タイには、生徒たちが先生に感謝をあらわす日『先生の日』が1年に2回もあります。
- 『ワンクルー』毎年1月16日
- 『ワンワーイクルー』毎年5月か6月の木曜日
先生に感謝を表す記念日が年間2回もある国は世界的にも珍しいと思うので、
タイの先生の日についてご紹介します。
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タイの先生の日|ワンクルー
毎年1月16日は、『ワンクルー』と呼ばれるタイの先生の日です。
大学以外の学校は軒並み休みとなり、政府指定の記念日に定められています。
「教師としての影響、品格、規律などを守り、教員同士助け合い一致団結するよう」教育法が公布されたことを記念して1957年に制定されました。
当時の首相兼タイ教育義会最高顧問のピブーンソンクラームは、生徒は両親の次に教師に尊敬の意を表すべきであると演説しています。
ワンクルーの日の活動
先生の日の活動は、時代とともに変わってきましたが現在は以下の3つです。
- 宗教的な活動
- 日頃の感謝を忘れないよう生徒が先生の前で宣言をする儀式
- 生徒の保護者と先生が親睦を深めるためにおこなわれるスポーツ競技会やその他イベント
タイの先生の日|ワンワーイクルー
ワンワーイクルー(วันไหว้ครู)またはพิธีไหว้ครู(ピティーワイクルー)呼ばれる先生に感謝する日は、
タイで古くから伝わる伝統行事で毎年6月の木曜日に行われます。
ワンワーイクルーの日の活動
生徒は、
- ろうそく
- 線香
- ナスの花
- ギョウギシバの花
- 山丹花
を台のついたお盆に飾り付けます。
お花にはそれぞれ以下のような意味があります。
- ナスの花(ดอกมะเขือ)は、下を向いて咲くので、教師に対する謙虚さを表します。
- ギョウギシバは(หญ้าแพรก)は、開花した後種子が非常に早く広がるので、成長を表します。
- 山丹花(ดอกเข็ม)は、つぼみが鋭い針のようなので、鋭い針のような知性を授かりたいという願いがこめられています。
先生の前で拝礼をし、宣言をしてから先生の訓話を聞きます。
参照タイ語サイト
- http://www.dmc.tv/pages/top_of_week/วันครู-2554.html
- http://th.wikipedia.org/wiki/วันครู
- http://campus.sanook.com/1183409/16-มกราคม-วันครูแห่งชาติ/
- http://th.wikipedia.org/wiki/พิธีไหว้ครู