終戦記念日の8月15日、チェンマイのワット ムーンサーンに行って日本人戦没者慰霊碑に手を合わせてきました。
第二次世界大戦当時、チェンマイにはインパール作戦の駐屯地があり、ムーンサーン寺院は野戦病院のひとつとして重症患者を収容。ここで多くの方々がお亡くなりになったそうです。
境内には日本人戦没者の慰霊碑の他に、資料館、スッタジットー美術館などもあります。
インパール作戦とは、1944年3月から7月まで、当時イギリス領だったインド北東部の都市「インパール」を攻略するために日本軍がおこなった作戦。険しい山岳地帯を転戦する過酷さに加え、マラリアや赤痢などの感染症の蔓延などにより、死傷者7万人の莫大な犠牲を払い、のちに「史上最悪の作戦」と呼ばれています。
ムーンサーン寺院の見どころ
名称 | ワット ムーンサーン |
タイ語 | วัดหมื่นสาร |
英語 | Wat Muen San |
場所 | Googleマップでひらく |
ムーンサーン寺院があるウワラーイ通り付近は、その昔銀細工で生計を立てていた職人たちの集落でした。
境内にある職人さんたちの作品、特に銀のお堂(スッタジットー美術館)は銀寺に負けず劣らず見事です。
チェンマイの銀寺『ワットシースパン』から徒歩4分です。
慰霊碑
ムーンサーン寺院の日本人戦没者慰霊碑
遺族と戦友により、「戦友よ安らかに眠れ」と刻まれた慰霊碑は1970年に建立されました。
戦没者資料館
慰霊碑の後ろは資料館になっていて、普段は鍵がかかっているそうなのですが、この日は解錠されていました。
資料館には歴史資料や遺品などが展示されています。
古井戸
第二次世界大戦当時、日本兵や地域住民が飲み水として使っていた井戸。
スッタジットー美術館
ランナー様式の建築様式を用いたスッタジットー美術館は、銀細工が盛んなウアライ地区のシンボルとして2002年の着工から8年の歳月をかけて建立されたものです。
ワットシースパンに負けず劣らず素晴らしい銀細工を見ることができます。
館内には当時の街の様子が刻まれた作品が展示されています。
菩提樹の根元に座って瞑想に耽っているお釈迦様
美しい銀細工が施された壁。
十二支の仏塔が描かれています。
ランナータイヤイ様式の仏塔
タイヤイの職人によって建立された仏塔。
四隅の獅子が仏塔を持ち上げているように見えます。
シーウィチャイ高層のブロンズ像
クルーバーシーウィチャイ高層のブロンズ像は、タイ王国国家芸術家に認定されているノンティワット・ジャンタナパリン氏によって制作されました。
まとめ
世界人類が平和でありますように。