ワロロット市場完全ガイド|在住11年が教える歩き方

ワロロット市場完全ガイド|在住11年が教える歩き方

チェンマイのローカル市場といえば、ワロロット市場。

食と生活がそのまま見える、リアルなチェンマイが詰まった場所です。

地元では「ガードルアン(巨大市場)」と呼ばれるほど規模が大きく、周辺には建物や市場が点在しています。

そのため、初めて訪れると「どこから入ればいいのか」「どこを回ればいいのか」分からず、戸惑う人も多いはずです。

そこでこのガイドでは、ワロロット市場を日常的に利用していたチェンマイ在住11年の筆者が、

ワロロット市場の全体像を押さえつつ、時間の限られた旅行者向けに「ここは行く・ここは捨てる」を絞ったモデルコースを紹介します。

ワロロット市場の全体構造(ガードルアンとは?)

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Warorot Market Visual UI Map

ワロロット市場は、いくつもの市場が集まったエリアの総称です。

地元では「ワロロット市場」とはあまり言わず、まとめて「ガードルアン(巨大市場)」と呼ばれています。

西(旧市街側)から

クワンメン通り → ワロロット市場・トンラムヤイ市場 → 花市場 → ピン川

という横並びの構造になっています。

クワンメン通りには、生地や洋裁材料(くるみボタンなど)を扱う店が集まり、

その東側に、ワロロット市場と食料品中心のトンラムヤイ市場が並びます。

さらに東へ進むと、生花やフラワーリースを扱う花市場があり、その先がピン川です。

また、クワンメン通りの近くには、モン族の衣類や雑貨を扱うモン族市場もあります。

ワロロット市場のフロア構成

ワロロット市場のフロア構成(一階から三階まで)
ワロロット市場のフロア構成

ワロロット市場は、地下〜3階までの多層構造になっていて、フロアごとに扱うジャンルが分かれています。

  • 地下:フードコート
  • 1階:チェンマイの特産品・ドライフルーツ・ハーブティー・キッチン用品
  • 2階:民族衣装・カバン・布地
  • 3階:トイレ・衣類

ワロロット市場の地下(フードコート)

地下フロアはフードコート中心で、ローカル客が多い食堂エリアです。

ワロロット市場の1階

1階はワロロット市場のメインフロアで、食べ歩きとお土産探しを一気に済ませたい人向けのフロアです。

タイ北部名物のハーブ入りソーセージ「サイウア」をはじめ、

タイティー、ハーブ系アイテム、キッチン用品などが並び、チェンマイらしいものをひと通りまとめてチェックできます。

ワロロット市場を訪れたら、まず1階から見て回るのが効率的です。

ピュアオイルで有名な「ポンペイ」もこの1階にあり、軽めのお土産探しにも便利です。

ワロロット市場の2階

2階は衣類のフロアで、スカーフや布地、洋裁材料を扱うお店がずらっと並びます。

民族衣装系の服や、タイっぽいデザインの洋服も多く、アジアの市場らしい雰囲気を一番感じやすいフロアです。

ワロロット市場の3階

3階には 3 THBの有料トイレ が新しくできています。

タイにしてはかなり清潔で、日本人でも安心して使えるレベルです。

ワロロット市場3階の有料トイレ(3 THB)
ワロロット市場3階の有料トイレ(3 THB)

