タイ語で7つの尖塔を意味する「ワット・チェット・ヨート」。
その名のとおり、このお寺の仏塔はブッダガヤの大菩提寺を模した7本の尖塔を有しています。
緑豊かな敷地内には、お釈迦さまが悟りをひらいたとされる聖域も再現されていて、旧市街の派手な寺院とはことなる独特の雰囲気をかもしだしています。
メーヤーショッピングセンターから歩いていけるので、ニマンヘミンエリアに滞在される方におすすめの観光スポットです。
また、「ワット・チェット・ヨート」は巳年の巡礼地とされてるので、巳年の人はご利益をさずかりましょう。
正式名称 | ワット・ポータラーム・マハー・ウィハーン |
タイ語名称 | วัดเจ็ดยอด(วัดโพธารามมหาวิหาร) |
英語名称 | Wat Chet Yot(Wat Photharam Maha Wihan) |
呼称 | ワット・チェット・ヨート |
十二支仏塔 | 巳年 |
参拝時間 | 5時〜21時(仏像は18:00まで) |
参拝料金 | 無料 |
場所 | Googleマップでひらく |
ワット・チェット・ヨートの行き方
ワット・チェット・ヨートは、チェンマイ市街地の北西にあるメーヤショッピングセンターから徒歩12分の場所にあります。
スーパーハイウェイ沿いにあるのでソンテウが利用しやすいです。
関連記事:チェンマイ観光の交通手段(移動手段)をまとめて紹介
ワット・チェット・ヨートの2つの入口
ワット・チェット・ヨートの入口は2つあります。
ニマンヘミンからアクセスする人は「タノンチェットヨート」の入口
タノンチェットヨート側の開門時間は05:00〜21:00です。
タノンチェットヨート側の入り口をそのまま道なりに進むと突き当たりに線香とロウソクが売っています。
その隣には8体仏像が並んでいるので、自分の守護仏に手をあわせましょう。
ピン川方面からアクセスする人は「スーパーハイウェイ側」の入口
スーパーハイウェイ側の入り口には創建当時のまま維持されている化粧しっくいの門があります。
門のまわりは野犬がたむろしているので注意してください。
ワット・ジェットヨードの見どころ
菩提樹の木
ワット・チェット・ヨートは1455年にランナー王朝第9代目、ティローカラート王によって建立されました。
正式名称は「ワットマハーポーターラーム」といい、タイ語で偉大な菩提樹のお寺という意味があります。
ドイステープふもとのワット・パー・デーンに生えていたスリランカ伝来の菩提樹を移植したことに由来しています。
のちに基壇の上に7つの尖塔が並ぶと「ワット・チェット・ヨート」とよばれるようになりました。
7つの塔という意味があります。
7つの塔
ワット・チェット・ヨートの仏塔は優美な仏像の浮き彫りが施された基壇の上に7つの尖塔が並び、歴史に詳しくなくても見応えがあります。
この仏塔はブッダガヤの大菩提寺(マハーボーディ寺院)を模したと云われています。
基壇正面にはたくさんの蛇が並べられています。
ワットチェットヨートの仏塔は十二支の巳にあたる仏塔なので、巳年の方は参拝するとご利益がありますよ。
基壇まわりには優美な仏像の浮き彫りが施されています。
スコータイ遺跡のような雰囲気を醸し出しています。
基壇の後ろ側にまわると内部に入れるようになっていて、
丸天井の廊下の奥には凛とした表情の坐仏が祀ってあります。
全てを見透かしたような目をされています。
基壇の後ろ側の扉は18:00に閉じられます。
本堂
700年礼拝堂
700年礼拝堂の前に祀ってあるパーンナークプロック。
パーンナークプロックは八大竜王の1人ムチャリンダに護られて瞑想するお釈迦様の仏像です。土曜日生まれのご利益仏でもあります。
仏足石のお堂
スーパーハイウエイ側の入り口を右に進むと仏足石が祀ってあるお堂があります。
「仏足石」とはお釈迦さまの足跡を石に刻んだものです。
布薩堂(ウボーソット)
布薩堂に張られた結界石(バイセーマ)。
布薩堂の前に仏塔に祀ってある仏像。
ティローカラート王
ティローカラート王の遺灰が納められている仏塔。
仏塔に前にはティローカラート王像が祀ってあります。
ティロカラート王は仏教の発展に努めていて、1477年には仏教の研究に専念する僧侶をインドやスリランカから集め、ここで仏典の編纂会議が開かれました。*第8回世界仏教会議
博物館
本堂の近くには博物館があります。
解説パネルを順番に読んでいくと、ワット・チェット・ヨートの歴史や重要建築物を体系的に知ることができます。
きちんと見学したい人は初めに博物館に行ってパンフレットもらいましょう!お寺の見どころがまとめてあります。
ワット・チェット・ヨートの聖域
お釈迦さまは悟りをひらいた後、7週間、週ごとに異なる場所で瞑想をしました。
その7箇所はいずれもブッダガヤの大菩提寺の近くに位置し、仏教徒に重要な場所と位置づけられています。
ブッダガヤの7つの聖域:https://www.wanramtang.com/tourist-information/bodhgaya7.html
ティローカラート王も、ワット・ジェットヨードの敷地内にブッダガヤの重要な場所を再現しており、サタッマハーサターンと呼ばれています
右端の仏像が螺髪を抜いていました。
筆者は最後の仏像がなかなか見つからず、7箇所全てまわるのに40分かかりました。
まとめ
ワット・ジェットヨードは旧市街のお寺とは違う雰囲気で、どちらかというとスコータイ遺跡に近い感じです。
入場料無料なのに見どころ満載なので、お寺巡りが好きな方はもちろん、そうでない方にもおすすめです。