タイの屋台で小さい土鍋をつついているタイ人の姿を見かけて、
- あれはどんな食べ物なんだろう?
- どうやって注文するんだろう?
と気になった方に向けて、
イーサン鍋「チムチュム」の注文方法と正しい食べ方をご紹介します。
チムチュムは、お肉も野菜もたっぷり摂れて1人前100バーツ〜150バーツとコスパ最高ですので、ぜひタイの屋台で挑戦してみてください。
ビールにあいますよ!
イーサン鍋 チムチュムとは
チムチュムは、もともとタイ東北部「イーサン地方」でのみ楽しまれていた料理ですが、その美味しさから瞬く間にタイ全土に広がりました。
小さくて可愛い特製の土鍋に、レモングラス、コブミカンの葉、ナンキョウなど、香草が効いたスープをはり、肉や野菜、春雨などを入れてスパイシーなタレをつけていただきます。
タイ語でチムチュムは、タレに食べ物つけていただくという意味があります。イーサーン地方ではジェオホーンまたは、チムチュムの反対の語順で、チュムチムとも呼ばれています。
チムチュムのスープ
鳥ガラベーズのスープにレモングラス、コブミカンの葉、ナンキョウなのど香草が効いています。
チムチュムの具材
- 肉類(豚、内臓)
- シーフード(イカ、エビなど)
- ミックス(肉とシーフード)
具材は肉類・シーフード・ミックスのどれか3種類と野菜、春雨、生卵です。
チムチュムのタレ
タイ語でチムチュムはタレに食べ物つけていただくという意味があります。
- チム(จิ้ม) タレをつける
- チュム(จุ่ม) 〜をひたす。
チムチュムのタレは、唐辛子、にんにく、香草が効いたピリ辛な緑色のタレと甘辛な赤いタレの2種類があります。
チムチュムの注文方法
チムチュム専門店と屋台では注文方法が若干異なります。
屋台の場合
以下の3種類のメニューから選ぶます。
- ポーク(豚)
- シーブード
- ミックス
野菜、春雨、生卵、スープ、付けタレがセットで100バーツ~150バーツです。
足りない場合は野菜だけとかお肉だけとか追加注文できます。
*スープとつけタレは無料です。
チムチュム専門店の場合
テーブルの上にオーダーシートが置いてあるので好きな具材にチェックを入れて店員に渡します。
具材は一皿10バーツ〜20バーツです。
スープをはった鍋と一緒に具材が運ばれてきます。
専門店はタイ文字が読めないと厳しいですが、屋台は(ポーク、シーフード、ミックス)の3種類しかないので簡単に注文できます。
チムチュムの美味しい食べ方
①お肉のドリップ(赤い肉汁)を捨て、付属のたまご割ってお肉をコーティングしてお鍋に投入します。
②タンパク質が固まったアクが出るので取り除きます。*食べても問題ないです。
③お肉に火が通ったら野菜を入れます。
④お肉と野菜を食べ終わったら、残っているスープに春雨を入れます。
*お肉や野菜を追加する方は、炭火も追加してもらえます。
チムチュムの食べ方の注意点
①日本のしゃぶしゃぶとは違うので、具材はしっかりと火を通してから食べましょう。
②お肉からでるドリップ(赤い水のような液体)は、入れないようにしましょう。
お肉を鍋に入れる時に、赤い液体ごとドバッと入れると、食中毒の原因になるので、ドリップは先に捨てるか、ひと一切れずつ入れましょう。