チェンマイの自転車はこれで安心。
旧市街(Old City)〜ニマンヘミン・チェンマイ大学(CMU)周辺で使える シェアサイクルAnywheel/e-Bikeの料金・借り方・返却を、現地検証にもとづいて解説します。
Anywheel(シェアサイクル)の登録方法
Anywheelはシンガポール発のシェアサイクル。チェンマイでは旧市街〜ニマンヘミン・CMU周辺で稼働中です(最新の対応エリアはアプリ表示を優先)。
アプリのダウンロードはこちらからどうぞ。
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初回起動で国を Thailand(+66)にする。つづいて位置情報を「許可」設定。
※ 位置情報は「使用中のみ許可」でOK。拒否するとポート表示が出ないことがあります。
注記: 2025年10月時点:日本の地域設定では「現在のエリアでは当社のサービスはご利用できません」と表示される場合があります。
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ログイン方法を選択(電話番号 または Eメール)。
- 電話番号:先頭の0は外して入力(例:0X… → +66 X…)。
- Eメール:SMSが使えない場合の代替として有効。
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届いたSMSコード(OTP)を入力して認証。
※ 電話番号ログインはタイのSIMが実用的です(海外番号だとSMS遅延/未着の可能性)。
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氏名(ローマ字推奨)とメールを登録し、必要に応じて通知をON。
※ トラブル時の照会がスムーズになります。
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支払い方法を登録(クレジット/デビットカード推奨)。
※ TrueMoney Walletは現地要件(本人確認など)が絡むため、短期旅行者にはカード登録が現実的です。 パスポートで開設できるケースもありますが、要件が変わることがあるため本記事では推奨フローに含めません。
- アプリの地図でステーション(指定ポート)を確認。ポート外返却は不可なので、利用前に返却候補の場所を把握しておく。
Anywheel/e-Bikeの料金と支払い方法
最新注記(2025年10月):料金はアプリ表示と公式の案内を優先してください。本文の数値は現地実測・公式発表の整理です。
料金プラン(通常車/e-Bike)
車種 | 解錠 | 時間課金 | 1時間目安 | 備考 |
---|---|---|---|---|
通常車(非電動) | 無料 | 10 THB/30分 | 約 20 THB | 旧市街の平坦移動向き |
e-Bike(電動) | 15 THB | 3 THB/分 | 約 180 THB | 短距離1–3 kmで効果大(発進が軽い) |
- 通常車の10 THB/30分およびAnywheel Pass(下記)は公式レートです。
- e-Bikeは3 THB/分+解錠 15 THB。5分未満の利用は10 THB請求(最低課金)となる告知も出ています。運用はアプリ表示を優先してください。
- ポート外返却は不可。違反時は追加課金の可能性。返却は「ポート内+アプリで返却完了」まで。
Anywheel Pass(定額・回数無制限/各回30分まで)
対象 | 1日 | 7日 | 30日 |
---|---|---|---|
通常車(非電動) | 50 THB | 100 THB | 200 THB |
e-Bike(電動) | 100 THB | 400 THB | 1200 THB |
注:e-Bikeのパス料金は筆者実測(アプリ表示)の参考値。キャンパス等の限定プロモで変動の場合あり。購入前にアプリ内「Credits > Anywheel Pass」を確認してください。
支払い方法(カード/チャージ/オーソリ注意)
- クレジット/デビットカードを登録。登録時に小額のオーソリ(与信)が一時的に表示される場合があります(通常は数日で解除)。
- 海外利用手数料やDCCに注意。THB請求になっているか明細を確認。
- 領収はアプリ「履歴」から参照・必要に応じてスクショ保存。
- TrueMoney Wallet等は現地KYC(本人確認)が絡むため、本記事の推奨フローには含めません(長期滞在者は要件を確認のうえ自己判断)。
e-Bike試乗レビュー|乗りごこち抜群!(2025年9月実走)

