ラオスにわたる旅人が立ち寄る小さな町「チェンコーン」。
タイとラオスを隔てるメコン川沿いの宿に泊まり、川の流れを見ながら時間を忘れてゆったり過ごせます。
本記事では、チェンマイ・チェンライ・バンコクからチェンコーンへの行き方と、
筆者が実際に訪れたチェンコーンのおすすめ観光スポットを紹介します。
チェンコーンへの行き方
チェンコーンはチェンライの北東部に位置し、メコン川を挟んでラオスと国境を接している街です。
空港のないチェンコーンへのアクセスはチェンマイ・チェンライ・バンコクから路線・長距離バスを利用します。
順番に各県のバスの乗り場&降り場と時刻表を紹介していきます。
チェンマイからチェンコーンへのアクセス
チェンマイからチェンコーンへのアクセスはチェンマイ第3バスターミナルからグリーンバスの直行便が毎日3便運行しています。
歩き | ターペー門から徒歩48分 |
スマートバス | チェンマイ第2バスターミナル下車 |
ソンテウ | 20バーツ〜40バーツ |
グラブタクシー | 市街から100バーツ以内 |
チェンマイ第3バスターミナルへのアクセスはこちらのチェンマイ旧市街の移動手段をご覧ください。
グリーンバスのチケット窓口はチェンマイ第3バスターミナルに入ってすぐ左です。
列に並び順番がきたら身分証(パスポートorタイ運転免許)を提示してチェンコーンと告げればOKです。
チェンコーン行きグリーンバスの運行ダイヤ
- チェンマイ発8:00チェンコーン着13:30(395バーツ)VIPバス
- チェンマイ発9:30チェンコーン着16:05(259バーツ)
- チェンマイ発13:15チェンコーン着19:50(202バーツ)
*最新の運行ダイヤは「グリーンバスのスマホアプリ」で確認できます。
8:00発のVIPバスはチェンコーンまで約5時間、それ以外の便はパヤオを経由するために7時間かかります。
時間が合わなかったりチケットが取れなかった方は、とりあえずチェンライまで行き、チェンライでチェンコーン行きの路線バスに乗りかえます。
関連記事:チェンマイからチェンライへの行き方 グリーンバスVSワゴンタクシー
チェンライからチェンコーンへのアクセス
チェンライからチェンコーンへのアクセスはチェンライ第1バスターミナル6乗り場または9番乗り場から路線バスが7時30から1時間おきに1日10便運行しています。
運賃65バーツ、所要時間は約2時間です。
関連情報:チェンライバスターミナル1情報 行き先と乗り場案内
この路線バスはチェンコーンのバス停(市場の前)を経てチェンコーン – フアイサイ友好橋まで行きますので、ラオスに行く方も利用できます。
カップルや家族でアクティブに行動される方はレンタカーもおすすめです。
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バンコクからチェンコーンへのアクセス
バンコクからチェンコーンへのアクセスは北バスターミナル(モーチット)から以下のバス会社が利用できます。
- ソムバットツアー
- バンコクバスライン
- トランスポート社(ボーコーソー)
- ブサラーカム ツアー
- チュートチャイモータセール
ソムバットツアーの時刻表
- バンコク08:00発チェンコーン18.20着(527バーツ)
- バンコク08:15発チェンコーン20:15着(592バーツ)
- バンコク18:10発チェンコーン06:10着(691バーツ)
- バンコク19:00発チェンコーン07:00着(592バーツ)
チェンコーンのバス停
チェンコーンにはたくさんのバスが1箇所に集まるいわゆるバスターミナルはなく、メインストリート沿い・Chiangkhong Green Inn Residentの前・市場の前にバス会社別に乗り場が点在しています。
グリーンバスのバス停
グリーンバスはチェンコーンからチェンライ及びチェンマイに向かう方が利用します。
バス乗り場兼チケット売り場はチェンコーン中心部から並行に延びるメインストリートを10分ほど南下した左手にあります。
