タイの庶民派グルメの代表格、タイ風焼きそば『パッタイ』。
もっちりした食感の中太の米粉麺をタマリンドとナンプラーで炒めた甘酸っぱい味が特徴で、
具材はもやし・干しエビ・厚揚げ・砕いたピーナッツが定番。
米粉麺と具材の「もちもち・シャキシャキ・カリカリ」が口の中で一体化する食感がたのしい麺料理です。
この記事ではパッタイの種類や注文方法、おいしい食べ方を紹介します。
油で炒めないタイのまぜ麺については、こちらのタイラーメンの注文方法とクイッティアオの種類でくわしく解説しています。
パッタイに使われている食材
名称 | タイ語 |
麺 | ผัดไทยเส้นจันท์ |
もやし | ถั่วงอก |
ニラ | กุยช่าย |
厚揚げ | เต้าหู้เหลือง |
沢庵 | หัวไช้โป้ว |
卵 | ไข่ |
ピーナッツ | ถั่ว |
干し海老 | กุ้งแห้ง |
アレルギーや食べ物の好き嫌いがある方に向けて、パッタイの食材からくわしく解説していきます。
パッタイの麺
パッタイには弾力性のあるコシの強い中太の米粉麺がつかわれます。
グルテンフリーなので小麦アレルギーの方でも安心して食べられます。
パッタイの味付け
パッタイの味付けには、タマリンド・パームシュガー・ナンプラーがつかわれます。
フルーティーなタマリンドはコシの強い中太米粉麺と相性抜群です。
名称 | タイ語 |
パームシュガー(ヤシの樹液を煮詰めたもの) | น้ำตาลปี๊บ |
タマリンド | มะขาม |
ナンプラー | น้ำปลา |
タマリンド
タマリンドはフルティーな香りとやわらかい酸味があり、タイではスープやカレーなどの風味付けによく使われます。
女性が好きな味です。
パッタイの付け合わせ
パッタイは一緒に野菜が提供されます。
もやし | もやしはいたみやすい野菜なので屋台では注意。 |
ニラ | 生ニラは臭いが強烈なので、食後に遊びに行かれる方は注意。 |
バナナの花 | 独特のえぐみがクセになります |
マナウ | ライム |
パッタイの卓上調味料
出てきたパッタイを卓上調味料で好みの味に仕上げます。
ナンプラー | 塩味を足します。魚を大量の塩といっしょに漬け込み自然発酵させてつくった魚醤です。 |
一味唐辛子 | パッタイはまったく辛くないので、辛いのが好きな方は足してください。 |
砂糖 | パッタイに砂糖は意外と合います。 |
初めてパッタイをたべる人はパームシュガーとタマリンドが入っているので甘く感じると思います。
ライム(マナウ)を絞って酸味を加えたり、ナンプラーをかけて塩味を足してください。
辛いのが好きな方は一味唐辛子をかけてください。
パッタイの注文の仕方
どのパッタイ専門店も米粉平麺と春雨の2種類の麺があります。
麺を選ばずに注文すると、暗黙の了解で米粉平麺になります。
春雨のパッタイを注文したい時はウンセンと言うか、春雨を指差して注文してください。
大盛りにしたい方はピセートと言うか2皿注文しましょう。
パッタイの種類
普通のパッタイ|ผัดไทย
タイの屋台や専門店で、「パッタイ ONE」と注文するとこのような平麺、具なしのパッタイがでてきます。
豚肉のパッタイ|ผัดไทหมู
パッタイに豚肉が入っています。
エビのパッタイ|ผัดไทยกุ้งสด
エビのパッタイは20バーツ〜30バーツ高くなります。
パッタイホーカイ|ผัดไทยห่อไข่
パッタイホーカイは麺を卵で包んだパッタイです。パッタイオムレットと言って注文してください。
オムレツをひらくと中からパッタイがでてきます。
タイ人はオムレツにスイートチリソームをかけて食べます。
牡蠣のタイ風お好み焼き(ホイトート)
タイのパッタイ専門店ではパッタイと一緒にマレーントートと呼ばれる、牡蠣のタイ風お好み焼きも提供しているお店が多いです。
マレーントートは水に溶いたタピオカ粉を生地として、小粒の牡蠣、もやし、卵を鉄板で焼いたものです。
*ネーミングが思いつかなかったのでお好み焼きとしましたが、パリパリになるまで焼いたもんじゃ焼に近いです。
牡蠣の代わりにムール貝(ミドリイガイ)を使うお店もあります。
牡蠣のタイ風お好み焼 | หอยทอด | マレーントート |
ムール貝のタイ風お好み焼き | หอยแมลงภู่ทอด | ホイマレーンプートート |
大根もちのパッタイ(カノムフアパックカード)
麵を大根もちに変えたパッタイです。
スイートチリソースをかけて食べます。
はじめて食べたときはけっこう衝撃でした。美味しいですよ!かなりオススメです。
チェンマイでおいしいパッタイを食べたい方はこちらのチェンマイの人気パッタイ(タイ風焼きそば)専門店10選を参考にしてみてください。