タイには生きた虎とふれあえる施設がいくつかありますが、チェンマイ旧市街から車で30分の場所にある「タイガーキングダム」もそのうちの一つです。
日本円で3000円払うと、虎の檻のなかに入って写真を撮ったりふれあったりできます。
スリリングな体験ができるとあってチェンマイで人気の高いアクティビティですが、やはり気になるのは安全面。
タイガーキングダムのスタッフは「野生じゃないから大丈夫、人は襲わない」とはいうものの心配ですよね。
タイガーキングダムでの事故が心配な方は、襲われても勝てそうな小さい虎を選ぶか、とりあえず250バーツで園内に入り、近くで虎を見てからコースを決めましょう。
本記事は、タイガーキングダムに(付き添い含め)5回以上行った現地在住が、行き方と各コースの料金をくわしく紹介しています。
タイガーキングダムでの過去の事故や補償額についても解説していますので、気になる方はぜひ読んでみてください。
タイガーキングダムチェンマイの行き方
タイガーキングダムチェンマイへの交通アクセスは以下のとおりです。
交通手段 | 運賃 |
---|---|
ソンテウチャーター | 300バーツ |
タクシー配車アプリ | 600バーツ〜700バーツ |
レンタルバイク | ガソリン代 |
ツアー | 1500バーツ〜2000バーツ |
ソンテウチャーター
もっともポピュラーな移動手段はソンテウチャーターです。
チェンマイ旧市街でソンテウを300バーツでチャーターしてメーサーエレファントキャンプと一緒にまわるのが定番コースになっています。
チャーターする場所や貸切の方法は以下の記事を参考にしてください。
タクシー配車アプリ
割高でもいいから時間を有効活用したい方はグラブタクシーがおすすめです。
人気スポットなので、帰りもあまり待たずによぶことができます。
レンタルバイク
チェンマイ旧市街からタイガーキングダムまでは約30km。
走りやすい一本道なのでカフェ巡りしながらバイクツーリングもおすすめです。
ツアーを利用する
個人で手配するのが面倒な方はツアーを利用しましょう。
タイガーキングダム 入場チケット(チェンマイ / 送迎付き)【¥ 990】
宿泊先(または集合場所)+入園料 *写真撮影料は含まれません。
タイガーキングダムチェンマイの営業時間
名称 | タイガーキングダム チェンマイ |
英語 | Tiger Kingdom Chiang Mai |
タイ語 | คุ้มเสือ แม่ริม เชียงใหม่ |
営業時間 | 8時00分~18時00分(年中無休) |
場所 | Googleマップでひらく |
連絡 | 053 860 704 |
サイト | 公式HP ・ Facebook |
アクセス | チェンマイ市街地から30分(ソンテウ・タクシー) |
タイガーキングダムチェンマイの施設案内
施設の入り口で受付スタッフが待機しています。
タイでよくある、お店に入っても放置されることはないので安心してください。
いい値段がする分、スタッフの人当たりはよくサービス満点です。
パソコンの画面を見せてコースの説明をしてくれるので、確認したいことがあれば聞いておきましょう。
コースが決まったら奥のキャッシャーで精算をします。
虎をみてからコースを決めたい方は入園料の250バーツだけでも園内に入れます。
タイガーキングダムチェンマイの料金
入園料250バーツ
料金表に記載されていないので、あまり知られていませんが入園のみもできます。
入園料は250バーツです。
コース選びに悩んでる方は、とりあえ園内をぐるっとひとまわりして、実際に近くで虎を見てから決めるのが良いと思います。
*園内にもチケット窓口はあります。
ちびタイガーの大きさは小型犬ほど。
万が一、襲われても女性でも勝てる大きさです。
ミニタイガーの大きさは大型犬ほど。
男性なら襲われても大丈夫な大きさです。
ビッグタイガーは体重100kgほど。
テレビなどてよく見かける大きさです。
ジャイアントタイガーの体重は250kg〜270kg。
「虎ってこんなに大きいかった?」って思うほどデカいです。
受付のパネルで見る虎と、目の前で動いている虎とでは迫力が違います。
入園料のみ(250バーツ)でもゲージの外から写真を撮ることができます。
撮影料(799バーツ〜1200バーツ)
