【2025最新】ドイステープ寺院の行き方を手段別に比較|料金・所要・向き不向き

【2025最新】ドイステープ寺院の行き方を手段別に比較|料金・所要・向き不向き

タイを代表する観光名所であり、チェンマイのシンボルでもある「ドイステープ寺院」。

市街地からの距離は約 15km ですが、標高 1,080m の山を登るため、思ったより距離を感じます。

そんなドイステープ寺院へのアクセスは目的別に

  • 運賃を重視:専用乗合ソンテウ(60 THB
  • 時間を重視:チャーターソンテウ(600 THB
  • ドアツードアで移動したい:Grab(配車アプリ)
  • 自由度を重視:レンタルバイク
  • 早朝・夜に行きたい:現地ツアー
  • 徒歩で行きたい:トレッキングルート

本記事では、ドイステープ寺院参拝 50 回以上の筆者が「交通手段別」に行き方を解説します。比較のうえ、あなたの目的に合った移動手段を選んでください。

交通手段別:運賃・所要時間の早見表

スマホの方へ:表は 横にスワイプ(↔︎)してご覧ください。

チェンマイ中心部から約 15 km 離れたドイステープ寺院へ行く主な手段は次のとおり。

それぞれにメリット/デメリットがあるため、筆者の実体験も交えて本文で詳しく解説します。

手段料金(目安)片道の所要待ち時間の目安メモ
専用乗合ソンテウ60 THB(片道)40–60分20–30分人数が揃うまで待つことあり
チャーターソンテウ500–600 THB(往復)約40分0分往復で安心。追加料金で周辺スポットへも
Grab(配車アプリ)300–500 THB(片道)約35分5–10分変動料金。復路は専用乗合ソンテウも視野
レンタルバイクガソリン代等約35分0分天候・装備に注意/山道
現地ツアー1,000–2,000 THB約35分0分送迎・解説つき。自由度は低め
徒歩(トレッキング)無料約3時間0分体力・装備前提。復路の足を確保

注記:所要・料金は時間帯・渋滞・運用で変動します。最新は現地掲示・アプリの表示を優先してください。

ドイステープ行き 専用乗合ソンテウ

  • メリット:運賃が安い
  • デメリット:定員(目安8人)に達するまで出発しない

ソンテウ=小型トラックの荷台を改造した乗合タクシー。市内~山頂までの専用便があります。

▶︎ドイステープ行き 専用乗合ソンテウ乗り場を地図で確認(任意表示)

※乗り場は主に3カ所 マップの青①②③ Googleマップで開く

地図No場所料金(片道/1人)片道の所要待ち時間の目安おすすめ度
チャーンプアック門60 THB40分10–30分★★
チェンマイ大学 正門横40 THB35分10–20分
チェンマイ動物園 前40 THB30分〜10分★★★
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ローシーズンは最大30分待つことも。急ぎたいときはその場にいる乗客同士で相談し、各自が少し上乗せして合計500 THB程度に到達すればすぐ出発してくれるケースが多いです。

注意点(トラブル回避)

  • 支払い:降車時に現金が基本(小額紙幣を用意)。
  • 片道運行:往復ではありません。支払いは片道分のみ(復路は山頂で別手配)。
  • 乗車前に確認:料金(1人いくら)/行き先(山頂まで)/待ち時間の目安を運転手に確認。
  • 早朝は不安定:相乗り便は朝イチの本数が少なめ。朝到着を確実に狙うならGrab/貸切ソンテウを検討。

ドイステープ寺院からの帰り方

ドイステープ寺院前で客待ちするソンテウ
寺院入口前で客待ちするソンテウ 帰りは常に複数台が待機

チェンマイ屈指の観光スポットだけあって、寺院の入口前には帰りのソンテウが常時待機しています。

基本は待ち時間ほぼゼロで乗車可能。相乗りで旧市街方面へ向かいます。

  • 運賃目安50–60 THB(片道/1人)
  • 支払い:降車時に現金(小額紙幣が安心)
  • 降車場所:旧市街のチャーンプアック門やホテル最寄りまで行けることも。乗車前に降車希望地を運転手に一言。

※ 乗り物酔い・座席のコツなどは → 乗車時の注意点

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混雑時は数台に客が分散します。呼び込みの声掛けに流されず、料金と行き先を改めて確認してから乗車すると安心です。

