユッケやスープが郷土料理として親しまれています。
そこで本記事では、日本では味わえないチェンマイの水牛料理をご紹介していきます。

おいしいですよ!
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水牛のユッケ

日本語:ラープクワーイディップ
センマイがトッピングされた水牛のユッケは水牛の生肉を細かく叩き、ハーブやスパイスを加えたものです。

味のはレバーのようなクセや生臭さが全くなく、ほんのりとした甘みとコクがあり、まろやかな味わいです。
もち米との相性が抜群で、海外の有名ユーチューバーが「アメージング!ベリースイートジャム!」と表現していましたが、まさにその通りだと思います。
マクウェン、レモングラス、ベトナムコリアンダー、などのハーブと北タイに古くから伝わるスパイスがお肉の臭みを消し肉本来の風味を引き出している素晴らしい一品です。
水牛のラープ

日本語:ラープクワーイディップ
ユッケに火が通ったものです。
ラープはイサーン地方の代表的な料理なので、すでに食べたことがある方も多いと思いまが、チェンマイで提供されるラープは、よく知られているラープ・イサーンとは全く異なります。
チェンマイ・ラープの特徴は酸味がなく、肉の旨味とハーブの香りが口の中に広がります。
辛さはラープ・イサーンが唐辛子の辛さに対し、チェンマイ・ラープはスパイスや山椒の辛さがあります。

見た目は真っ黒で美味しそうではありませんが、重層的な深い味わいです。
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水牛の香草蒸し

日本語:チンヌン
チンヌンとはニンニク、バクチー、レモングラス、塩などを揉み込んだ水牛の肉を蒸したものです。
生姜のナムプリックをつけていただきます。

水牛の肉は噛みきれないほど硬いイメージがありますが、丁寧に下ごしらえしてあるので子どもでも食べれる柔らかさです。
味の方は、あっさりと淡白な豚ヒレに似ていて噛むと幸せにしてくれる味です。
かなり、美味しいですよ!
タイ北部料理店なら大体どこでもメニューにありますが、個人的には「チャルーン スワンエーク」がおすすめです。
チャルーン スワンエークは2020年ミシュランプレート、2021年ビブルグマンを受賞したタイ北部料理の実力派のお店です。
水牛の香草和え(生)

日本語:サーチンディップ
水牛の生肉と内臓の和えもの *内臓はボイルしてあります。
一口大にカットした水牛の生肉とボイルした内臓を血やスパイスと香草で和えたもの。

細かく刻んであるラープよりもお肉本来の味が味わえます。
後味に雑味がなく、お肉の臭みが全くありません。
丁寧に下ごしらえしてあるセンマイの食感も最高です。
水牛の香草和え(茹)

日本語:サーチチンスック
生で食べれるほど新鮮な水牛の生肉&内臓をボイルしてホムデン(赤わけぎ)、万能ネギ、にんにくなどと一緒に和えたもの。

生が苦手な方でも美味しくいただけます。
かなり美味しいです。内臓好きさんにオススメ!
水牛の血のスープ

日本語:ルー
あっさりとした口当たりなのに風味豊かなコクがある冷製スープです。
カリカリに揚げたコブクロなども入っています。

何も言われなければ、コクと旨味がたまらない絶品スープです!
タイラーメンのナムトックの冷たいバーションです。
まとめ
日本では食べる機会がないと思うので、チェンマイにいらしたらぜひ食べてみてください。
水牛の香草蒸しや水牛の香草和え(茹)、水牛のラープなど火が通ったものがオススメです。