トンラムヤイ市場のフロア構成

トンラムヤイ市場の俯瞰写真
トンラムヤイ市場の俯瞰写真

トンラムヤイ市場は、ワロロット市場のすぐ隣にある食料品中心のローカル市場です。

1階と2階で扱うジャンルがはっきり分かれています。

  • 1階:食料品・フルーツ・ローカルスイーツ・日用雑貨
  • 2階:モン族グッツ・民族衣装・カバン

トンラムヤイ市場の1階

トンラムヤイ市場一階に並ぶフルーツ

1階はフルーツと食料品が中心のフロアです。

ドリアン、マンゴスチン、生ライチなど、日本ではなかなか見かけない南国フルーツが並びます。

ドリアンチップやローカルスイーツなど、お土産にも使える軽食系も充実しています。

おすすめは、創業30年、常に地元民でにぎわう「サンデーアイスクリーム」。

午前中に売り切れることも多いルアムミット(ココナッツミルクの氷菓子)は、歩き疲れたときの休憩にちょうどいいローカルスイーツです。

トンラムヤイ市場の2階

2階はモン族グッズと民族衣装のフロア。

衣類やバッグなど、いかにも北タイらしいアイテムが揃っています。

ただし、あとで紹介する「クワンメン通り+モン族市場」をセットで回るモデルコースを予定している人は、ここは無理に立ち寄らなくても大丈夫です。

ナワラット市場

チェンマイのナワラット市場の日用用品店
ナワラット市場の用品

ナワラット市場は、ワロロット市場の幹線道路を挟んだ北側にある市場です。

細い路地に小さな商店が並び、日用品や雑貨、金物、おもちゃなどが揃っています。

旅行者向けというより地元使いの市場なので、時間に余裕があれば「ぶらっと覗く」くらいで十分です。

花屋市場

タイの花輪
ピン川と並行して走るプライサニー通りに並ぶ花屋

花市場では、ジャスミンの花輪(プアンマーライ)やフラワーアレンジメント、バラやカーネーションの花束などが売られています。

基本は地元向けですが、市場前にはバイクの駐車場があり、メーガンポン村やサンカムペーン温泉行きのバス乗り場もあります。

クワンメン通り(生地通り)

チェンマイクワンメン通りの生地の店−1
通称:生地通り

クワンメン通りは、生地や洋裁材料を扱うお店が集まるエリアで、卸売街のような雰囲気があります。

生地の種類も豊富で、日本と比べると価格はかなり安めです。

チロリアンテープや柄物リボン、オリジナルのくるみボタンやアップリケを作ってくれるお店もあり、手芸や洋裁をする人にとっては、ここ目当てで訪れる価値のある通りです。

モン族市場

クワンメン通り(生地通り)の近くには、モン族の衣類や雑貨を扱う「モン族市場」があります。

手刺繍の財布やバッグ、ポーチなどが並び、女性向けの雑貨が多いエリアです。

クワンメン通りとセットで回ると、チェンマイらしいショッピングが楽しめます。

さらに時間のある方はモン族の村も、観光としての文化体験にもおすすめです。(関連記事:チェンマイ郊外のモン族の村・ドイ・プイ村)。

ワロロット市場の夜市「Chinatown Night Bazaar」

夜のワローローット市場

夕方以降、ワロロット市場の前では「Chinatown Night Bazaar」と呼ばれるナイトマーケットが開きます。

昼間とは雰囲気が一変し、惣菜や屋台グルメがずらっと並ぶローカル夜市になります。

ワローローット市場のナームプリック

揚げ物や焼き物など、安くて美味しいものが多く、テイクアウトしてホテルでビールのおつまみにするのにちょうどいい感じ。

観光客向けというより、地元の人が普段使いしている夜市です。

ワロロット市場モデルコース

初心者向け:よくばりぐるっとコース

買い物・カフェ・市場を一気に

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チェンマイラミン ティーハウスのブルーのセラドン焼
ウィチャヤノン通りに並ぶプチプラ雑貨とファッションショップ-1
ウィチャヤノン通りに並ぶプチプラ雑貨とファッションショップ-2
ウィチャヤノン通りに並ぶプチプラ雑貨とファッションショップ-3

ターペー門を起点に、ターペー通りを東へ徒歩約3分。

まずはラミン・ティーハウス📍地図でセラドン焼きを眺めながらカフェタイム。

セラドン焼きは、チェンマイを代表する定番の陶器です。詳しくは、ラミン・ティーハウス実訪レポ

そのまま直進して徒歩4分ほど進むと、チェンマイ発のタイ産チョコレートブランド「サイアマヤ・チョコレート」📍地図に着きます。

おしゃれで軽いお土産を探している人には、ここはかなり使えます。

左折して路地に入ると、ワロロット市場までの通り沿いにプチプラ雑貨とファッションショップがずらっと並ぶエリアがあります。

韓国の旅行者がまとめ買いしている姿をよく見かけるショッピングストリートで、すべて立ち寄ると1時間以上かかります。

時間に余裕がない場合は、気になる店だけをピックアップするのがおすすめです。

そのまま歩いてワロロット市場に到着。

ワロロット市場では名物グルメを食べ歩きし、トンラムヤイ市場でローカルスイーツを味わいながら、ひと息つくのがちょうどいい流れです。

在住Tips:市場内にはゴミ箱が多く設置されているので、食べ歩きでもゴミに困りません。

女子旅向け:雑貨コース

女子×買い物|民族雑貨と手芸めぐり

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チャンモイ通りの人気籐(ラタン)雑貨店
チャンモイ通りの人気カフェ「Brewginning Coffee」
クワンメン通りの手芸材専門店
クワンメン通り近くのモン族市場

