チェンライのお寺といえば、白い寺と青い寺が有名ですが、巨大観音像や伝説の珍獣を祀ったお寺など、ほかにも魅力的な寺院がたくさんあります。
この記事ではチェンライ観光でおすすめなお寺を15寺紹介しています。
ワットロンクン(白い寺)
チェンライ出身の芸術家であるチャルーンチャイ・コーシピパット氏が独特の世界観で天国と地獄をモチーフにしたお寺、ワット・ロンクン(通称:ホワイトテンプル)。
タイの伝統的なお寺と異なる装飾が写真映えすることもあり、国内外から連日多くの観光客が訪れています。
ワット・ロンクンについて詳しくは. . .
>>>ワットロンクン(ホワイトテンプル)チェンライの白い寺への行き方と見どころ
ワット・ロンスアトン(青い寺)
真っ青な色合いが特徴的で、他のお寺とは一線を画す独特な世界観を持つ「ワット・ロンスアトン」。
チェンライの芸術家プッター・ガープゲーオ氏によってデザインされました。
同氏はチェンライラチャバット大学で美術を専攻。
在学中の2001年から2003年までの2年間、ホワイトテンプルの建築にもたざさわっていました。
白い仏像が青い光でライトアップされていて幻想的です。
壁画は青を基調としたなジャータカが描かれていて、クリスチャンラッセンを彷彿させるアート感があります。
ワット・ロンスアトンについて詳しくは. . .
>>>チェンライの青い寺【ワット・ロンスアテン】幻想的なブルーの世界
ワットフゥアイプラーカン(タイ国内最大の巨大観音菩薩)
小高い丘からおだやかな表情でチェンライの街を見守る巨大観音菩薩。
機内上空から見えるので気になった人もいたのではないでしょうか。
地上69mの体内は上までエレベーターでのぼれ、チェンライの街並みを一望できます。
ほかにも白亜の本堂や中国とランナーの建築様式が融合した九重塔など見どころ満載のお寺です。
69mの巨大観音菩薩
高さ69mの巨大観音菩薩像の体内はエレベーターあがれます。
九重塔
九重塔の内部は階層になっており、各階に中国・ミャンマー・インドから取り寄せた香木仏像が祀ってあります。
チェンライ市街から15分、青いお寺の近くなので一緒にまわるのが定番コースになっています。
ワットフゥアイプラーカンについて詳しくは. . .
>>>【ワット・フゥアイプラーカン】チェンライの巨大観音像と9重塔
ワット・プラタート・ドーイトーン(チェンライの守護柱)
ワット プラタート ドーイトーンはチェンライの聖域の一つであるガオチョムと呼ばれる小高い丘の上にあります。
1262年にマンラーイ王がチエンセーンからチェンライに遷都した際に建てたとされています。
境内には須弥山をイメージしてつくられた108の柱がチェンライの守護柱(ラックムアン)として祀ってあります。
チェンライのラックムアンはサドゥアンムアンチェンライと呼ばれ、直訳するとチェンライのヘソという意味です。
1987年にラーマ9世60周年とチェンライ県誕生725周年を記念してワット・クラーンウィアンから移されました。
これまで各県でラックムアンを参拝してきましたが、チェンライのラックムアンは他県の違って、圧倒されるというか、何か不思議なパワーを感じます。
寺名 | ワット・プラタート・ドーイトーン |
タイ語 | วัดพระธาตุดอยจอมทอง |
営業時間 | 6時00分~17時00分 |
場所 | Googleマップでひらく |
ワット・プラケオ・チェンライ(翡翠のエメラルド仏)
ワット・プラケオはチェンライ中心市街地の西にある寺院です。
創建当初は竹林に囲まれたお寺という意味のワット・パーイヤと呼ばれていました。
1434年に落雷が寺の仏塔を直撃し、中からエメラルド仏(タイ語:プラ・ゲーオ)が発見されると、それ以降、ワット・プラケオと呼ばれるようになりました。
1978年5月31日に故プミポン国王より第三級王室寺院の寺格が与えられています。
