車とバイクが主要な交通手段であるチェンマイにおいて、旅行者がチェンマイ市内観光で利用できる移動手段は以下の6つです。
チェンマイ市内から離れた郊外の観光地に行く交通手段は以下の5つです。
この記事では、チェンマイ現地在住10年目の筆者がチェンマイ観光にお役立ちな交通情報をまとめてご紹介しています。
各交通機関の運賃・営業時間・利用方法など詳しく解説しているので、滞在先や目的地に応じてそれぞれをうまく使い分けてください。
チェンマイ空港から市内の交通手段はチェンマイ空港から市内への最適アクセス(各交通手段の運賃・所要時間を比較)を確認ください。
チェンマイ市内観光の移動手段
チェンマイ市内の運賃相場は移動手段別に以下の通りです。
交通手段 | 運賃の目安 | 営業時間 |
---|---|---|
シェアリング自転車 | 100B/1日 | 24時間 |
RTCシティバス*コロナ運休 | 一律30B | AM6:00〜PM23:30 |
赤いソンテウ | 30B〜100B | AM6:00〜PM19:00 |
トゥクトゥク | 50B〜200B | AM6:00〜PM22:00 |
GrabTaxi | 100B | AM6:00〜AM0:00 |
レンタルバイク | 200B/1日 | 24時間 |
シェアリング自転車
チェンマイの街をぶらぶら散歩しながら、おしゃれなカフェや雑貨店巡りを楽しんだり、ホテル周辺のちょっとした移動に便利なのがシェアリング自転車(エニーウィール)です。
一時駐輪機能が付いているので、安心してカフェタイムを過ごすことができます。
2020年5月時点のサイクルポート数はチェンマイ旧市街をはじめ、ニマンヘミン・チャンプアックエリアなどに20箇所(自転車1250台)もあるので、とても使い勝手が良いです。
RTCシティバス *コロナ運休
RTC シティバスは新型コロナウイルスの影響で運休中です(2021/12現在)
RTC シティバス(RTC Chiang Mai City Bus)はチェンマイ市街地中心部の主要スポットを巡回するバスです。
運賃は一律30バーツで2020年5月現在、以下の4路線が運行しています。
色 | タイプ | バス停数 | 運行本数 | 運行ルート |
---|---|---|---|---|
R1緑 | 定時定路線 | 38駅 | 28本 | チェンマイ動物園→セントラルフェスティバル |
R1紫 | 定時定路線 | 30駅 | 26本 | セントラルフェスティバル→チェンマイ動物園 |
R3赤 | 循環型路線 | 44駅 | 42本 | チェンマイ空港を起点として市街地を時計回りに循環 |
R3黄 | 循環型路線 | 47駅 | 33本 | チェンマイ空港を起点として市街地を反時計回りに循環 |
チェンマイの土地勘が無い方でも、専用アプリ「ViaBus」で最寄りのバス停やバスの現在位置、運行ルートなどを確認できるので安心です。
シェアリング自転車とRTC シティバスをうまく組み合わせて使うと、チェンマイ旧市街観光の移動費がかなり安くなります。
トゥクトゥク
トゥクトゥクとはタイやインドで普及している三輪の小型タクシーです。
渋滞でも器用に車の脇をすり抜ける抜群の小回りの良さで、チェンマイ旧市街観光では欠かせない存在です。
コロナ禍において、3密(密閉、密集、密接)を避けることができる乗り物として再注目されています。
トゥクトゥクの乗り方
チェンマイ旧市街の主要観光スポットには必ずといって良いほど客待ちのトゥクトゥクがとまっています。
また、散策中に流しのトゥクトゥクから声をかけられることも少なくないでしょう。
乗車運賃は交渉制で、毎回うんざりするお決まりの展開があります。
- ドライバーに目的地を告げる
- 少し高い運賃を提示される
- 背中を向けて立ち去るフリをする
- 値引き運賃(適正運賃)を再度提示
旧市街内の移動であれば50バーツ〜100バーツ、旧市街からチェンマイ空港までの移動あれば200バーツが相場です。
現地ドライバーとの交渉も旅の良い思い出になるので、ぜひ一回はチャレンジしてみてください。
