チェンマイ旧市街の城門・城壁完全ガイド|歴史と見どころを歩いて巡る

チェンマイ旧市街を歩くなら、城門と城壁の存在は欠かせません。
旧市街は、約1.6km四方の城壁とお堀にぐるりと囲まれたエリアで、その外周をなぞるように遊歩道が整備されています。
この堀沿いの遊歩道は、まさにチェンマイまち歩きの定番ルート。
街を象徴する ターペー門で記念撮影をしたり、ベンチに腰かけて、歴史ある街並みをゆったり眺めるのもおすすめです。
この記事では、チェンマイ旧市街を一周するように配置された5つの城門と4つの堡塁(ほうるい)をピックアップ。
それぞれの由来や特徴、まち歩きで知っておきたいポイントを、わかりやすく紹介していきます。

城門めぐりで歩き疲れたら、フットマッサージで早めに回復するのがコツです。
旧市街にはお寺で受けられる格安マッサージもあるので、気になる方はこちらも参考にしてください。
→ チェンマイ旧市街のお寺マッサージまとめ
チェンマイ旧市街を囲む城門とお堀
チェンマイ旧市街は、13世紀末にランナー王国の王都として築かれました。
街は防衛の要として南北・東西それぞれ約1.6kmの城壁とお堀で囲まれ、 この構造はタイ語で、กำแพงเมืองเชียงใหม่(カムペーンムアン・チェンマイ)=城壁都市と表現されるほど、城門や砦の役割が重要でした。
時代とともに多くの城壁は失われましたが、今も 5つの城門と 4つの砦 が残っています。

ターペー門(Tha Phae Gate)

タイ語:ประตูท่าแพ
ターペー門📍「地図で見る」はチェンマイ旧市街の東側に位置する城門で、旧市街の象徴的なランドマークです。
5つの城門の中でも唯一、扉(門扉)が残る門として知られています。
「ターペー門」という名前は、タイ語のท่า(港・船着き場) と แพ(筏) に由来します。
ただし、単に筏があった場所という意味ではなく、かつてピン川と旧市街を結ぶ交易港『ターペー(Tha Phae)』があり、その港に通じる城門だったこと が名前の由来です。

同じ場所でも時間帯によって雰囲気が大きく変わるため、目的に合わせて訪問時間を調整すると楽しみやすいでしょう。
チャーンプアック門(Chang Puak Gate)

チャンプアック門
チャーンプアック門 は旧市街の北側を守る城門です。
チェンマイが新たな都となった当初に整備された門で、昔は凱旋門のような役割も果たしていました。
名前はタイ語で「白い象」を意味します。
これは、ラーンナー王朝のカウィラ王がこの地に白象の記念碑を建立したことに由来しています。

7:00を過ぎると、チャーンプアック門周辺は屋台が一気に集まり、ローカル色の強い食事エリアに変わります。
1品50バーツ〜と安く、英語・中国語メニューもあるため、初チェンマイでも安心して使えるのがポイントです。


チャーンプアック門からは、ドイステープ寺院行きの乗合ソンテウが出ています。
さらに北へ約100m進むと、チェンマイ近郊行きバスの発着拠点もあり、郊外観光の起点としても使われています。
チェンマイ門(Chiang Mai Gate)

チェンマイ門
チェンマイ門は📍「地図で見る」チェンマイ旧市街の南側に位置する城門です。
昼間はローカル市場としてにぎわい、夕方以降は屋台が増えて、朝から晩まで人の流れが絶えないエリアといえます。
夕方になると、ビールを片手にタイのローカルフードを楽しむ外国人観光客の姿も増えてきます。
観光地というより、地元の生活に観光客が自然に混ざる雰囲気が魅力です。
城門のすぐ前にはローカル市場があり、新鮮なフルーツや惣菜がずらりと並びます。
その周囲に屋台が集まり、軽食からしっかりした食事まで選択肢は豊富です。
また、毎週土曜日にはウワライ通りでサタデーマーケットが開催され、チェンマイ門はそのメインの入り口として機能します。
土曜の夕方以降は特に混雑するため、時間帯には注意してください。


