チェンマイにはグランドキャニオンと呼ばれる場所が2箇所あります。
1つは欧米人に人気の人口的に作られたウォーターパーク「ハーンドン グランドキャニオン」。
もう1つは本記事でご紹介するメーワン国立公園にある大自然が生み出した『パーチョーの崖』です。
パーチョーの崖とは
パーチョーの崖とは、地殻変動により流路が変わり形成された地層にピン川の浸食作用が加わって出現した崖です。
垂直にそびえ立つ神秘的な崖は最大30m、500万年前の地層をみることができます。
自然の力が生み出した造形美はチェンマイのグランドキャニオンと言っても言い過ぎではないでしょう。
齋藤飛鳥さんと堀未央奈さんが(崖の壮大さに驚き)しばらくの間、呆然と立ち尽くした場所でもあります。
パーチョーの崖形成過程
説明板の抄訳
ハイキングを楽しむ
メーワン国立公園内にはハイキングコースが3箇所あります。
まずは、パーチョーからご案内していきます。
パーチョー
展望台には売店とトイレがあるので、
ハイキングの前にここでトイレを済ませておくことをおすすめします。
駐車場は高台にあるためパーチョーに向かうには、いったん階段をおります。
階段を降りたら、パーチョーにつながる散策路を20分ほど歩きます。
ところどころ、ダートの箇所がありますので、運動靴で行くのがおすすめです。
看板抄訳:この地層は約500万年前のもので、タイ国内ではこの場所でしか観ることができません。
20分〜30分歩くと崖にたどり着きます。
切り立った崖が目の前に出現すると、何かすごいエネルギーを感じました。
これを波動エネルギーと言うのかわかりませんが、
何か、腹のそこから感動しました。
エッジのデザインが、中世ヨーロッパ時代に建てられた修道院や教会で見られる「ロマネスク建築」に似ていることからロマンの柱と呼ばれています。
神秘的な崖の景色を目に焼きつけたあとは、浸食によって削られた小道を歩いて出口に向かいます。
大丈夫だと思いますが、崖崩れが心配な方は、整備された散策路もあります。
キウスーテン
パーチョーの影に隠れて一般にはあまり知られていませんが、メーワン国立公園内には『キウスーテン』という、ハイキングコースもあります。
標識にしたがって進めば、パーチョーから車で7分~8分でたどり着ける距離です。
メーワン国立公園内はダート道が多いので、雨の日はバイクだと厳しかもしれません。
ハイキングコースは往復で500m、道中、地層や植物を観ることができます。
はっきりとした地層の違いに歴史の深さを感じます。
パーチョーと比べると見劣りしますが、植物や地層を詳しく観たい方向きです。
体力が余っている方はいかがでしょうか。
*ハイキングコースはもう1箇所あるんですが、体がきつくて、回れませんでした。
メーワン国立公園注意事項
- 園内の石や植物を持ち帰ること。
- ゴミを捨てること。
- 崖を傷つけること。
パーチョー(Pha Chor Tourist Point)への行き方
名称 | パーチョー (メーワン国立公園) |
タイ語 | ผาช่อ (อุทยานแห่งชาติแม่วาง ) |
英語 | Pha Chor (Mae Wang National Park) |
場所 | Googleマップでひらく |
営業 | 8時00分~16時00分 |
入場料 | 外国人100バーツ(駐車料金:バイク20・車30バーツ) |
チェンマイ中心市街地から南西へ50km、車で約60分のメーワン国立公園内にあります。
近くにタイで唯一のガネーシャ博物館もあるので、ソンテウやミニバンをチャーターして一緒にまわってみてはいかがでしょうか?
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