現在、チェンライのワット・プラケオに安置されているエメラルド仏はカナダから翡翠を取り寄せてつくられたもので、1991年10月19日にシーナカリン王太后の90歳の誕生日に奉納されました。
本物はバンコクのワット・プラケオ (エメラルド寺院)に安置されています。
その他に本堂に安置されている青銅製のプラチャオラーントーン仏や博物館など見どころ満載の寺院です。
本堂に安置されている青銅製の御本尊(プラチャオラーントーン)
敷地内にある博物館は入口が少し分かりにくいです。
*仏塔の東側にあります。
寺名 | ワット・プラケオ(チェンライ) |
タイ語 | วัดพระแก้ว |
場所 | Googleマップでひらく |
ワット・ドーイガムムアン(メンラーイ王の遺灰)
ワット ドーイガムムアンはワット・プラケオから西に500mほど進んだ小高い丘の上にあります。
メンラーイ王の遺灰が納められている仏塔と美しい彫刻が施された柱と寺門が見どころです。
門は普段は開いていますが、写真を撮るために閉じました。
寺名 | ワット・ドーイガムムアン |
タイ語 | วัดดอยงำเมือง |
地図 | Googleマップでひらく |
ワット・プラシン・チェンライ(かつてヒシン仏が安置)
ワットプラシンはワット・プラケオから東に500mの場所にあります。
タイ王室より第三級王室寺院の寺格が与えられている格式高いお寺です。
現在、チェンマイのワットプラシンに安置されているシヒン仏(プラシン)が、かつて安置されていたお寺です。*チェンライのワットプラシンにはレプリカが安置されています。
本堂とシヒン仏があるお堂共に小さいですが、破風や屋根の装飾がゴージャスで、格式の高さを感じる寺院です。
*シヒン仏(プラシン)とは、3世紀頃にスリランカで鋳造されたタイを代表する霊験あらたかな仏像です。スコータイ、カンペーンペット、チェンライを経て現在はチェンマイのワットプラシンに安置されています。
寺名 | ワット・プラシン(チェンライ) |
タイ語 | วัดพระสิงห์ |
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ワット・ミンムアン(煌びやかな寺院)
ワット・ミンムアンはチェンマイ時計台から西に300m、バンパプラガン通り沿いにあります。
元々はタイ語で降参する、受け入れる象という意味のワット・チャーンモープという寺名でした。
その名の通り、境内には象をモチーフにした可愛らしい装飾がたくさん施されています。
白を基調にした煌びやかな布薩堂や、本堂の色あざやかな祭壇に祀られた仏像などが見どころです。
寺名 | ワット・ミンムアン |
タイ語 | วัดมิ่งเมือง |
地図 | Googleマップでひらく |
ワット・ジェトヨード・チェンライ(7つの仏塔)
ワットジェトヨードをチェンライのバービア通りとして有名なジェット・ヨード通りの沿いにあります。
本堂の裏にある寺名の由来である七つの仏塔(ジェットヨード)が見どころです。
七つの仏塔の基壇には仏龕が設けられ、違う印相の仏像が納められています。
寺名 | ワット チェットヨート |
タイ語 | วัดเจ็ดยอด |
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ワット・クラーンウィアン(かつての守護柱)
チェンマイ市街地を南北に貫くラッタナコーシン通りにあります。
1432年に建立された歴史ある寺院で、チェンライの守護柱は元々はこちらの寺院に建っていました。
御本尊は眉間の白毫(びゃくごう)が印象的で悠々しいお顔立ちをされています。
寺名 | ワット・クラーンウィアン |
タイ語 | วัดกลางเวียง |
地図 | Googleマップでひらく |
ワット・プラタート・ドーイカオクワーイ(伝説の珍獣)
