パーイには市街地中心部から車で20分の場所に「ター・パーイ温泉」と「サイ・ガーム温泉」があります。
一回のパーイ旅行で2つの温泉にいくにはスケジュール的に厳しいので、温泉巡りが趣味の筆者がそれぞれの温泉施設を比較してみました。
旅を計画するさいの参考にしていただけたら嬉しいです。
「ター・パーイ温泉」と「サイ・ガーム温泉」の比較表
距離 | 入場料 | 入浴料 | 施設 | 源泉 | シチュエーション | |
ター・パーイ温泉 | 8km | 300バーツ | 無料 | 充実 | 80℃〜100℃ | カップル・家族旅行 |
サイ・ガーム温泉 | 16km | 200バーツ | 20バーツ | 野湯 | 30℃前後 | グループ旅行 |
チェンマイからパーイまでの行き方は「チェンマイからパーイへの交通アクセスとパーイでの移動手段」をご覧ください。
ター・パーイ温泉
ター・パーイ温泉は第二次世界大戦メモリアル橋近くのフワイ・ナムデーン国立公園内にあります。
チェンマイからバイクや車で行く人はパーイ市街地の手前にあるので、行きか帰りに立ち寄るのがおすすめです。
フワイ・ナムデーン国立公園はかなり大きく、園内にはもう1つ「ポーンドゥアット温泉」があります。
ター・パーイ温泉の施設案内
ター・パーイ温泉は国立公園内にあるので入場ゲートにて以下の入場料金と駐車料金が徴収されます。
- タイ人:50バーツ
- 外国人:300バーツ
- 駐車料金(バイク):20バーツ
- 駐車料金(車):30バーツ
タイの国立公園は外国人の場合タイ人の3倍〜10倍の入場料が徴収されます。タイで働いている方は(ワーパミ提示)タイ人料金で入場できます。
温泉たまごゾーン・露天風呂ゾーン・個室バンガロー・食事処など施設は一通り整っています。
入場ゲートから20mほど未舗装の道を歩くと温泉施設に到着します。
個室風呂ゾーン、野湯ゾーン、温泉玉子ゾーンとゲートから近い順番で紹介していきます。
個室風呂ゾーン
入場ゲートから一番近くにあるのがバンガロータイプの個室貸切風呂です。
6軒あり、一軒一軒が離れているのでプライベートが保たれリラックスできます。
すぐ隣にある売店で入浴料を支払い、空いている部屋の番号を教えてもらいます。
入浴料はタイ人も外国人も1人50バーツ。
浴槽はタイ北部の温泉ではおなじみ、内部が2段になってる円形の北タイ式浴槽。
大人2人〜3人が余裕で入れる大きさです。
一回一回お湯を入れ替える入れ替え方式で、清潔に保たれていました。
*係の話によると、源泉の湧出量が少ないので水圧が弱いとのことです。
露天風呂ゾーン
バンガローが立ち並ぶ個室風呂をさらに奥に進んで行くと露天風呂がみえてきます。
源泉から離れた場所はぬるく濁っていました。
なので、誰もいません。
さらに奥(上流の方)に進んでいくと、タイ人の家族連れ、西洋人が温泉を楽しんでいました。
こちらが、野湯の最上流です。
露天風呂は源泉近くでも36℃なので日本人には少しぬるいかもしれません。
露天風呂ゾーンの脇には男女共有のシャワーもあります。
*タイの露天風呂は水着着用です。水着の貸し出しはないので持参する必要があります。
温泉たまごゾーン
遊歩道をさらに奥に進んでいくと源泉に到着します。
源泉の温度は80℃〜100℃。
もくもくと湯気が立ち込めていて、かすかに硫黄のにおいがします。
こちらの源泉では温泉たまごが作れます。
竹にカゴをぶらせげてたまごを源泉に投入。
生卵は個室風呂の横にある売店で売っています。
説明板を抄訳しますと、ター・パーイ温泉の源泉の温度は80℃〜100℃。
雨水や地下水がマグマの熱によって温められ温泉を生成しているとのことです。
詳細情報
営業時間 | 8時00分~18時00分 |
入園料 | 300バーツ |
場所 | Googleマップでひらく |
駐車料金 | 車30バーツ・バイク20バーツ |
入浴料 | 野湯(無料)・個室(50バーツ) |
パーイの朝晩はかなり冷え込むので、午前中に36℃前後の野湯は少し厳しいかもしれません。
温泉目的の方は個室風呂がオススメです。
サイ・ガーム温泉
サイ・ガーム温泉はパーイの中心部のガソリンスタンドから20分の場所にあります。
道中の景色がすばらしく、ちょっとしたツーリングに最高です。
サイ・ガーム温泉の施設案内
サイ・ガーム温泉は野生動物保護区内にあるので、入場ゲートで以下の入場料金と駐車料金が徴収されます。
- タイ人:20バーツ
- 外国人:200バーツ
- 駐車料金(バイク):20バーツ
- 駐車料金(車):30バーツ
ゲートを通過して車で3分ほど進むと駐車場があり、脇の受付で入浴料(入場料)20バーツを支払います。
*入浴しなくても(写真を撮るだけでも)園中に入ったら徴収されます。
サイ・ガーム温泉は野湯だけなので要水着着用。
水着とバスタオルがレンタルできるので手ぶらでもOKです。
料金は以下のとおり。
- Tシャツ:30バーツ
- 海水パンツ:30バーツ
- バスタオル:30バーツ
- サンダル:30バーツ
- 水着(女性用):30バーツ
- 水中眼鏡:30バーツ
- 毛布:100バーツ
タイの野湯は日本と同じような基準で管理されていないので、雑菌などで結膜炎を起こす方もいます。泳ぐかたは絶対に水中眼鏡は必要です!
うっそうと茂る樹木や垂れ下がったツルの奥に野湯があります。
ちなみに、サイ・ガーム温泉は2回目なんですが、なぜか、2回とも容姿に恵まれている西洋人女性が多かったです。
温泉の底は大部分が砂利(一部泥)で動かなければ、無色透明で澄んでいます。
更衣室が設けられているので女性も安心です。
詳細情報
名称 | サイ・ガーム温泉 |
タイ語 | น้ำพุร้อนธรรมชาติป่าอนุรักษ์ไทรงาม |
場所 | Googleマップでひらく |
入場料 | 200バーツ |
駐車料金 | 車30バーツ・バイク20バーツ |
入浴料 | 20バーツ |
鬱蒼と茂る森の中にある秘湯といった感じで、インスタ映えする写真がたくさん撮れます。
お湯の方は30℃とかなりぬるく、温泉につかって温まるという感じではありません。
パーイの温泉のまとめ
温泉目的なら、貸切個室風呂など施設が充実しているター・パーイ温泉。
ツーリング・インスタ写真目的なら圧倒的にサイ・ガーム温泉。
筆者が20代の頃だったらサイ・ガーム温泉、おやじとなった今はター・パーイ温泉です。
ター・パーイ温泉とサイ・ガーム温泉は外国人だと入場料200バーツ〜300バーツ徴収されますが、こちらのペーン温泉は入場料入浴料ともに無料です。
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タイ北部で温泉巡りを楽しむなら
せっかくなら少し足をのばしてメーホンソーン観光も