村に足をふみ入れると、まるでジブリ映画の世界に迷いこんだような錯覚をおぼえる「バーンラックタイ」。
山肌に立ちならぶ宿や朝霧につつまれる湖など、村の風景はどこを切りとっても絵になります。
しかし外国人観光客にはまだあまり知られていないため、情報が少ないのが現状です。
そこで本記事ではバーンラックタイの行き方とみどころ・実際に行ってみた感想をまとめました。
バーンラックタイはタイ北部の中国村
バーンラックタイは国共内戦で中国から逃れてきた中国国民党軍の子孫が暮らす、いわばタイ北部の中国村です。
標高1776kmの山あいにひっそりと佇むこの村は、村全体が映画のセットのような美しさで、タイ人に人気のSNS映えスポットになっています。
バーンラックタイ村の行き方
バーンラックタイはタイとミャンマーの国境付近、メーホンソン市街地から車で1時間弱の場所にあります。
レンタカー・レンタルバイクの方はメーホンソン市街から、山肌をぬうように北に伸びる国道1095号線をひたすらまっすぐに進みます。
道中に急カーブ・急傾斜があるので運転には十分注意してください。
公共交通期間を利用される方は、メーホーンソン生鮮市場前(ตลาดสายหยุด)から1日2本黄色の定期ソンテウが運行しています。
運賃は片道150B 運転手に見せる行き先→「หมู่บ้านรักไทย (บ้านแม่ออ)」
黄色いソンテウの車体にタイ語でบ้านรักไทยと書いてあるのですぐにわかります。
ソンテウ乗り場はこちらの動画が詳しいです。
名称 | バーンラックタイ |
タイ語 | บ้านรักไทย แม่ฮ่องสอน |
場所 | Googleマップでひらく |
アクセス | 市内から車で1時間 |
ソンテウ乗り場:メーホーンソーン生鮮市場 | Googleマップでひらく |
バーンラックタイの様子
村の中心に小さな湖があり、湖を取り囲むように宿泊施設や飲食店が点在しています。
車なら10分ほどで村1周できます。
バーンラックタイの宿泊施設
湖のほとりや山の傾斜に可愛らしい宿がならんでいます。
粘土で作られたコテージなどもあります。
村全体をぐるっと見てまわって気に入った宿に素泊まりするのもおすすめです。
名産のプアール茶や雲南料理
500mほどのメインストリートに雲南食堂・カフェ・お土産屋がずらっと並んでいます。
お土産は、お茶・ドライフルーツ・桃ワイン・苺ワイン・ラムヤイワインなど。
雲南省名産のプアール茶のお店が多かったです。
カフェは数軒ありますが、どのお店も若い女子がたくさんいてびっくりしました。
バーンラックで人気のカフェ「Lee Wine Coffee」。
村の食堂では雲南料理がいただけます。
朝8時でほぼ満席。
中国人観光客がおおかったです。
どのテーブルもバイキングのように料理がぎっしり。
となりの中国人が雲南料理をおいしそうに頬張る姿をみて、千と千尋の食事のシーンを思いだしました。
アクティビティー
村のアクティビティはサイクリング、水上ボード、乗馬、トレッキング(ガイド同行で国境付まで)などがあります。
レンタル自転車は宿で借りることができます。
水上ボートの予約はカフェや宿泊先でできます。
実際にバーンラックタイに行った感想
メーホンソン市街のホテルから自分で運転して行きました。
朝6時前にホテルを出発、バーンラックタイには8時ごろ到着。
村の近くで濃い霧につつまれて何もみえず立ち往生…。
*電波が届かないのでかなり焦りました。
村に着いたころには(霧が晴れて)、村全体が朝霧につつまれる幻想的な光景はみれませんでした。
道中の霧はまったくの計算外。
村の雰囲気や美味しいお茶・雲南料理を楽しむだけなら昼頃に着いても大丈夫ですが、朝霧に包まれた幻想的な光景を映像におさめたい人は宿泊マストです。
ちなみに村からミャンマーとタイの国境まで歩いていけます。
国境警備の少年はいますが、「国境をまたいでも何も言わなそうな」ゆるい雰囲気です。(*迷惑がかかるのでしてません)
メーホンソンには世界的に有名なマッドスパ(泥スパ)やタイ最大規模の首長族の集落もあるので、こちらの記事もチェックしてみてください。
時間に余裕がある人におすすめの観光プラン
時間に余裕のある人は、パーイ観光を楽しんでからバーンラックタイに向かうのがおすすめです。
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