撮影時間(虎とふれれあえる時間)は10分〜15分です。
料金は一緒に撮影する虎の種類や成長過程によって違います。
虎の種類 | 料金 | 身長制限 |
GIANT | 1300バーツ | 160cm(18才以上) |
BIG | 799バーツ | 160cm(18才以上) |
WITE | 799バーツ | 160cm(18才以上) |
MEDIUM | 799バーツ | 155cm |
SMALL | 799バーツ | 140cm |
SMALLEST | 1200バーツ | なし |
NEWBOON | 2000バーツ | なし |
赤ちゃんタイガーはめったにいない
トラの赤ちゃんは成長が早いので、猫のように小さい赤ちゃんタイガーはめったにいません。
筆者は5回以上タイガーキングダムに行っていますが、一回もみたことがありません。
いつもいるのは小型犬くらいの大きさのちびタイガーです…。
もしいたら相当ラッキーなので、絶対に赤ちゃんタイガーと一緒に写真を撮った方がいいですよ。
別途300バーツでプロのカメラマンに撮影してもらうこともできます。(1グループ5人まで)
パッケージ料金:1500バーツ〜4000バーツ
いろいろな虎と写真を撮りたい方はパッケージもあります。
1500バーツ(WITETIGER+BIGTIGER)
2500バーツ(BIG+WITE+SMALLEST)
4000バーツ(GIANT+BIG+WITE+MEDIUM+SMALL)
*上記の料金には入園料も含まれています。
トライアル料金:1890バーツ〜7800バーツ
一番虎とふれあえるコースです。
虎の習性と注意事項(事故の同意)の説明をうけたあと、虎のおもちゃを作って一緒に遊んだり、散歩したりするコースです。
もちろん虎と一緒に記念撮影もできます。
時間はロングコースが45分・ミニコースが20分。
1人〜3人のグループ1人当たり4700バーツ
4人〜6人のグループ1人当たり7800バーツ
ミニコース1人当たり1890バーツ
*上記の料金には入園料も含まれています。
在籍虎の紹介
園内のインフォメーションの前にタイガーキングダムにいる虎の名前・種類・年齢が紹介されてるパネルがあります。
気にいった顔立ちの虎がいたら、パネルを指差して係の人にリクエストしてみましょう。
レストラン
併設しているレストランの営業時間:9時00分〜17時30分(ビュッフェ:11時00分〜15時00分)
料理の価格帯は50バーツ〜150バーツ。
20m離れた席で虎を眺めながら食事ができます。
園内は動物園のような獣臭はしないので臭いが気になる方も大丈夫です。
カフェ
レストランの反対側にはカフェも併設しています。
ドリンクの価格帯は60バーツ〜110バーツ。
カフェからも虎の様子をみることができるので、付き添いの人(トラと一緒に写真を撮らない人)も退屈することなく待っていられます。
お土産屋
タイガーキングダムの事故について
相手が動物なので事故が起きる可能性は完全にゼロではありません。
「タイガーキングダム」以外の施設においては時々事故が発生しているようですが、SNSレベルの情報なので裏付けがとれていません。
以下は、過去に報道されたタイガーキングダムでの事故です。
- チェンマイのタイガーキングダムではニュージーランドの観光客が虎に襲われ54針を縫う怪我(2009年)
- プーケットのタイガーキングダムではオーストラリアの観光客が虎に襲われ29針を縫う怪我(2014年)
タイガーキングタムの補償額について
上記の事故において、タイガーキングタムの補償額については記述されていないため、不明です。
ですが、タイの交通事故保険では、一般的に片足や片腕がなくなっても30万バーツ(日本円で約100万円)しか支払われません。怪我の場合は最高で3万バーツ(日本円で約10万円)です。
つい最近、タイのバンジージャンプで命綱が切れ落下、怪我を負った人に施設側が支払った補償額は4万円ほどでした。
日本と比較して事故の保証が低いので、利用される方は日本の保険に必ず加入しておくことをおすすめします。
タイガーキングダムの周辺観光スポット
タイガーキングダムがあるメーリムは、1日では時間が足りないほど人気アトラクション施設が密集しているエリアです。
こちらの記事を参考に温泉・カフェ・アトラクションなど、チェンマイ観光を楽しんでください。