チェンマイで「カオフン」が食べられるお店をまとめて5店舗紹介します。
カオフンとは、中国雲南省の出自をもつ「雲南系イスラム(回族)」とミャンマーシャン州の出自をもつ「タイヤイ族(シャン族)」が好んで食べるトーフ料理です。 *出自=でどころ・生まれ・血すじ
トーフは日本の豆腐とは違いひよこ豆から作られます。
一晩水にひたしたひよこ豆をすりつぶし、とろとろになるまで煮詰めてペースト状にしたものを
- 米麺にかけて甘辛タレとまぜて食べたり
- 冷やしてかためて薬味をのせて食べたり
します。
チェンマイでは「シャン族系」と「雲南イスラム(回族)系」2種類のカオフンを食べることができます。
ワットスワンドーク裏のシャン族食堂
ワット・スワンドークの路地裏にひっそりと佇むシャン族料理(タイヤイ族)食堂では、食事系からおつまみ系まで36種類のタイヤイ料理が楽しめます。
黄色・緑・赤のミャンマー国旗をモチーフにしたたれ幕が目印です。
メニューは全品写真付きなので注文に困りません。
一般的にカオフンは、ひよこ豆から作った黄色い餡がかかっていますが、こちらのお店では落花生から作られた紫色の餡もかかっていて2種類の味が楽しめます。
クラッシュピーナッツ・白ごま・オニオンフライ・パクチー・特製ラー油などを餡を米麺とまぜていただきます。
シャン族のカオソーイもあるのでお腹に余裕がある方はぜひ食べてみてください。
トマトの酸味とトアナオの旨味がきいたスープにお餅のような米麺が入っていて、ほかでは味わえないカオソーイです。
トアナオとはタイ北部独自の調味料の1つで、大豆をゆでたあとに塩などと合わせて発酵させ、潰してペースト状にしたものを天日干しにして作ります。
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店名 | タイヤイ食堂 スワンドーク |
タイ語 | ร้านอาหารไทยใหญ่ สวนดอก |
英語 | Shan & vegetarian food |
営業時間 | 9時00分~20時00分 |
ワットパーパオ裏のシャン族食堂
タイヤイ(シャン族)のお寺として有名な「ワット・パーパオ」の裏路地には、タイヤイの食堂が数軒並んでいます。
*お店の前に駐車スペースがないのでワット・パーパオに車(バイク)をとめて裏門から歩いて行きます。
この通りにはタイヤイ族の民族衣装の仕立て屋さんも10軒ほど並んでいるので食事の帰りにぜひのぞいてみてください。
メニューは、パウチメニューとお店の壁にはってあります。
両方とも写真付きなので注文には困りません。
店内にはビールのつまみにあうタイヤイのお惣菜も並んでいます。
*ビールはクーラーボックスの中に入っています。
三角の黄色い厚揚げのようなものは、カオフンを油で揚げたもので、外側サクサク内側もっちりのビールのつまみに最高です。
ミャンマーのナチュラル化粧品「タナカ」も売っていますので、お土産に1ついかがでしょうか。
店舗名 | Kon Kum Burmese Restaurant |
営業時間 | 7時00分〜21時00分 |
場所 | Googleマップでひらく |
ワロロット市場フードコート(シャン族ヌードル)
ワロロット市場の地下1階フードコードにはシャン族のソウルフードであるカオフンやミャンマー風カオソーイが食べれるお店があります。
リーズナブルな価格ということもあり、タイ人観光客やタイヤイの子達でいつも賑わっています。
冷たいカオフンは口に入れた瞬間、クリームのように溶けていく不思議な食感で、豆のコクと甘みの余韻が味わえます。
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金曜朝一(雲南ムスリム朝市)
金曜朝市(雲南ムスリム朝市)は、チェンマイに移り住んだ雲南系ムスリムが毎週金曜朝にひらく朝市です。
超ディープなローカル料理が楽しめたり、珍しいの地場野菜・果物を購入できたり、旅好きな人がしびれる場所です。
カオフンは市場前にならぶ屋台と市場内のフードコートで食べられます。
屋台のメニューは温かいカオフン・冷たいカオフン・汁無しカオソーイの3種類。
写真が貼ってあるので指差し注文できます。
市場内のフードコートでも食べられます。
持ち帰り用のカオフンも売っています。
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ラーンハービップ(雲南食堂)
ラーンハービップは、筆者が昔住んでいた高層コンドフローラルコンドミニアムから徒歩3分の場所にあります。
こちらのお店は雲南系ムスリム(回族)が経営するお店で、あっさりした鶏の雲南餃子や回族の麺料理がいただけます。
カオフンはメニューにはありませんがいえば作ってくれます。
シャン族のカオフンと比較すると、黄色みが濃く豆の旨味を強く感じます。
こちらのお店の売りである雲南餃子は13個で100Bとコスパ最高です。
淡白な鶏肉を使った餃子に甘酸っぱいタレがあいます。
牛骨ラーメンはあっさりシンプルだけど旨味がしっかりしたスープが絶品です。
イスラム系のお店では標準装備の辛子高菜も美味しいです。
麺は表面がツルツルしていて滑らかな啜りごごちで、噛むたびにほんのりとした甘みが口の中に広がります。
あっさり上品な牛骨スープに良くあいます。
筆者がスープが美味しいですね。と言ったら、
ニッコリ笑って、寸胴の牛骨を見せてくれました。
汁なしカオソーイの上には、トアナオ、トマト、赤わけぎ、豚挽肉、唐辛子、にんにくなどを混ぜ合わせたものがのっています。
こちらもメニューにはありませんが言えば作ってもらえます。
店舗名 | ラーンハービップ |
タイ語 | ร้านฮาบิ๊บ |
営業時間 | 8時00分〜14時00分 |
座席数 | 12席 |
場所 | Googleマップでひらく |