2025年9月、チェンマイに待望のe-Bikeが登場。
早速乗ってきたので、乗り心地・料金・返却のリアルをレビューします。
結論:発進アシストが強く、信号の再スタートが楽なのが最大メリット。一方で返却は指定ポート必須(ポート外は追加課金の可能性)。
料金の実測(アプリ表示と一致)
- 料金体系(2025年9月時点): 解錠 15 THB + 3 THB/分
- 今回の実走:15分35秒 ≈ 16分 / 2.3 km
- 請求:63 THB = 15 THB + (3 THB × 16分)
注:料金・仕様は変動する可能性があります。最新はアプリの表示を優先してください。
▶︎実際の請求スクショ::Anywheel e-Bikeの請求
。※実際の請求-824x1783.jpg)
メリット・デメリット
- + 発進が軽い/坂で消耗しにくい/平均速度は通常車より体感で速い
- + 1〜3 kmの短中距離が最適(CMU周辺〜旧市街外周など)
- − 返却自由度が低い(ポート外は不可)/バッテリー残量に左右
- − 通常車より割高(解錠 15 THB+3 THB/分)
借り方・返却(指定ポート必須)
大前提:返却はチェンマイ市内の指定サイクルポート内で行い、アプリに「返却完了」と表示されるまで操作してください。
※ ポート外返却は原則非推奨です。運営との手続きがタイ語のみになる場合があり、旅行者向けではありません。参考情報として巻末に紹介しています。
借り方(Unlock)
- アプリを起動し、緑色のピン=貸出・返却ステーションを確認。
- ポートで自転車を選び、 後輪フェンダーのQRをアプリで読み取り。うまく読めない時は、QR下の車体番号(Bike ID)を手入力。
- 「カチャッ」と解錠音がしたら利用開始。e-Bikeはバッテリー残量を先にチェック。
▶︎QR下の車体番号(Bike ID)の場所がわからない人向けの写真

最初にこれだけ
- チェック:最初に必ず、ブレーキと変速の効きを確認。
- サドル:クイックレバーで上下調整が簡単。
- 操作:左=ベル、右=ギア。停止前にギアを軽くしておくと再発進が楽。
一時駐輪(Pause)
- 自転車を安全な場所に停め、手動で施錠。
- アプリで一時停止(施錠)を確認。
- 再開は車体のQRを再スキャンして解錠。
*一時駐輪は10分以内であれば無料です。(アプリ表示を優先)
返却(Return)
- 指定ポートに戻す(ペイント枠 or スタンドの内側に整列)。
- アプリでステーションのQRを読み取り、返却操作を完了。*機種により自動施錠(施錠音/表示を確認)
- 画面に返却完了が出たらOK。*念のため完了画面をスクリーンショット保存しておくと安心。
▶︎おまけ:長期滞在時のポート外返却の申請手順(非推奨/参考情報)
実はAnywheelは指定サイクルポート外でも駐輪することができます。筆者は実地で手続きを行い、宿泊先のサービスアパートで約1ヶ月の駐輪後でもペナルティは発生しませんでした。 ただし状況により異なるため、あくまで参考としてご覧ください。

アプリの駐輪画面から、一番下の「QRコードが読み込めない・問題がある」を選択。

QRコードが読み込めない理由について、一番下の「その他」を選択。
- 自転車を入れた駐輪場の写真
- 周辺の写真
- 宿泊先の看板の写真やホテルの名刺など*筆者は賃貸系契約書
3枚の写真を送信。
しばらくすると、宿泊先がステーションとして登録されます。
初回は時間がかかりますが2回目以降はすぐに認識されます。
免責:上記は筆者の体験に基づく参考例です。運用・言語対応・手数料は変更されることがあります。 旅行者の方には指定ポートでの返却を強く推奨します。
まとめ
Anywheel/e-Bikeは、旧市街やニマンヘミン・CMU周辺の1〜3 km移動に最適。料金・返却・指定ポートのポイントさえ押さえれば、コスパ良く移動できます。
最新の料金や対応エリアはアプリ表示を最優先に、返却はポート内+「返却完了」表示までを徹底してください。
良いチェンマイ滞在を!
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