本記事ではチェンマイの古代都市遺跡「ウィアンクムカーム」の1番の見どころでもある巨大チェディ「ワット・チェディリアム」についてご紹介しています。
ワット・チェディリアムの行き方
日本語 | ワット チェディリアム |
タイ語 | วัดเจดีย์เหลี่ยม (กู่คำหลวง) |
英語 | Wat Chedi Liam |
営業時間 | 6時00分~18時00分 |
ワット・チェディリアムはチェンマイ旧市街から南へ7km離れた場所にあります。
チェンマイ旧市街の南に築かれた城門、チェンマイ門からバイクまたは車で10分、自転車で30分ほどです。
ワット・チェディリアムはウィアンクムカーム遺跡観光で必ず立ち寄る場所になっていますので、遺跡をいろいろと見てまわりたい方は、先にウィアンクムカーム遺跡情報センターに行って、馬車やトローリーバスをチャーターするのがオススメです。
主要箇所を9箇所まわって、馬車は1人につき300B、トローリーバスは1人〜10人まで400Bです。
コースの詳細はこちらの「チェンマイの幻の古代都市ウィアンクムカーム完全ガイド」をご覧ください。
ワット・チェディリアムの見どころ
ワット・チェディリアムはウィアンクムカーム遺跡群の中でも数少ない現役の寺院で、チェディ(仏塔)の他に本堂、布薩堂、マラーイ王像を祀った祠堂、僧院などを備えています。
ワット・チェディリアムのチェディ(仏塔)
ウィアンクムカーム遺跡情報センターの資料によりますと、ワット・チェディリアムは1288年にランプーン県にあるワット・チャーマテウィーのクークットと呼ばれるハリプンチャイ様式の仏塔(チェディ)を模して建てられました。
創建当時はクーカムと呼ばれており、4面5層構造で各段それぞれ3つの仏龕(小室)が設けられ、計60体の立像が安置されていました。
その後、寺院は何百年もの間放棄され荒廃していましたが、1908年ラーマ5世の治世期に、チェンマイで事業を営むミャンマーの富豪によって大規模な修復工事がおこなわれました。
この時に5段目の仏龕が(4方向に1つずつ)4つ増やされ、仏像が60体から64体安置されるようになりました。
また、仏塔に施されている装飾もナーガや蔓からアカンサス(葉を表す装飾)などビルマ風のデザインが取り入れられ、チェディリアムと呼ばれるようになりました。
実際に寺院に足を運んでみると、青空に向かってそびえ建つ巨大チェディは息をのむ美しさです。
いい感じに白い漆喰が剥がれていて独特の趣があります。
仏龕の立像はよく見ると各段違った印相を結んでいます。
ワット・チェディリアムの本堂(ウィハーン)
本堂は仏塔の南側にあります。
破風の裏側の壁画には、瞑想中の仏陀を邪魔する魔物たちを、濡れた髪の毛から水を絞り出して追い払った女神プラ・メートラニーの神話が描かれています。
ワット・チェディリアムの布薩堂(ウボーソット)
本堂の右となりには布薩堂が建っています。
屋根の突端部分にはチョーファーと呼ばれる神聖な棟飾りがのせられています。
棟飾りは胴体が孔雀で頭部は象の鼻と牙を持つノック・ハッサディーリンという、ヒムパーンの森に棲む神獣がデザインされれいます。
マラーイ王の祠堂
仏塔の西側にはマラーイ王の祠があります。*木で隠れていて少しわかりづらい場所です。
入り口の扉は閉まっていますが、開けて中に入ってください、そして参拝を終えたら閉めてください。とタイ語で書いてあります。