ワット・プラタート・ドーイカオクワーイは外国人観光客にはあまり知られていませんが、チェンライに古くから伝わる伝説の珍獣シーフーハーターが祀られている有名なお寺です。
チェンマイ第一バスターミナルから南西方向に車で15分、小高い丘を登った場所にあります。
5月に行ったので煙害で視界が悪いですが、本来ならチェンライ市内が一望できます。
シーフーハーターは耳が4つ目が5つある日本でいうヤマタノオロチ的存在で、炎を食べて金のウンチをするという迷信が伝承されています。
チェンライ第一バスターミナル、ホワイトテンプルなどいろいろな場所でマスコットキャラとして親しまれています。
名称 | ワット プラタート ドーイカオクワーイ |
タイ語 | วัดพระธาตุดอยเขาควายแก้ว |
場所 | Googleマップでひらく |
ワットプラタートドイトゥン(亥年のお寺)
ワットプラタートドイトゥンは、メーファールワン郡にある標高2000mのドイ・トゥンという山に建つ寺院で、チェンライ市街地からは60km北に位置しています。
タイ北部で最も古い寺院と言われており、911年に建立されました。2連の仏塔には、お釈迦様の右の鎖骨が安置されています。
また、この仏塔は十二支の亥年にあたる守護仏塔でもあるので、亥年の方はより一層のご利益があるといわれています。
チェンセーン様式の本堂には、花や動物などをモチーフにした美しい装飾が施されています。
名称 | ワットプラタートドイトゥン |
タイ語 | วัดพระมหาชินธาตุเจ้า |
英語 | Wat Phra Maha Chin That Chao |
参拝時間 | 7:30〜17:30 |
アクセス | メーファールアン植物園 |
ワットムアンプッタメータークンナラム(巨大布袋)
ワットムアンプッタメータークンナラムは、タイでは珍しい日本と同じ大乗仏教のお寺です
日本の仏教は中国、チベット、朝鮮半島などの北方を経由して伝わった「大乗仏教」で、タイの仏教はスリランカ、カンボジア、ラオス、ビルマなどの南方を経由して伝わった「上座部仏教」です。
のどかな田舎にぽつんと迫力ある巨大な布袋さんが鎮座しています。
巨大布袋は建物の中に入ることができます。
チェンライ市内から40キロ、車で1時間弱の距離です。
交通量が少ないので景色を楽しみながらのバイクツーリングがおすすめです。
絵葉書みたいなのどかな田舎風景に癒されます。
名称 | ワットムアンプッタメータークンナラム |
タイ語 | วัดหมื่นพุทธเมตตาคุณาราม |
参拝時間 | 7時〜17時 |
連絡 | 093 138 8363 |
座標 | Googleマップでひらく |
ワットタムプラー(猿寺)
ワットタムプラーは『猿寺』という愛称で親しまれているメーサイで人気のお寺です。
境内には食べものを求めて山から降りてきた野生の猿が沢山います。
お釈迦様の頭髪が納められる洞窟の仏塔や地獄の世界を描いた「地獄絵巻」など見所満載のお寺です。
ワットタムプラーについて詳しくは. . .
ワットプラタートドーイワーオ
ワットプラタートドーイワーオは、メーサイ国境近くのワオ山の山頂に建つ寺院で、北側からミャンマーの街並み、南側からメーサイの街並みを見わたすことができる人気の絶景ビューポイントです。
巨大サソリが鎮座していることからスコーピオンテンプルと呼ばれています。
タムルアン洞窟から救出されたサッカーチームの少年たちが出家修行をした寺院でもあり、事故当時の写真が展示されている博物館も併設されています。
寺名 | ワット・プラタートドーイワオ |
タイ語 | วัดพระธาตุดอยเวา |
地図 | Googleマップでひらく |
チェンライから1時間、メーサイから30分の場所にあるゴールデントライアングルでおすすめの寺院はこちらの記事にまとめてあります。