バーンチエン遺跡は1992年にユネスコの世界文化遺産に登録されたウドタニ県ノーンハーン郡にある古代文明の遺跡です。
土器を中心に、先史時代における人間活動の痕跡が発見されており、東南アジア独自の文明を知るたいへん重要な遺跡だと言われています。
バーンチエン村のあちこちで土器が露出、村人たちが拾い生活用品として利用。
地元の教師達が出土品についてタイ王国文化省芸術局に相談。
発掘された出土品が既存の人類史を覆す大発見と世界中で騒がれる。
出土品をバンコクの博物館に展示しようとするが、プーミポン国王が『出土品はバーンチエンにあるべきで、バンコクに移すべきではない』と命じる。
1975年にバンチエン国立博物館が完成。(一般公開は1981年から)
バンチエン国立博物館がユネスコの世界文化遺産に登録される
この記事では、バーンチエン遺跡の以下の2箇所
- 遺跡から出土した貴重な出土品を展示しているバンチエン国立博物館
- 遺跡の発掘現場が当時のまま保存されているポーシーナイ寺院
へのアクセスと見どころをご紹介しています。
バーンチエン遺跡への行き方
バーンチエン遺跡(バンチエン国立博物館とポーシーナイ寺)は、ウドンタニー中心市街地から50キロ離れたノーンハーン郡にあります。
路線バスを利用する方は、ウドーンターニー第1バスターミナルからサコンナコーン行きのバスに乗り、22号線沿いのバーンチエン遺跡付近で下車し、トゥクトゥクで10分です。
トゥクトゥクの運賃は交渉ですので一概にいくらとは言えませんが、往復で200バーツ〜300バーツ程度です。
トゥクトゥクを待たせておかないと、帰りは22号線沿いまで歩くことになります。
ウドンタニー中心市街地からソンテウをチャーターされる方は、タレーブアデーンとセットで1000バーツ〜1500バーツが適正運賃です。
バンチェン国立博物館
名称 | バンチェン国立博物館 |
タイ語 | พิพิธภัณฑสถานแห่งชาติบ้านเชียง |
英語 | Ban Chiang Archaeological Site |
営業時間 | 9時00分~16時00分 |
休館日 | 月曜日・火曜日 |
入場料 | 外国人150バーツ、タイ人30バーツ |
場所 | Googleマップでひらく |
備考 | 入場料は発掘現場(ポーシーナイ寺院)とセット |
外国人の入場料はタイ人の5倍ですが、国立博物館なのでこればかりは仕方ないです。入口で日本人(JAPAN)と言えば、日本語のパンフレットがもらえます。
バーンチエン遺跡の代名詞ともいわれる独特な幾何学模様が塗装さた赤茶の土器
バンチェン国立博物館では時代ごとに模様が異なる3時代の土器を見学できます。
考古学的資料として重要な人や動物の骨なども展示されています。
バンチェン国立博物館の前にはお土産屋がたくさん並んでいてレプリカの土器が売っています。
ポーシーナイ寺院
名称 | ワット ポー シー ナイ |
タイ語 | วัดโพธิ์ศรีใน |
営業時間 | 9時00分~16時00分 |
入場料 | 博物館とセット |
場所 | Googleマップでひらく |
ポーシーナイ寺院はバーンチエン遺跡の発掘現場が当時のまま保存されている場所です。
バンチェン国立博物館から東に約800メートル、歩いて10分で到着します。
筆者は朝5時起きで、タレーブアデーンをまわってから博物館に来たので、疲れてしまい発掘現場(ポーシーナイ寺)へは行きませんでした。今考えれば、無理してでも行けばよかったと後悔しています。