
お尻に突然訪れる違和感(筆者の場合はかゆみ)、痛み、そして出血…。
まさかこれって、あの「痔」なのか?
タイに移住してから、辛いタイ料理中心の食生活になり、とうとう痔になってしまいました。
タイの薬局で買えるサプリメントや痔の薬をいろいろと試してみたら、痔の症状が改善されたので、本記事で紹介します。
- タイ料理を食べた翌朝、肛門がヒリヒリする
- おしりがムズムズする
という人は、ぜひ読んでみてください。
すでにトイレットペーパーに血がついているという方は、「チェンマイで大腸がん検査!費用はいくら?大腸カメラは痛いのか?」を参考に、できるだけ早く病院へ行くことをすすめます。
タイの薬局で買える痔の薬
タイ語で痔のことをリッシードゥアン(タイ語:ริดสีดวง)といいます。
店員にうまく伝わらないときは本記事の写真を見せてください。
痔のサプリメント

180THB
ペートサンカートは(タイ語:เพชรสังฆาต)、日本では観賞用として楽しまれている多肉植物(植物名:シッサス・クアドラングラリス)のエキスを抽出したサプリメントです。
痔の症状を緩和させる効果が期待されており、多くのメーカーからサプリメントが発売されています。
こちらのタイ語「เพชรสังฆาต」をコピペしてLAZADAの検索窓に打ち込むとかなりの数のサプリがヒットします。
写真のHerbal One社のサプリは薬局で買うと100カプセル180THB、LAZADAで買うと115THBです。
服用は1回1〜2カプセル、1日3回です。
痔の薬:注入タイプの軟膏

180THB
プロクトセディルは痔の痔の炎症をおさえて症状を落ちつかせる薬です。
1日1〜3回適量を患部に塗布または注入します。
注入タイプの軟膏は肛門の中でも外でも、(きれ痔でもいぼ痔でも)どちらにでも使えるので便利です。
*普通の軟膏はきれ痔や肛門の外側にできた外痔核に使えますが、肛門の内側にできた内痔核には使えません。

専用のキャップを付けて肛門に挿入し、薬を注入します。
横向きで寝てひざを曲げた姿勢が注入しやすいですが、慣れれば立って膝を曲げた姿勢で注入できます。
痔の薬:座薬タイプ

150THB
いぼ痔(内痔核)など中の痔には注入軟膏もしくは座薬タイプを使用します。
坐薬は体温で溶けるように設計されているため、薬局で買ったらすぐに冷蔵庫で保管します。
家まで30分以上かかる場合は保冷剤を付けてもらいましょう。
1回1個(1.84g)を1日1〜3回肛門内に挿入します。
プロクトセディル座薬の効果については論文「内痔に対するProctosedyl坐薬の臨床効果」が出ているので気になる方は読んでみてください。
チェンマイの薬局だと一箱150THBです。
ちなみに筆者がシーパット病院で処方された薬と同じです。
チェンマイの病院5選 日本語通訳がいてキャッシュレス診療も可
痔の薬:内服薬(のみ薬)Siduol

一箱210THB
軟膏を使ってもなかなか治らない痔(特に中にできたいぼ痔)には、口から服用する飲み薬がおすすめです。
有効成分が痔の根元に働きかけ身体の内側から痔の症状を改善してくれます。

服用は1日3回(朝・昼・晩)1回1錠〜2錠。
筆者は軟膏を使ってもなかなか痔が治らず、(一時的におさまるのですが繰り返し痔になり)試しにSiduolを服用したところ、5日でおさまりその後再発していません。
痔の薬:内服薬(のみ薬)Dafomin 500mg

1シート(10錠)70THB
出血や痛みを伴う腫れなど、症状が悪化した時に服用する薬だそうです。
痔は症状によって4つの段階(ステージ1〜4)に区分されますが、この薬はステージ3以上で服用とのことです。
*筆者はまだ服用したことはありません。
痔は怖い病気
「チェンマイで血便が出て大腸ガンの検査をした」ときに医師から言われたのですが、
大腸ガンや肛門ガンを痔だと思って市販薬で治療を続けて、かなり進行してから病院に来る患者さんも少なくないとのことです。
手遅れになることもあるそうなので、薬で改善しない場合は早めに専門医に受診してもらいましょう。