赤いソンテウ(乗り合いタクシー)
ソンテウとはタイで広く普及しているピックアップトラックの荷台を改造した乗り合いタクシーのことです。
ドアや扉を開けっ放しのスタイルで乗車します。
ソンは数字の2、テウは列という意味のタイ語で、車内には5人掛けベンチシートが向かい合わせに2列配置されています。
チェンマイのソンテウは営業区域ごとに7色に色分けされていて、チェンマイ市街地を運行するソンテウは赤色です。
運賃は30バーツ。
少し離れた場所や目的地周辺が渋滞している場合は40バーツ〜60バーツです。
乗り合いソンテウの乗り方や貸切ソンテウの利用方法はこちらの記事をご覧ください。
グラブタクシー
限られたチェンマイの滞在時間、割高でもいいから少しでも早く目的地に到着したい。
という方におすすめなのがGrabTaxi(タクシー配車アプリ)です。
観光の帰りに配車をお願いすればホテルまでドアツードアで帰れます。
関連記事:グラブタクー(Grab Taxi)の予約とキャンセル チェンマイので注意事項
レンタルバイク
チェンマイのレンタルバイク屋で借りれるバイクは125cc以上なので、日本の原付免許所持者が国際免許を携行していても警察に捕まります。参照:タイ国内で有効な国際免許
ですが、チェンマイで無免許運転で捕まっても、300バーツの罰金だけで日本の免許証には傷がつきません。
しかもそれだけでなく、2度目以降は反則切符、又は納付書を見せれば見逃してもらえます。
チェンマイでバイクを運転される方は『チェンマイの交通違反の取り締まりマップ』をよく読んで、なるべく警察のお世話にならないようにしましょう。
チェンマイ郊外観光の交通手段
チェンマイから少し離れた郊外の観光地に向かう交通手段は以下のとおりです。
ソンテウ貸切チャーター
チェンマイ旧市街を流し営業している赤いソンテウはお金さえ払えばどこの場所からでも貸切チャーターできます。
郊外を観光する時は、(移動距離がある時は)グラブタクシーよりも運賃が格段に安く自由度が高いでのおすすめです。
ソンテウを貸切チャーターする方法は、空車のソンテウを見つけて目的地を告げて値段交渉をします。
チャーター料金はチェンマイ市街地の移動なら100バーツ、郊外なら300バーツから600バーツが相場です。
流しのソンテウが捕まらない時は、観光客向けのチャーターソンテウ乗り場から乗車してください。
チャーターソンテウ乗り場にはチェンマイの人気観光スポットが表示されたパネルが設置されているので、行きたい場所を指差しでOKです。
路線ソンテウ
路線ソンテウの運賃は30バーツから80バーツと格安で、チェンマイ郊外へ向かう地元民のもっとも一般的な交通手段です。
地元の方々とのふれあいを楽しみたい方や、移動も旅の一部と楽しめる方におすすめです。
中距離バス
チェンマイ郊外および隣県に行く中距離バスは、チェンマイ・バスターミナル1とチェンマイ・バスターミナル2からから運行しています。
行き先の詳細は、以下の記事をご覧ください。
ミニバン
外国人観光客が多く訪れるチェンマイの人気観光スポットへは直行ミニバンが運行しています。
パーイ行きミニバン
関連記事:チェンマイからパーイへの交通アクセスとパーイでの移動手段
サンカムペーン温泉・メーカンポン村行きミニバン
- 関連記事:サンカムペーン温泉の行き方 交通手段別アクセス
- 関連記事:メーカンポン村へのアクセス
バーンタワーイ行きミニバン
関連記事:バーンタワーイへのアクセス
チェンマイのツアー会社
という方は現地のツアー会社を利用しましょう。
各社オプショナルツアーが充実しています。
レンタカー
カップルや家族でアクティブに行動される方ならレンタカーも検討してみましょう。
Klook公式サイトならなら小型乗用車が24時間で1000バーツ(日本円で3000円)程度です。
チェンマイ空港はもちろん、ニマンヘミンや旧市街など空港外でもピックアップを提供しています。
レンタカーならチェンマイ郊外の温泉や自然豊かな絶景カフェで時間を気にせずにゆっくりできますよ。
Klook.com