パヤオ県はタイ北部の北東に位置する山々に囲まれた自然豊かな場所です。
観光客が少なくタイの穴場的存在で、街の中央にタイ北部最大の淡水湖「パヤオ湖」を抱え、湖の周りはレストランやカフェ、運動場などがあり地元の人々の憩いの場となっています。
派手なアトラクションはありませんが、のんびりと穏やかな雰囲気の中、田舎ならではの低価格で食と滞在が楽しめます。
この記事では、パヤオ県への交通手段と筆者が実際に行ってみて良かったパヤオの観光スポットをご紹介しています。
パヤオ行きのバスはチェンマイやチェンライから毎日運行しているので気軽に訪れることができますよ!
チェンマイからパヤオ県への行き方
チェンマイからパヤオ県へのアクセスはチェンマイ第3バスターミナルからグリーンバスが毎日運行しています。
歩き | ターペー門から徒歩48分 |
スマートバス | チェンマイ第2バスターミナル下車 |
ソンテウ | チャーター20バーツ〜40バーツ |
グラブタクシー | 市街から100バーツ以内 |
グリーンバスのチケット窓口はチェンマイ第3バスターミナルに入ってすぐ左です。
列に並び順番がきたら身分証(パスポートorタイ運転免許)を提示してパヤオと告げればOKです。
2021年10月現在チェンマイ〜パヤオ間は、コロナによるダイヤ改正で1日2便に減便されています。最新の運行状況はグリーンバスのスマホアプリで確認しましょう。
チェンマイ発パヤオ(時刻表)
06:30発 09:30着|A-Class(毎日)08:00発 10:50着|VX-Class(毎日)- 12:00発 15:15着|V-Class(毎日)
12:30発 15:05着|VX-Class(金、日)13:30発 16:20着|X-Class(毎日)14:30発 19:05着|VX-Class(毎日)- 16:00発 19:15着|A-Class(毎日)
- V-Class|A-Class|241バーツ
X-Class|VX-Class|146バーツA-Class|X-Class|113バーツ
パヤオ発チェンマイ(時刻表)
07:30発 10:20着|A-Class(毎日)08:00発 10:35着|VX-Class(金、土、日、月)- 10:00発 13:15着|V-Class(毎日)
12:30発 15:05着|VX-Class(金、日)15:00発 17:50着|X-Class(毎日)- 16:00発 19:15着|A-Class(毎日)
17:00発 19:50着|A-Class(金、日)17:30発 22:20着|A-Class(毎日)
- V-Class|A-Class|227バーツ
X-Class|VX-Class|146バーツA-Class|X-Class|113バーツ
道中の景色が美しいので、レンタカーやレンタルバイクでのアクセスもおすすめです。
- タイでレンタルバイク 有効な国際免許と借りる前の確認事項
- チェンマイの格安レンタカー料金を比較[Klook公式サイト]
パヤオバスターミナル
チェンマイを出発したグリーンバスは3時間弱でパヤオバスターミナルに到着します。
パヤオバスターミナルは5分もあれば一周できるほど小さなバスターミナルです。
パヤオから他県へ
パヤオバスターミナルからバンコク、チェンマイ、ナーン、プレー、チェンライ、チェンセーン、メーサイ行きのバスが発着しています。
コロナが収束したらパヤオ観光の後はメーサイに行ってビザランしてチェンマイに戻るプランもおすすめです。
関連記事:2020年度版メーサイへの行き方とタチレクでのビザ無し滞在要件
ショッピングセンター
バスステーション裏には大型ショッピングセンターがあり、食品・家電・飲食店など一通りのお店が入っています。
夕方になると食べもの屋台が並びます。
パヤオ湖(クワンパヤオ)
街の中心にあるパヤオ湖(タイ語:クワンパヤオ)は1939年に河川環境の保全やかんがい用水の補給を目的にタイ水産局よってつくられた人工湖です。
淡水湖としてはタイ北部最大(タイ国内4番目)で、18本の河川が流れ込み、50種類以上の淡水魚が生息しています。
湖の周りはレストランやカフェ、運動場などがあり地元の人々で賑わう憩いの場となっています。
毎年12月〜1月になると赤い蓮の花が湖に咲き乱れ、タイ語で赤い蓮畑という意味のトゥンブアデーンと呼ばれています。
ナーガ像
パヤオ湖に浮かぶナーガ像はパヤオのランドマーク的存在です。
名称 | パヤオ湖のナーガ像 |
英語 | Phayao Naga Statues |
タイ語 | ลานพญานาคกว๊านพะเยา |
場所 | Googleマップでひらく |
足漕ぎボート
ナーガ像の近くに足こぎボートの貸し出し場所があります。