チャーターソンテウ

ソンテウの運転手と運賃の交渉をするツーリスト
乗車前に料金・行き先・待ち時間を確認

メリット:待ち時間ゼロ/家族・荷物に強い
デメリット:相乗りより高い(ただし人数次第で割安に)

市街地を流し営業している赤いソンテウは、チャーター依頼すればどこからでも手配可能です。

料金は交渉制ですが、ドイステープ行きの相場は片道 約 350 THB/往復 約 600 THB。

  • 支払いのコツ:往復でも行きに全額は払わない(合流できないトラブル回避のため、行き半額+帰りに残額
  • 捕まらないとき:流しが見つからない場合は、旧市街の観光向けチャーターソンテウ乗り場を利用。
  • 出発前に確認:総額・合流場所・周辺観光のあるなし
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交渉は「1人いくら」ではなく「1台いくら」で。

乗り物酔いや座席のコツは → 乗車時の注意点

乗車時の注意点

タイのコンビニで売っている乗り物酔い止め薬
タイのコンビニで売っている乗り物酔い止め薬
  • やり取り:料金・行き先・待ち時間は乗車前に確認(相乗りは“満席出発”が基本)。
  • 乗り物酔い対策:山道&相乗りで揺れやすい。事前に酔い止めを。コンビニで小袋(2錠入り)など入手可。
  • 安全:走行中は立たない・体を乗り出さない。荷物は膝上で固定。
  • 支払い:降車時に現金。小額紙幣を用意。

Grab(配車アプリ)

チェンマイ滞在の限られた時間を有効活用したい人には、キャッシュレス&ドアツードアで移動できる Grabタクシー がおすすめです。

  • 運賃目安:旧市街 → ドイステープ寺院は 片道 500 THB 前後
    ※ 渋滞・時間帯・需要(サージ)で変動します
  • 所要約35分(片道)
  • 支払い:アプリ決済(現地通貨レートで自動換算)
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寺院入口には客待ちソンテウが常時10台以上いることが多く、帰り足は心配無用。心配なら行きと同じドライバーに“帰り時間”を打診しておくとさらに安心。

レンタルバイク

参道途中の記念モニュメント展望ポイントに気軽に立ち寄れるので、レンタルバイクは自由度が高くおすすめです。

チェンマイの風を感じながら走る山道は、間違いなく旅のハイライトになります。

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雨期は路面が滑りやすく、霧や雨で視界も悪化します。旅行者には推奨しません(無理せず他の手段をご検討ください)。

関連記事(詳しくは別ガイドで)

タイでレンタルバイク|有効な国際免許 (借りる前チェックリスト)
https://chiangmai43.com/thailand-rentalbike/

チェンマイ交通違反・検問MAP(レンタル前に必読)
https://chiangmai43.com/chiangmai-rentalbike/

ドイステープ現地ツアー(送迎つきでラク&安全)

「移動や交渉に時間を使いたくない」「確実にベストな時間帯で見たい」そんな人は現地ツアー一択

ホテル発の送迎つきでドアツードア

ドライバー/ガイドが時間配分と導線を最適化してくれるので、短時間でも満足度が高いのが魅力です。

これが“ツアーの強み”

  • 送迎つき:行きも帰りも段取り不要(帰路の心配ゼロ)
  • 時間帯がハマる:サンライズ/サンセット/のベストタイミングに連れていってくれる
  • 入場・導線がスムーズ:チケット手配&現地で迷わない
  • 価格が読みやすいコミコミ料金(入場/燃料/駐車/保険などを含むことが多い)
  • 安全:雨期や暗い時間帯でもプロ運転で安心
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ひとり旅ならチャーターより割安になるケースが多いです(3,000円前後〜が目安)。

一緒に回るスポット(ウモーン、パーラート、ブーピン離宮、モン族の村など)の見どころは、こちらのまとめが便利:
ドイステープ周辺スポットの見どころ(別記事)

歩き(トレッキング)※体力・経験者向け

ドイステープへはアスファルトの山道を歩いていく他に、Monk’s Trail(モンクトレイル)と呼ばれる山道トレッキングルートがあります。

もともと僧侶が山上の寺院へ参拝する際に使っていた古道で、途中には静寂な寺院ワット・パーラートがあります 。

対象:体力に自信がある/山歩きに慣れている/トレッキングが好きな人
魅力:自然・植生・沢音を感じながら歩き、山頂到達の達成感を味わえるコース。

➡ ルートの地図・入り口・装備の詳細は:ドイステープ登山トレッキングルート(別記事)へ

入り口の選び方(ケーブルカー or ナーガ階段)

