パーチョーの崖(Pha Chor)|グランドキャニオンのような絶景スポット

チェンマイには「グランドキャニオン」と呼ばれる場所が2つあります。

ひとつはハーンドンにある人工のウォーターパーク。

そしてもうひとつが、メーワン国立公園にある自然の地形「パーチョーの崖(Pha Chor)」です。

長い年月をかけて削り出された巨大な岩壁は、まるで峡谷のような迫力。

観光地化されすぎていない静かな環境の中で、チェンマイ郊外ならではのダイナミックな景観を体感できます。

この記事では、パーチョーの見どころ、ハイキングコース、行き方と注意点まで、初めての方でも迷わないように紹介します。

パーチョーとは|チェンマイ版グランドキャニオン

パーチョーの崖(Pha Chor)
パーチョーの崖(Pha Chor)

パーチョーの崖(Pha Chor)は、チェンマイ南西部にあるメーワン国立公園内の自然景観スポットです。

かつてこの一帯を流れていたピン川の浸食と地殻変動によって地形が削られ、現在の独特な岩壁が形成されました。

高さ約30メートルにもなる地層がむき出しになり、長い年月が刻んだ地形を間近で見ることができます。

切り立った岩柱が連なる景観は、チェンマイ市内の観光では見られないスケール感があります。

派手な施設やアクティビティはありませんが、ハイキングを楽しみながら絶景にたどり着く“自然散策型”のスポットとして人気があります。

パーチョーができた理由|地形の成り立ち

現地には地形の成り立ちを説明した案内板が設置されています。内容を簡単にまとめると、次のような流れです。

現地案内看板の抄訳
パーチョーの現地案内看板
現地の案内看板

ステップ①
3千年前にドーイロー郡の西側が地殻変動により沈降。

ステップ②
沈降した場所に風や流水よって運搬された砂・シルト・粘土などが堆積。

ステップ③
堆積物によって形成された地層に、風・雨・ピン川の侵食作用が加わり、パーチョーの崖になる。

パーチョーハイキング体験レポート

メーワン国立公園の地図
メーワン国立公園の地図

パーチョーは展望台から眺めるだけのスポットではなく、実際に歩きながら地形を体感できるハイキングコースが整備されています。

崖の近くまで進めるルートや展望ポイントがあり、景観の変化を楽しみながら散策できます。

展望台〜入口(スタート地点)

メーワン国立公園内の見晴らしのいい展望台
メーワン国立公園内の見晴らしのいい展望台

駐車場には展望台、トイレ、売店があり、散策前の休憩や準備ができます。

ここがハイキングのスタート地点になるため、水分補給や帽子の準備を整えてから出発すると安心です。

遊歩道

メーワン国立公園内の整備された遊歩道
メーワン国立公園内の整備された遊歩道

階段を下りると森林の中の遊歩道が続き、メインスポットまでは約20分ほど歩きます。

約500万年前の地層。タイ国内ではメーワン国立公園だけ。
約500万年前の地層。タイ国内ではメーワン国立公園だけ。

途中にはピンク色の地層が見られるポイントもあり、景色の変化を楽しみながら進めるため、歩いている時間も退屈しません。

パーチョーの崖(メインスポット)

メーワン国立公園内にある大峡谷パーチョーのサオロマンと呼ばれる崖の柱
メーワン国立公園内にある大峡谷パーチョーのサオロマンと呼ばれる崖の柱

遊歩道を進むと、突然視界が開け、切り立った岩壁が目の前に現れます。

高さのある地層が幾重にも重なり、自然が長い年月をかけて削り出した造形を間近で見ることができます。

乾いた大地と独特の岩肌が続く景観は、チェンマイ市内では見られないスケール感があります。

写真で見るよりも実際の迫力が大きく、訪れた人の印象に強く残るポイントです。

※乃木坂46の齋藤飛鳥さんが訪れ、崖の壮大さに驚き、しばらく立ち尽くした場所としても知られています。

キウスーテン展望トレイル

キウスーテン展望トレイルの散策路地図
キウスーテン展望トレイルの散策路地図

園内には「キウスーテン」と呼ばれるもう一つの散策ルートがあります。

距離は往復約500mほどで、森林の中を歩きながら地層や自然環境を観察できる静かなコースです。

派手な展望はありませんが、人が少なく落ち着いて歩けるため、時間に余裕があれば合わせて歩いてみるのもおすすめです。

行く前に知っておきたい注意点

階段や未舗装の道を歩くため、サンダルよりもスニーカーなど歩きやすい靴がおすすめです。

想像以上に日差しが強く、途中には売店がないため、飲み物は入口で購入してから出発しておくと安心です。

また、パーチョーは国立公園内にあるため外国人料金が適用されます。

入場料はタイ人20THB、外国人100THB。

価格差に驚く人もいるかもしれませんが、実際に歩いてみると100THBでも十分安いと感じるほどの景観が広がっています。

所要時間約1〜1.5時間
ハイキング距離往復約1km
難易度初心者OK
おすすめ時間午前〜昼前
服装運動靴推奨

アクセス・行き方

パーチョーの崖(Pha Chor)は、チェンマイ旧市街から南西へ約40km、メーワン国立公園内にあります。市内中心部から車でおよそ1時間〜1時間15分ほどの距離です。

公共交通機関は通っていないため、アクセスはGrab(配車アプリ)、車のチャーター利用が一般的です。

レンタカーやレンタルバイクでも訪問可能ですが、距離があるため運転に慣れている人向けです。

なお、駐車料金はバイク20THB、車30THBが別途必要です。

近くにタイで唯一のガネーシャ博物館【入場無料】もあるので、一緒に観光するのがおすすめです。

基本情報

名称パーチョー (メーワン国立公園)
タイ語ผาช่อ (อุทยานแห่งชาติแม่วาง )
英語Pha Chor (Mae Wang National Park)
場所Googleマップでひらく
営業8時00分~16時00分
入場料外国人100バーツ(駐車料金:バイク20・車30バーツ)

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筆者情報

HIRO@CHIANGMAI43
2012–2023 チェンマイ在住/現在は日本とチェンマイを往復しながら取材
はじめてのチェンマイでも困らないように、11年の生活経験から「ここだけは押さえておきたいポイント」を中心にまとめています。
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