寂れているのでバスが停まっていなと気がつきにくいです。
チェンコーンからチェンマイへは1日3便運行しています。
- 発7:30 着14:00(202バーツ)
- 発9:45 着15:00(395バーツ)
- 発10:30 着17:30(259バーツ)
VIPバスは9:45発でチェンマイまで5時間、それ以外の便はパヤオなどを経由するために7時間かかります。
ソンバットツアーのバス停
ソンバットツアーはチェンコーンからバンコクに向かう方が利用します。
こちらのバス停はChiangkhong Green Inn Residentの前にあります。
チェンコーンからバンコクへの直行便が毎日4便運行しています。
- チェンコーン07:25発 バンコク19:55着(592バーツ)
- チェンコーン09:00発 バンコク19:30着(527バーツ)
- チェンコーン15:30発 バンコク04:00着(592バーツ)
- チェンコーン15:50発 バンコク04:20着(921バーツ)
- チェンコーン16:00発 バンコク05:30着(592バーツ)
- チェンコーン16:30発 バンコク05:00着(691バーツ)
- チェンコーン17:30発 バンコク04:00着(592バーツ)
路線バスのバス停
チェンライで乗車した路線バスはチェンコーンのメインストリートを20分ほど南下した市場前のバス停に停車します。
タイの地方都市はチェンマイやバンコクのように流しのトゥクトゥクは走っていないので、トゥクトゥクを利用される方は、ここ(チェンコーンバス停)まで来て乗車する必要があります。
市場前のバス停からチェンコーン中心部まで5分程度、運賃は30バーツ。
ここから主要観光スポットの運賃は以下の通りです。
- 第四友好橋まで1人140バーツ(片道)
- 船乗り場まで1人140バーツ(片道)
- タイルー族博物館まで1人300バーツ(往復)
チェンコーンの移動方法
チェンコーンはメコン川と並行して南北に延びる3kmのメインストリートを中心に街が展開しています。
小さな街ですので歩きでも充分ですが、これからご紹介する観光スポットをまわるとなるとバイクのレンタルやトゥクトゥクに乗る必要がります。
*野犬が多いので、早朝と夜の街歩きは注意してください。
自転車・バイクレンタル
だいたいどのホテルも自転車(無料)とバイク(1日200バーツ)がレンタルできます。
メコン川沿いの風を感じながらサイクリングは気持ちいいですよ。
ソンテウ
ホテルで呼んでもらうか、先ほど紹介した市場前のバス停から乗車してください。
チェンコーンの観光スポット11選
筆者が実際にまわったチェンコーンのおすすめ観光スポットをご紹介していきます。
ラオス(フアイサーイ)観光
チェンコーンはメコン川を挟んでラオスと国境を接していて、
第四友好橋を渡って対岸のラオス(フアイサーイ)に行くことができます。
実際にチェンコーンからフアイサーイに行っみた感想は、
「人が少ないので入国審査があっと言う間」
ビザラン目的なら往復1時間程度です。
観光される方は、ラオス側の国境ボーケーオからフアイサーイの市街地まで100バーツ、フアイサーイ観光2〜3時間で500バーツが相場です。
関連記事:【チェンコーン〜フアイサーイ】第4友好橋でタイラオス陸路国境越え
メコン川クルーズ
渡し舟に乗ってメコン川クルーズを楽しむことができます。
以前は渡し舟で対岸のラオス(フアイサーイ)に上陸することもできましたが、
2013年タイラオス第4友好橋開通にともない外国人旅行者の越境は不可、乗船のみになりました。
ラオスに上陸できないということなので乗りませんでした。
チェンコーンのローカル市場
地元の人々の暮らしぶりがのぞけるローカル市場は個人的に旅先で必ず訪れる観光スポットです。
チェンコーンのローカル市場は先ほど紹介した路線バスのバス停の裏にあります。
チェンコーンの人気タイレストラン
Rim Khong restaurantはメコン川沿いにあるチェンコーンで人気のタイレストランです。
平日にもかかわらず地元の方と観光客で賑わっていました。