まったりと湖上で癒されたい方におすすめです。
料金:15分20B
赤い蓮畑(トゥンブアデーン)
赤い蓮の花が湖一面に広がりインスタ映えすると人気のタレーブアデーン。
ウドンタニだけかと思っていたら、なんと、パヤオ湖も毎年12月〜1月になると赤い蓮の花が湖一面咲き乱れると、船着場の船頭さんに教えてもらいました。
パヤオではタレーブアデーンではなく、タイ語で赤い蓮畑という意味のトゥンブアデーンと呼ぶそうです。
参照:https://www.facebook.com/phayaoeattravel
ガムムアン王像
ナーガ像の前にはガムムアン王像が祀られていて、多くの人々が訪れています。
ガムムアン王は1258年にパヤオの王様となり、スコータイのラームカムヘーン王とラーンナーのマンラーイ王と三国同盟を結びました。
名称 | ガムムアン王像 |
タイ語 | อนุสาวรีย์พ่อขุนงำเมือง |
場所 | Googleマップでひらく |
クワーンパヤオ船着場(托鉢見学場所)
パヤオ湖に浮かぶお寺ワット・ティロークアーラームと渡船でむすぶ場所です。
手漕ぎ船は1人30バーツですが、5人そろうまで出発しない(30分以上待たされる)ので、個人的には1船150バーツでエレキモーター船のチャーターがおすすめです。
チャーターだと自分のペースでサクッと行ってサクッと帰ってこれます。
早朝(6:30頃)〜は托鉢の見学場所でもあります。
名称 | ワット ティローク アーラーム |
タイ語 | วัดติโลกอาราม |
場所 | Googleマップでひらく |
パヤオ県の守護柱(ラックムアン)
パヤオ県の守護神を祀る柱(ラックムアンパヤオ)
繊細な彫刻が施された祠堂の中に守護柱が祀ってあります。
パヤオを旅行する方は、パヤオの氏神様に旅行中の無事故をお祈りしましょう。
名称 | ラックムアンパヤオ |
タイ語 | ศาลหลักเมือง(พะเยา) |
場所 | Googleマップでひらく |
パヤオ歩行者天国(憩いの場)
夕方になると湖前の多目的広場は体力づくりやふれあいの場として地元の人々で賑わいます。
フットサル、エアロビクス、遊具で遊ぶ子供たちの姿など、ほっこりする光景をみることができます。
広場の一角にはフットマッサージやタイ式マッサージなどもあります。
週末は屋台がずらっと並びナイトマーケットが開催されます。
名称 | パヤオ歩行者天国 |
タイ語 | ถนนคนเดินพะเยา(ท่ากว๊าน) |
場所 | Googleマップでひらく |
パヤオ県お寺巡り
ワット・ティロークアーラーム
パヤオ湖に浮かぶ島「ワット・ティロークアーラーム」には、パヤオ県で最も神聖な仏像(ルアンポーシラー仏)が祀られていて、地元の人から「神聖な島」と崇められています。
毎年2月の万仏祭(マカブーチャ)には、僧侶や仏教徒がこの島を小舟で3周するウィアンティアングランナームという仏教行事が行われます。
浮島はクワーンパヤオ船着場から700m離れており、手漕ぎ船で10分ほどです。
手漕ぎ船は安いですが、待たされるうえ、同船するタイ人が島に30分〜40分滞在するので、自分のペースで参拝したい方は船をチャーターしましょう。
名称 | ワット ティローク アーラーム |
タイ語 | วัดติโลกอาราม |
場所 | Googleマップでひらく |
ワットアナランヨー
パヤオ市街地から車で30分離れたブッサラカム山の山頂に建つ複合寺院で、木陰からパヤオ湖を見下ろすことができます。
山門から寺院まで200段の階段が続いています。*筆者は車で登りました。
コンパクトにまとまった寺院です。
境内には黄金の大仏はじめ様々なモニュメントが点在していますが、あまり印象に残るものは無かったです。
名称 | ワットアナランヨー |
タイ語 | วัดอนาลโย |
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ワット・フゥアイ パーキアン
ワット・フゥアイ パーキアンはパヤオ市街地より8kmほど北の森の中にある寺院です。
タイでは珍しい岩壁に彫刻された磨崖仏が見どころです。
コロナのせいか、寺院は手入れがされていなくて廃寺のようでしたが、逆に神秘性が増して、静かな森の中で不思議なパワーを感じることができたような気がします。
名称 | ワット・フゥアイ パーキアン |
タイ語 | วัดห้วยผาเกี๋ยง |
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ワット・シーチュム
ワット・シーチュムはパヤオ市街地から東に10km、車で20分の場所にあります。
外観にはチェンライのホワイトテンプルを彷彿とさせる繊細な装飾が施されています。