ステープ寺院の麓に着いたら、本堂(黄金の仏塔)へは2通りの行き方があります。

  • 体力に自信あり ▶︎ ナーガ階段(306段)
  • お子様連れ/シニア/汗対策 ▶︎ ケーブルカー

ケーブルカー(基本はこちら)

ケーブルカー切符売り場
ケーブルカー切符売り場
混雑時は発券→乗車で待ち時間あり。往復券の半券は捨てないで。
  • 向いている人:体力温存したい/同行者に高齢者・小さな子がいる
  • 乗り場:寺院入口の右手
  • 営業時間:5:30–21:00(現地掲示を優先)
  • 料金:ケーブルカー 20 THB + 参拝料 30 THB(まとめて徴収)
  • チケット:往復(片道販売なし)。半券は帰り用なので捨てない
  • 所要:約 2分10秒
  • 混雑:発券→乗車で待ち時間が出ることあり(繁忙期)
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行きはケーブルカーを利用。帰りは階段で下ると、景色と写真を楽しめるのでおすすめです。

ナーガ階段(306段)

ドイステープの象徴・ナーガ階段
ドイステープの象徴・ナーガ階段
上り切って右手に参拝券の窓口あり(30 THB)
  • 向いている人:参道の高揚感や“到着の達成感”を重視/午前の王道を楽しみたい
  • 上り方のコツ:休みながらゆっくり。疲れたら手すりに捕まる。
  • 参拝料の購入:階段を上り切って右側の窓口で参拝料 30 THB(ケーブルカー未利用の場合)
  • 服装・持ち物:肩・膝を覆う服装/水分補給を忘れずに

注記:営業時間や料金は運用で変わる場合があります。現地の掲示・係員案内を優先してください。

よくある質問(FAQ)

ケーブルカーは片道だけ買えますか?
いいえ、往復券のみの運用です()。往路の半券は復路で使用するため、捨てないでください。料金や運用は現地掲示を優先してください。
早朝(6:00〜)に相乗りソンテウで行けますか?
不安定なことが多いです。朝イチ到着を確実に狙う場合は、現地ツアーが確実です。
所要時間はどのくらい見ればいいですか?
境内観覧で30分、写真や参拝まで含めるなら60分が目安です。市内⇄山頂の移動は片道35〜60分(時間帯・渋滞で前後)。
Grabの復路が心配です。帰りはどうすれば?
寺院入口には客待ちソンテウが複数台待機していることが多く、基本は心配無用です。より安心したい場合は、行きと同じドライバーに帰り時間を打診しておきましょう。
雨期にレンタルバイクで行っても大丈夫?
雨期は路面が滑りやすく視界も悪化します。旅行者には推奨しません。無理せず他の手段(ツアー/Grab/貸切)をご検討ください。

まとめ

最短で迷わない結論

  • 朝イチ・夜に行きたい → 現地ツアー
  • 安く行きたい → 専用乗合ソンテウ(片道 60 THB)
  • 自由に寄り道したい → レンタルバイク(※雨期は推奨せず)
  • キャッシュレス&ドアツードア→ Grab(配車アプリ)
  • 家族・荷物多め → チャーターソンテウ(往復 500–600 THB/台)

入口の選び方

  • 体力温存なら ケーブルカー(往復券のみ)
  • 達成感・高揚感を味わうなら ナーガ階段(306段)

所要の目安

  • 市内⇄山頂の移動 片道 35–60分
  • 境内観覧 30分(写真・参拝なら 60分

小さなコツ

  • 帰り足は寺院入口で相乗りソンテウにすぐ乗れる(混雑時は料金・行き先確認)
  • 酔いやすい人は事前に酔い止め

2025年9月現在の現地運用に基づいています。最新の掲示・係員案内を優先してください。

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筆者情報

HIRO@CHIANGMAI43
2012–2023 チェンマイ在住/現在は日本とチェンマイを往復しながら取材
はじめてのチェンマイでも困らないように、11年の生活経験から「ここだけは押さえておきたいポイント」を中心にまとめています。
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