100年以上の歴史をほこるタイ北部最大級の屋内市場「ワロロット市場」。
地元民からは「ガードルアン」とよばれ親しまれています。
タイ北部の方言で「ガード」は市場、「ルアン」は大きいという意味です。
その名のとおり大きな建物の中には、日用品、食料品、衣料品、雑貨、民芸品など500店以上の専門店がぎっしりならび、朝から晩まで地元民と観光客でにぎわっています。
おおくのガイドブックで紹介されていますが、チェンマイ在住者の立場からすると、まだまだ紹介されるべき場所がたくさんあります。
そこで本記事では、今まで紹介されていないスポットにも注目し、ワロロット市場のおすすめグルメとお土産を紹介します。
名称 | ワロロット市場 |
呼称 | ガードルアン |
タイ語 | กาดหลวง |
英語 | Waroros Market |
住所 | Googleマップでひらく |
営業時間 | 屋内:4時00分〜19時00分 屋外:19時00分〜24時00分 |
アクセス | スマートバス・ソンテウ |
場所 | Googleマップでひらく |
ワロロット市場の行き方(場所)
歩き | ターペー門から徒歩15分 |
スマートバス | ワロロットバス停下車徒歩1分 |
ソンテウ | 20バーツ〜40バーツ |
グラブ | 40バーツ〜60バーツ |
「ワロロット市場」は旧市街とピン川に挟まれたエリアにあります。
チェンマイ旧市街からワロロット市場に向かう途中にあるチャンモイ通りで籐(ラタン)雑貨を物色しながら行くのがおすすめです。
ソンテウやタクシーで「ワロロット市場」に行く場合は、市場前の通りで降ろされます。進行方向左側がトンラムヤイ市場、右側がワロロット市場となります。
レンタルバイクで移動する場合は、一方通行が多いので注意してください。
ワロロット市場のまわり方
ワロロット市場の周辺には、
- 生鮮食品を扱う「トンラムヤイ市場」
- 日用雑貨を扱う「ナワラット市場」
- 生花やフラワーリースを扱う「花市場」
- モン族の衣類や雑貨を扱う「モン族」
- 生地や洋裁材料(くるみボタン)を扱う「クワンメン通り」
があります。
それぞれの市場を順番にくわしく解説していきます。
ワロロット市場
地下 | フードコート・モン族グッツ |
1階 | 金行・ドライフルーツ・ハーブティー・仏像・キッチン用品・食品・乾き物・チェンマイの名産品・雑貨など |
2階 | 布地・民族衣裳・化粧品・衣服など |
3階 | 民族衣裳、衣服、カバン |
ワロロット市場の地下
ワロロット市場の地下1階は「モン族雑貨」を取り扱うお店と「フードコート」があります。
モン族の衣類や雑貨を扱うお店
地下1階のフードコートにはチェンマイの名物料理「カノムチンナムギャオ」やタイヤイ族(シャン族)のソウルフード「カオフン」のお店があり、いつも地元民やタイヤイ族の人たちで賑わっています。
ワロロット市場一階
ワロロット市場一階には、タイ北部特産のドライフルーツやお茶、キッチン用品、日用品、金をはかり売りするお店などがあります。
ピュアオイルで有名な「ポンペイ」も一階にあります。
青いお茶で有名な「バタフライピー」や、赤いお茶で有名な「ローズヒップティー」なども安く買えます。
ポンペイの行き方(モリンガオイル)
ワロロット市場1階にはポンペイという、エッセンシャルオイルやハーブの品揃えが豊富で安く買えるお店があります。
連絡通路下の入り口をまっすぐ進み、最初の曲がり角を左折すると左側に「ポンペイ」があります。
緑色の看板が目印です。
エッセンシャルオイルの品揃えが豊富です。
人気のモリンガオイルは小240円・大は900円です。
ピュアオイル他にも、タナカやシナモンスティックなど品揃え豊富。
さらに進行方向にまっすぐ進むと、地下フードコートの入り口があります。
ワロロット市場二階
ワロロット市場二階には生地や洋裁材料、衣類のお店が並んでいます。
スカーフ・生地を売っているお店がずらっと並んでいます。
タイっぽいデザインの洋服がたくさんあります。
ワロロット市場三階
三階は洋服店が数店とさびれた食堂があります。
トンラムヤイ市場
地下 | 惣菜・フードコート |
1階 | 日用雑貨・キッチン用品・乾物・食料品・果物・お菓子など |
2階 | モン族市場・民族衣裳・カバン・衣服など |
3階 | 閉鎖 |
トンラムヤイ市場一階
ドリアン、マンゴスチン、生ライチなど日本では珍しいフルーツがたくさんありますよ。
ドリアンチップ、キャンディーなどが売っています。
木製食器や木製雑貨を探している方は、チェンマイの職人村「バーンタワイ村」がおすすめです。
トンラムヤイ市場の二階
トンラムヤイ市場の二階にはモン族グッツのお店が集結しています。
ナワラット市場
ナワラット市場はワロロット市場の北側にある市場です。
この場所は、かつてチェンマイとバンコク間を船が往来していた時代には船着き場として賑わっていました。現在は静かですが、当時は活気にあふれていました。