チェンマイ門周辺では、市場で買った惣菜やフルーツを屋台に持ち込んで食べても問題ありません。
ビールは市場前のコンビニで購入する人も多く、ローカルではごく普通のスタイルです。
セーンプン門(Saen Phueng Gate)

セーンプン門
セーンプン門は📍「地図で見る」チェンマイ旧市街の南西側に位置する城門で、観光客にはあまり知られていない存在です。

セーンプン門は、地元では「スアンプルン門」とも呼ばれています。
名前は、かつてこの周辺で行われていた刑罰に由来するといわれています。
また、チェンマイの伝統的な風習として、旧市街で亡くなった人は、この門を通って火葬場へ向かったと伝えられています。
スアンドーク門(Suan Dok Gate)

スワンドーク門
スワンドーク門📍「地図で見る」は、チェンマイ旧市街の西側に位置する城門です。
他の城門と比べると落ち着いた雰囲気で、観光客も比較的少なめ。
静かに旧市街を歩きたい人には、歩きやすいエリアといえます。
この周辺は、かつてマンラーイ王の庭園があった場所と伝えられています。
その名残から、現在も門の周辺には花や緑が多く、穏やかな景観が特徴です。
また、スアンドーク門から徒歩約15分の場所には、チェンマイ王家の菩提寺として知られる ワット・スワンドーク があります。
白い仏塔が並ぶ境内は写真映えするスポットとしても人気で、あわせて訪れる人も多いです。

スアンドーク門周辺は、東側(ターペー門)に比べて観光色が控えめ。
朝や夕方に、花の多い通りをゆっくり歩きたい人に向いています。
シープーム堡塁

シープーム堡塁
シープーム堡塁は、(📍地図を見る)チェンマイ旧市街の北東に位置する堡塁です。
かつてこの周辺は漁業資源が豊かだったことから、繁栄を意味する名称で呼ばれていたと伝えられています。

シープーム堡塁の周辺には、徒歩圏内に老舗の中華食堂 ロットルート や、
徒歩約5分の場所にチェンマイ最大級の生鮮市場 ムアンマイ市場 があります。
観光地というより、地元の生活を感じたい人向けのエリアです。
カタム堡塁

英語:Katam Coner
カタム堡塁
カタム堡塁(📍地図を見る)は、チェンマイ旧市街の南東に位置する堡塁です。
旧市街の中で最も低い場所にあり、かつては魚を集め、「カタム」と呼ばれる漁具を使って漁をしていたことが名前の由来とされています。

カタム堡塁付近からドイステープ方面へ向かう道は緩やかな坂が続きます。
サイクリングや街歩きをする場合は、反対回りにルートを組むと楽に回れます。
グーフーアン堡塁

グーフアン堡塁
グーフーアン堡塁は、(📍地図を見る)チェンマイ旧市街の南西に位置する堡塁です。
その名は、ランナー王朝時代にこの地で起きた出来事に関係する人物の名前に由来すると伝えられています。

グーフーアン堡塁は、ランナー王朝2代目の王の時代に、この地に関わった人物「フアン」の名が残された場所とされています。
詳細な史料は限られていますが、城壁の名称から当時の歴史背景をうかがうことができます。
フア・リン堡塁

フアリン堡塁
フア・リン堡塁(📍地図を見る)チェンマイ旧市街の北西に位置する堡塁です。
現在は、正面にチェンマイラム病院があり、旧市街の中でも比較的落ち着いたエリアにあたります。
かつてこの周辺は、ドイステープ山方面から流れてくる水が集まる場所でした。
フアイゲェーオ通り沿いの水路を通って集められた水は、市街地へと供給され、生活を支える重要な役割を担っていたと伝えられています。

フア・リン堡塁周辺は、かつて市街へ水を届ける拠点でした。
観光地として目立つ場所ではありませんが、城壁都市チェンマイの生活インフラを支えていたエリアといえます。
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