メニューは50バーツ〜100バーツの価格帯が中心。
一皿のボリュームはかなりありました。
味の方はとても美味しかったです。
店名 | Rim Khong restaurant |
営業 | 11:00〜21:00 |
電話 | 053-791-105 |
住所 | Wiang, Chiang Khong District, Chiang Rai 57140 |
ホテルの湯船からメコン川
メコン川沿いに宿をとれば、チェンコーンの街がオレンジ色に染まる幻想的な朝焼けをみることができます。
チェンコーンのホテルは安いのでこの最高なロケーションでも6千円です。
素敵なテラスで朝焼けに輝くメコン川を見ながら食事をいただきました。
夕方はビールをのみながら客室露天風呂で夕日がみれます。
托鉢の見学
チェンコーンの托鉢はメコン川沿いの歩道(地図のA〜B)で行われます。
時間は6:00ごろ〜
筆者が泊まったホテルの前を通過した時間は7:15分でした。
村人からお供え物受け取るとお経を唱えて去っていきます。
ルーラーイカム博物館
タイルー族博物館はメコン川と並行して延びるチェンコーンのメインストリートを南下、街の中心部からトゥクトゥクで15分、運賃は100バーツです。
脚力がある人なら自転車でも大丈夫かもしれません。
館内には当時実際に使われていた生活雑貨、タイルー族の歴史や文化風習を解説したパネル、多種多様なデザインの織物が展示されています。
タイルー族と言ったら、美しい民族衣裳と経糸と緯糸を交互に組み合わせた織物が有名ですが、ルーラーイカム博物館では多種多様なデザインの織物を見ることができます。
服飾に興味がある方やタイ雑貨が好きな方は見ておいて損はないですよ。
店名 | พิพิธภัณฑ์ลื้อลายคำ |
営業 | 9:00〜18:00 |
電話 | 089 838 5724 |
座標 | 20.14978, 100.41241 |
入場料 | 無料 |
チェンコーンのタイルー族カフェ
タイルー族博物館はカフェを併設しています。
これがまた素晴らしいカフェで、チェンコーンの素朴な雰囲気が好きな方なら絶対興奮します。
店内の雰囲気もいいですが屋外のテラス席で自然を感じながらゆったりくつろぐのもいいですよ。
テラスから見下ろすとバンブーブリッジがあります。
もちろん一階に降りてバンブーブリッジをわたってきました。
タイルー族の織物直販店
この辺りには織物博物館やタイルー族の直販店が5〜6軒あります。
2軒しかまわっていませんが、雰囲気はさきほど紹介した博物館と似たような感じでした。
タイルー族の織物村
チェンラーイからゴールデントライアングルをまわって(南下して)チェンコーンに来る途中、バーンハートバーイ村という織物で有名な村があったのでそちらにもよりました。
小さな村なのにタイ人の業者さんや観光客で賑わっていました。
展示されている生地以外にも奥に在庫があって、生地の種類はかなり豊富です。サイズや柄などオーダーしている方もいました。
店舗を出て細い通路を村の奥に進んでいくと作業場があり、おばさんが織機で生地を織っています。挨拶をしたら笑顔がかえってきたので中に入って見学をさせてもらいました。
柄と生地の大きさにもよりますが、こちらの柄で完成まで1カ月かかるそうです。
バーンハートバーイ村のカフェ
さらに村を探検すると、小さなカフェを発見!
カウンター席で素晴らしい景色を眺めながら、地元のちびっこ達と会話を楽しむという、なんとも贅沢な時間をすごすことができました。
場所は、メコン川と並行して延びるチェンコーンのメインストリートを北上、中心部から30km離れた場所にあります。
店名 | กลุ่มผ้าทอบ้านหาดบ้าย |
営業 | 8:00〜18:00 |
電話 | 089 555 7644 |
座標 | 20.3705, 100.25392 |
まとめ
チェーンコーンはメコン川をぼんやり眺めながらゆっくりまったり過ごしたい
女性のひとり旅や、カップルにおすすめです。
せっかくならゴールデントライアングルも一緒に観光しましょう。