ターペー門を起点に、北へ徒歩約4分。チャンモイ通り📍地図へ。

この通りには籐(ラタン)雑貨のお店が並び、バッグやカゴ、小物など、ナチュラル系アイテムが手頃な価格で探せます。

ばらまき土産や、部屋に置くインテリア探しにも向いています。

途中で同じ通りにある人気カフェ「Brewginning Coffee」📍地図に立ち寄ってひと休み。

おしゃれな空間で、コーヒーを片手に写真を撮りながら、ゆったりカフェタイム。

そのまま歩いてクワンメン通り📍地図へ。

ここは生地や洋裁材料のお店が集まるエリアで、スカーフや布地、リボン、くるみボタンなど、手芸好きには見ているだけでも楽しいアイテムが並びます。

日本より価格が安く、つい買いすぎてしまう人も多いエリアです。

さらにクワンメン通りの近くには、モン族市場📍地図

手刺繍の財布やバッグ、ポーチなど、北タイらしい民族雑貨が揃い、女子旅のお土産探しでは一番テンションが上がるエリア。

時間に余裕があれば、最後にワロロット市場1階で、タイ北部名物のハーブ入りソーセージ「サイウア」を軽く味わうのもおすすめです。

在住Tips:人気カフェと雑貨巡りの締めにローカルフードを添えると、チェンマイらしい一日の流れになります。

ワロロットグルメ堪能コース

グルメ+食卓グッズ|ローカル飯と台所文化

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ビブグルマンにも選ばれたパートンコー・ゴーネン
タイの食卓で使われるキッチン用品
創業100年超の有名店、Big Brother Song Noodle Shop
サンデーアイスクリームのルアムミット

ミシュラン・タイのビブグルマンにも選ばれた、パートンコー・ゴーネン📍地図で「揚げパン」の朝食。

揚げパンと豆乳の組み合わせは、チェンマイ朝ごはんの定番です。詳しい体験記事はこちら → パートンコー・ゴーネン実食レポ

そのままワロロット市場1階へ移動して、タイ北部名物のハーブ入りソーセージ「サイウア」や、豚皮のフライ「ケープムー」を軽くつまみ食い。

量り売りなので、少しずつ買って食べ歩き、余ったらテイクアウトしてもOK。

同じフロアには、タイの食卓で使われるキッチン用品や陶器の食器も並んでいます。

ローカル食堂で見かけるような皿や調理道具を眺めるだけでも楽しく、料理好きならつい足が止まるエリアです。

お昼は、創業100年超の有名店、Big Brother Song Noodle Shop📍地図でランチ。

チェンマイ名物のカオソーイや、あっさり系のタイラーメンは、観光客にも食べやすい味付けです。

食事の後は、トンラムヤイ市場のローカルデザートやフルーツでデザートタイム。

その場で味わうのもよいですし、いくつか買ってホテルでゆっくり楽しむのもおすすめです。

在住Tips:マンゴスチンや生ライチなど、日本ではなかなか食べられない南国フルーツで締めると、チェンマイの食文化を一日で幅広く体験できます。

ワロロット市場の行き方(場所)

ワロロット市場は旧市街の東側、旧市街とピン川のほぼ中間に位置します。📍地図

ターペー門から徒歩約15分です。

チェンマイ市内バス(RTC)を利用する場合は、24L(赤・左回り)に乗車し「Warorot Market」で下車します。

ソンテウやGrabを利用する場合は、ワロロット市場の前の通りで下車します。

進行方向の左側がトンラムヤイ市場、右側がワロロット市場です。

旧市街からであれば、どの交通手段でも料金はおおよそ100THB以内が目安です。

在住Tips:トンラムヤイ市場とワロロット市場をつなぐ連絡路が、いちばん分かりやすい入り口です。

ワロロット基本情報

名称ワロロット市場
呼称ガードルアン
タイ語กาดหลวง
英語Warorot Market
住所Googleマップでひらく
営業時間屋内:4時00分〜19時00分 
屋外:19時00分〜24時00分
アクセススマートバス・ソンテウ・Grab

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筆者情報

HIRO@CHIANGMAI43
2012–2023 チェンマイ在住/現在は日本とチェンマイを往復しながら取材
はじめてのチェンマイでも困らないように、11年の生活経験から「ここだけは押さえておきたいポイント」を中心にまとめています。
制度・料金は変更の可能性があります。最終確認は公式情報をご参照ください。