迫力があって圧倒される美しさです。
堂内は天井や柱、壁一面、内部全てにこまかな浮き彫りが施されていて、外観にも負けず劣らずといった、素晴らしいお堂です。
特に天井が見事でしばらく見入ってしまいました。
とても見応えのある素晴らしいお堂でした。
市街地からのアクセスも良いのでぜひ行って見てください。
名称 | ワット・シーチュム |
タイ語 | วัดศรีชุม |
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ワット・シーコームカム
ワット シーコームカムはパヤオ湖(ナーガ象)から湖沿いの遊歩道を1.5kmほど歩いた場所にあります。
13世紀中頃~14世紀中頃に建てられ、本堂にはパヤオ県の県章になっている「プラチャオ・トンルアン」が安置されています。
こちらの仏像はランナー王朝時代に造られた最も大きな仏像で高さ16m×幅14mあります。
黄金色に輝く巨大仏は迫力満点、一見の価値があります。
境内の出口付近には、地獄寺もあります。
名称 | ワット シーコームカム |
タイ語 | วัดศรีโคมคำ |
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ワット・プラタート チョームトーン
ワット・プラタート チョームトーンはパヤオ湖(ナーガ象)から2km離れた小高い丘に建つ寺院です。
坂道が厳しいですが頑張ればなんとか歩いて行けます。*野犬注意
仏塔にはブッタの聖髪が納められていると信じられています。
名称 | ワット・プラタート チョームトーン |
タイ語 | วัดพระธาตุจอมทอง พะเยา |
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ワット・ナンターラム
ワット・ナンターラムは、何層にも重なる細かな彫刻が施された屋根が特徴的なタイヤイ(ビルマ)様式の木造寺院です。
パヤオ市街地から北東に80km離れたチエンカム郡にあります。
柱や壁にはチーク材が使われており、濃厚な飴色のチークが醸し出す優雅な気品にあふれています。
チエンカム郡はパヤオ市街地から80km離れていますが、人が多くひらけた街でバスターミナルもあります。
チエンカムのバスターミナルからワット・ナンターラムまで4kmです。
こちらでソンテウをチャーターして次に紹介するワット・プラナンディンと一緒にまわるのがおすすめです。
名称 | ワット・ナンターラム |
タイ語 | วัดนันตาราม |
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ワット・プラナンディン
パヤオ市街地から北東に80km離れたチエンカム郡にある寺院です。
タイの寺院では、本堂に立派な仏像(御本尊)が祀られているのが一般的ですが、ワット・プラナンディンでは、本堂奥のガラスケースに古仏像が鎮座しています。
看板の説明によると、この仏像はブッタが生きていた時代、今から約2500年前につくられたもので、
仏像を安置するために村人が台座に乗せようとしたところ、数人がかりでも持ち上がらなかったことから、土に座る仏像という意味のナンディン仏と呼ばれるようなったそうです。
他にも数々の言い伝えが残っており、パヤオ県で最も霊験あらたかな仏像の1つとされていています。
本尊の右側にレプリカの仏様があります。
名称 | ワット・プラナンディン |
タイ語 | วัดพระนั่งดิน |
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ウィアンロー遺跡
パヤオ湖から北東に50km(車で1時間)の場所にあるチュン郡ロー村には、ウィアンローと呼ばれる遺跡群があり、煉瓦積みの基壇だけが残された遺跡や柱、遺跡から出土した900年前の仏像や刻書を見ることができます。
ウィアンロー遺跡の中央にある博物館を併設したワット プラタート シーピンムアン。
入り口には孔雀が置かれています。
パヤオの森林には多くの孔雀が生息しており、孔雀の街と言われています。
ウィアンロー遺跡から出土した仏像や刻書などが博物館に展示されています。
規模が小さく、特にこれといった見どころがないので、遺跡目的で行くのはあまりおすすめしません。ワットプラナンディンやワットナンターラに行く途中に立ち寄る感じの観光スポットです。
名称 | ワット プラタート シーピンムアン |
タイ語 | วัดพระธาตุศรีปิงเมือง |
地図 | Googleマップでひらく |
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