細い路地の両側には、さびれた商店が軒を連ねています。
日用品や雑貨、金物屋、おもちゃ屋さんなど、多彩な品揃えがあり、ぶらりと散策するだけでも楽しいひとときを過ごすことができます。
細かいところまで目を向けると、数々の掘り出し物が見つかるかもしれません。ぜひ、時間をかけて散策してみてください。
花屋市場
ジャスミンの花輪(プアンマーライ)、フラワーアレンジメント、バラやカーネションの花束が売っています。
クワンメン通り(生地通り)
クワンメン通りは生地や洋裁材料を扱うお店が集結しているのが特徴的です。生地の種類も豊富で、卸売業者のような雰囲気が漂っています。
日本に比べると価格がはるかに安いので、チロリアンテープや柄物のリボンなどを探している方は、是非訪れてみてください。
モン族市場
市場周辺にはモン族の衣類や雑貨を扱う「モン族市場」があります。
モン族市場は、繊細な手刺繍が施された財布、鞄、ポーチなどが所狭しと並び、女性なら自然とテンションが上がる場所です。
ワロロット市場の夜市「Chinatown Night Bazaar」
ワロロット市場は夜も眠りません。
夕方からは「Chinatown Night Bazaar」という夜市が開催され、雑貨・服・おもちゃ・食べもの屋台がぎっちり並びます。
ローカルデザートの屋台もたくさん出ているので食後にぶらっとよっても楽しいです。
屋内には衣類のお店がたくさんでています。
お客さんは100%タイ人。かなり安いですよ。
チェンマイの特産品
ワローローット市場で売っているチェンマイの特産品をご紹介します。
サイウア(北部ソーセージ)
豚ひき肉にこぶみかんの葉、レモングラス、赤タマネギ、トウガラシなどが入っていて、豚肉の脂とハーブのバランスが抜群なソーセージです。
味のは辛味と香味のきいたシャウエッセン。
量り売りなのでぜひ試してみてください。
ケープムー(豚皮のフライ)
豚の皮を天日干ししてタレに漬け込み、油で揚げたものです。
サクサクしてスナック菓子のようです。一度口にすると止まらなくなります。
ロットドゥアン(竹虫の素揚げ)
竹虫の素揚げはサクサクして香ばしく、味はじゃがポックルをワイルドにした感じです。
チェンマイの特産品は日本でなかなか食べる機会がないと思うので、ぜひ滞在中に食べてみてください。
上記にご紹介した北部ソーセージ「サイウア」やケープムー(豚皮のフライ)を日本に持ち帰る場合は、申告が必要になります。
関連記事:あなたのタイ土産大丈夫?タイから日本への持ち込み禁止品と免税範囲
ワロロット市場おすすめグルメベスト5
大人気の揚げパン
トンラムヤイ市場の脇道をピン川の方向に進むと揚げパンの有名なお店があります。
店外にまでお客さんがあふれる繁盛ぶりで、お店をバックに記念写真を撮るタイ人観光客の姿をよく目にします。
関連記事:チェンマイの朝ごはん!旧市街の人気朝食店を10店厳選
行列ができる甘味屋
ワロロット市場は広いのでコーヒーを飲んだり、デザートを食べたり、休憩しながらまわりましょう。
個人的におすすめは、創業30年の「サンデーアイスクリーム」で常に地元の人や観光客でにぎわっています。
テイクアウトもできるので、ドリンクを片手に市場を練り歩くのもいいですよ。
*日本と違って市場内にゴミ箱があります。
ローカルデザートについて詳しくはこちら
大根もち屋の有名店
中華寺院の裏路地には、もちもち食感が病みつきになる「大根もち」が売っています。
シャン族のソウルフード
ワロロット市場の地下1階フードコードにはシャン族のソウルフードであるカオフンやミャンマー風カオソーイが食べれるお店があります。
黄色いものはヒヨコ豆を固めたものです。
口の中に入れた瞬間にとけて、豆のコクと甘みの余韻が楽しめます。
創業100年以上タイラーメン屋
タイ人向けのガイドブックでは必ず紹介されるタイラーメン屋さんです。
お昼時になると店外に待っている人がたくさんいます。
店名 | ヒアソン |
営業 | ก๋วยเตี๋ยวเฮียซ้ง |
営業 | 7時30分~16時30分 |
場所 | Googleマップでひらく |
まとめ
ワロロットのアクセス
歩き | ターペー門から徒歩15分 |
スマートバス | ワロロットバス停下車徒歩1分 |
ソンテウ | 20バーツ〜40バーツ |
グラブ | 40バーツ〜60バーツ |
市場のみどころ
ワロロット市場 | エッセンシャルオイル・ハーブティー・シャン族フード |
トンラムヤイ市場 | キッチン用品・モン族グッツ・ローカルデザート |
ナワラット市場 | 掘り出しもの |
クワンメン通り | 布生地・チロリアンテープ |
ワロロット市場ナイトマーケット | 服飾関係がかなり安い・ローカルフード |
グルメ | 果物・北部ソーセージ・鶏皮フライ・揚げパン |
昼間の観光におすすめなローカル市場のまとめはこちら。
関連記事:チェンマイのローカル市場18選 ガイドブックに載らないチェンマイ
チェンマイのお土産に悩んだら