この記事では、チェンマイの瞑想の森にたたずむ洞窟寺「ワット・ウモーン」への行き方と見どころをご紹介しています。
チェンマイ大学の裏門から徒歩20分、静かな森の中にただずむ歴史深いお寺は、街のお寺とは違った神秘的な雰囲気が漂よっています。
タイのお坊さんは街のお寺で修行するお坊さんをカーマワーシー、森に住んで修行するお坊さんをアランヤワーシーといいます。
ワットウモーンはアランヤワーシーの他に、外国人を含めた一般の人々にも門戸を開放していることから、(瞑想体験できる瞑想センターもあることから)「瞑想の森」ともよばれています。
ワットウモーン基本情報
名称 | ワット・ウモーン |
タイ語 | วัดอุโมงค์ สวนพุทธธรรม |
英語 | Wat Umong |
営業時間 | 4時00分~21時00分 |
参拝料 | 20バーツ |
連絡 | 085 033 3809 |
住所 | Googleマップでひらく |
サイト | 公式HP (タイ語) |
ワットウモーン【場所・行き方】
ワットウモーンはチェンマイ大学裏門正面のスーパー(JAMPHA)の路地を道なりに徒歩18分です。
周辺観光スポットも一緒にまわる方はシェアリング自転車が便利です。
グラブタクシー、ソンテウチャーター、トゥクトゥクを利用される方はチェンマイ市街地から100バーツが相場です。
寺院の前でソンテやトゥクトゥクが客待ちしているので、帰りの足を確保する必要はありません。
チェンマイ旧市街観光の移動手段
正門からは境内に向かってのびる参道を道なりに進んで行くとトンネルにたどり着きます。
瞑想を体験されたい方は、門から100mの参道の左手に瞑想センターの受付があります。*3泊以上〜
ワットウモーンの見どころ
ワットウモーンのトンネル
トンネル入口の碑文によると、ワットウモーンは1297年にラーンナー王朝の創始者、マンラーイ王がチェンマイに都を築いたさい、敬愛していたテーラチャン大長老(マーハーテーラチャン)とスリランカから招いた僧侶のために建立したと記されています。
創建当初は11カ所の竹やぶに囲まれていたことから、(竹藪のお寺を意味するタイ語)「ワット・ウェルカッターラーム」とよばれていました。
その後、ラーンナー王朝第6代クーナー王の治世期に仏塔の地下にトンネルが掘られたことから「トンネルのお寺」を意味するワットウモーンとよばれるようになり、現在もそのよび名が続いています。
ワットウモーンのトンネル内の地図
ワットウモーンのトンネルは入り口が4箇所(正面に3箇所・背面に1箇所)あります。
①②③番どの入り口から入っても中でつながっているので大丈夫です。
④番の出口は仏塔とつながっています。
トンネル内は土足禁止なので、入り口で靴を脱いであがります。
トンネルの中は幻想的な雰囲気が漂い、なにか不思議なパワーを感じます。
地図で示した壁画ゾーンでは約700年前の壁画を見れます。
経年変化で退色していていますが、ボタンや蓮などが確認できます。
トンネルの中には6体の仏像が安置されています。
トンネル背面の出口は仏塔と繋がっています。
野外博物館(仏像の墓場)
トンネルの右手には(トンネル入り口から50mほど奥に進む)頭部や胴体だけの仏像がごろごろころがっていて、まるで仏像の墓場のような場所があります。
1558年にチェンマイを侵略したミャンマー軍によって破壊され仏像の残骸も。
手無し首なしの仏像がゴロゴロとして少し気味が悪い場所ですが撮影スポットとして人気です。
ワットウモーンの仏塔
トンネル入り口の左手の階段をのぼると大きな仏塔があります。
苦行像
仏塔の奥の森には、断食で痩せ衰えた修行の姿を描写した苦行像がひっそりと安置されています。
ワットウモーンの池
奥の池では鳩や魚に餌やりができます。*鳩の餌は一袋10バーツ。
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