チェンマイに移り住んだ雲南の人びとが毎週金曜日に開催する朝市(雲南ムスリム金曜朝市)を紹介します。
雲南省にワープしたかのような雰囲気とディープなローカルグルメを楽しんでください。
雲南ムスリム市場とは
毎週金曜日に雲南系ムスリムによって開催される朝市。
チェンマイに移り住んだ雲南の人びとが、家で作った農産物や加工品をもちよってハラル通りの広場で販売したのがはじまりです。
タイ北部の方言で「ガードは市場」「バーンは家」「ホーは雲南系の人」という意味があり、チェンマイの人たちは、雲南ムスリム朝市ことをガードバーンホーとよんでいます。
名称 | 金曜朝市(雲南ムスリム朝市) |
タイ語 | กาดบ้านฮ่อ(ガードバーンホー) |
営業時間 | 5時00分~12時00分 |
場所 | Googleマップでひらく |
アクセス | ソンテウ・自転車 |
雲南イスラム朝市の場所
チャンクラン通りからハラル通りに入って5メートルほど歩くと右手に市場の入り口があります。
ハラル通りはチェンマイのイスラム横丁ともよばれていて、雲南系ムスリムのモスクやイスラム教の戒律にそって調理されるハラル料理のお店がならんでいます。
タイ人観光客のあいだでは雲南イスラム朝市行ったあとに「カオソーイイスラム」で食事が定番コースになっています。
雲南ムスリム朝市のディープなローカルグルメ
雲南ムスリム朝市では日本では食べることのできないディープなローカルグルメを楽しみましょう。
とうもろこしのパンケーキ
薄力粉とコーンスターチをまぜたものをプライパンで焼きます。
食感はふわふわもちもちで、うっすらとトウモロコシの甘みがあります。
で、す、が、超〜油ギッシュです。
お餅の中のこしあんが絶品です。
味の方は微妙です…。
黒ごまもち(カオプックカー)
黒ごまもち(カオプックカー)は日本人の口にもあう味で、個人的に雲南市場で一番のおすすめです。
平らにのばした黒もちに胡麻餡をぬった、どこか懐かしさを感る食べものです。
焼きたてはかなり熱いので注意してください。
【超ディープな麺類】カオフン・雲南そば・烏骨鶏そば
奥のフードコートには超ディープな麺類のお店がたくさんあります。
カオフン(ひよこ豆ヌードル)
あたたかいカオフン
あたたかいカオフンは米麺の上にとろとろしたひよこ豆のペーストかけ、醤油ベースの甘からいタレをまぜて食べます。
ひよこ豆のペーストはポタージュのようなやさしい味わいで、もちもちの米麺とよくあいます。
砕いたピーナッツやからし高菜などで味変しながら楽しく食べてください。
つめたいカオフン
つめたいカオフンはすりつぶしたひよこ豆を豆腐のように固め、高菜・パクチー・砕いたピーナッツなどの薬味をのせて、すっぱ甘いタレをかけて食べます。
すっぱ甘いタレとひよこ豆のなめらかな舌ざわりがクセになるおいしさです。
チェンマイでは「雲南系カオフン」と「ビルマ系カオフン」の2種類のカオフンが食べられます。
雲南そば
雲南市場のお店はどこもカオフンの他にうるち米から作られるこしのない生米麺も用意されています。
雲南そばを食べたい人は(市場内のお店で)白い麺を指差し注文すればOKです。
スープは薄味で鶏ガラのだしが効いています。
米麺のうえにトッピングされた赤い肉味噌は、ひき肉とトマトをぽろぽろに炒めてトアナオという大豆の発酵食品で味付けしたものです。
ちょっと酸っぱいミートソースという感じです。
コクのあるスープにとかしてもちもちの米麺とまぜながら食べると最高においしいです。
烏骨鶏そば
日本では天然記念物に指定されている烏骨鶏。
黒い体色の鶏として知られ、1週間に1個ほどしか産まない卵は滋養に良いと高値で取引されています。
そんな貴重な烏骨鶏(黒い鳥)ですが、雲南朝市では手ごろな価格で食べることができます。
注文方法は白い麺を指差して「ガイダム」と言ってください。
タイ語で黒い鳥という意味です。
ガイ=鳥 ダム=黒
伝わらなかったら、このサイトの写真をみせれば確実です。
(タイ語で)黒い鳥という名のとおり、肉も骨も真っ黒です。
お肉は身がしまっていてぷりっぷり、野性味あふれる香りがしますが、動物系のコクがあっておいしいです。
雲南朝市で売っているもの
日本では珍しい地場野菜や色とりどりの果物が並んでいます。
旬のくだものを買ってホテルで食べるものいいですね。
タイ北部の一部の地域では納豆を食べる習慣があります。
50バーツなのでお餅はここで調達しています。
チェンマイの昼間の観光にはローカル市場巡りがおすすめです。