チェンマイで生鮮食品(野菜・果物・鮮魚・精肉)を扱う市場としては最大のムアンマイ市場(Muang Mai Market)をご紹介します。
ローカルな雰囲気が漂う市場には、日本では見かけないタイならではの食材がたくさんあるので見て歩くだけでも楽しめます。
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ムアンマイ市場の雰囲気
狭い路地の両側にぎっしりお店が並び、市場を利用する地元の人々のバイクが行き交います。
バイクや自転車で市場をまわることもできますが路地はご覧の人混みです。
旅行者の方は入り口に駐車して徒歩でまわりましょう。
活気ある市場の雰囲気を楽しみたい方は早朝〜9:00頃、ゆっくり市場を見てまわりたい方は10:00以降がおすすめです。
ムアンマイ市場の魚介類
海のないチェンマイではめずらしく、魚介類を取り扱う店が多いのも特徴です。
ティラピア(プラーニン)は、1960年代、タイ王国の食糧事情が難しいと知った今上天皇がティラピアの親魚を50尾贈呈し養殖を提案。その後プミポン国王が宮殿の池で繁殖に成功し現在に至ります。
コリコリとした食感からタイの赤貝と呼ばれています。
ホイクレーンは砂泥に埋もれた状態で生活しているので、家庭や工場から排出された水中に混ざっている物質と共にA型肝炎、E型肝炎、腸チフス、赤痢等の細菌やウイルスを取り込んでいます。タイの調理法(早茹でした半生状態)では多くの細菌やウイルスがまだ残留しているので、旅行者の方は口にしない方が無難です。
ソムタム・プーパラーには欠かせない田蟹の塩漬け。国産の田蟹は乱獲により激減したため、市場に流通しているものはほぼベトナム産です。
魚介エリアは生臭いにおいがするので、苦手な方は地図を参考に避けてください。
ムアンマイ市場の精肉
豚の耳はコリコリした食感で美味しいです
ムアンマイ市場の野菜
この量で300円ってすごいですね。1個5円くらいですか?
たまねぎはここに買いに来ています。辛みがなく甘くて美味しいです。
ムアンマイ市場の香草
バナナの花はパッタイ(タイ風焼きそば)に欠かせない付け合わせです。
コブミカンの実はトイレの芳香剤に使われたりもします。
ムアンマイ市場の果物
果物はすぐ近くにあるフルーツ市場の方が品揃え豊富でおすすめです。
その他
伝説の白い塔
ウィチャヤノン通りをピン川の方向にまっすぐ進むと、アメリカ領事館とチェンマイ市特別庁舎の間に『ジェーディーキウ』と呼ばれる伝説の白い塔が建っています。
この塔は国の名誉を守った戦士の愛国心を讃えて建てられました。
チェンマイがビルマの占領下だったころ、この場所で国の威信を賭けた素潜り対決が行われ、チェンマイ代表の戦士は王様に恥をかかせまいと水に飛び込んだまま浮かんでこなかったという伝説があります。
ムアンマイ市場の行き方
ムアンマイ市場はチェンマイ旧市街のお堀の右隅(ジェーンシープーム)から徒歩10分の場所にあります。
入り口は3つありますが、ウィチャヤノン通り以外は一方通行ですので、バイクで行かれる方は注意してください。
チェンマイ旧市街のちょっとした移動にはシェアリング自転車が便利です。