チェンマイ【2025最新】アカアマコーヒーおすすめ豆6選|新オリジナル店・プラシン店

チェンマイ【2025最新】アカアマコーヒーおすすめ豆6選|新オリジナル店・プラシン店

タイ北部の山で暮らす少数民族・アカ族出身のリーさんが、「村の暮らしをよくしたい」という思いから始めたAkha Ama Coffee(アカアマコーヒー)

標高1,500m前後の村で育ったアラビカ種を、自社で丁寧に焙煎しているチェンマイの代表的なローカルブランドです。

2025年現在、チェンマイ市内には

  • 旧市街北側:Akha Ama Coffee(新オリジナル店/Moon Muang Soi 9)
  • 旧市街中心:Akha Ama Phrasingh(プラシン店)

の2店舗と、郊外にロースタリー兼カフェの Akha Ama Living Factory の3拠点があります。

*サンティタムの旧本店はクローズし、旧市街側の「新オリジナル店」に移転しています。

どの店舗でも、アカアマ自慢の自家焙煎コーヒー豆は 基本の定番6種類+期間限定の“Origin of the Month” というラインナップ。

ポンラマイの超浅煎りからストロングの深煎りまで、豆の個性がはっきり分かれているので、好みが決まっている人ほど楽しいブランドです。

この記事では、

  • アカアマコーヒーの定番豆6種類の特徴
  • 初心者でも選びやすい味のイメージとおすすめの人
  • 店頭での豆の買い方(グラム・挽き方の選び方)
  • 2025年時点の店舗情報・営業時間・アクセス

を、現地での購入&公式情報にもとづいてまとめました。(※情報は2025年時点)

どの豆を選べばいい?豆選びの早見表

ざっくり「こんな好みなら、この豆」という目安です。迷ったら上から順に候補にしてOK。

こんな人・こんな気分 おすすめの豆 ひと言メモ
フルーティーで軽いコーヒーが好き PONLAMAI(ポンラマイ) 果物っぽい香りと明るい酸味。ゆっくり飲むのにちょうどいい一杯。
とにかく飲みやすい“無難な1袋”が欲しい FULL CITY(フルシティ)CAFE BLEND(カフェブレンド) 酸味・苦味とも控えめ。家族や友だちとシェアするときの安定枠。
日本ではあまり飲めない豆を試したい PEABERRY(ピーベリー) 収穫量わずか数%の丸豆。まろやかでやさしい希少コーヒー。
ほどよくコクも欲しいけど、重すぎるのは苦手 CAFE BLEND(カフェブレンド) 酸味とコクのバランス型。毎日のレギュラーコーヒーにちょうどいい。
深煎りの香ばしさは好き、でも苦すぎるのはNG ITALIAN ROAST(イタリアンロースト) クッキー&ビターチョコ系。マイルドな深煎りでミルクとも相性◎。
朝からガツンと目を覚ましたい/濃いめが好き STRONG(ストロング) しっかり苦くてコク深い“目覚まし係”。アイスやエスプレッソにも。

※ スマホは横にスクロールしてください。
あくまで目安なので、好みが近そうなものを2種類くらい試してみるのがおすすめです。

アカアマコーヒーの定番豆6種類は、ざっくり見るとこんな感じ。ここからは、実際に飲んだ印象や、「これはこんな人に合いそう」という目線で、それぞれの豆をもう少し掘り下げていきます。

▶︎アカアマコーヒーの定番豆6種類パッケージ写真を見る(6枚・任意表示)
PONLAMAI(ポンラマイ)
PONLAMAI(ポンラマイ)
FULL CITY (フルシティ)
FULL CITY (フルシティ)
PEABERRY(ピーベリー)
PEABERRY(ピーベリー)
CAFE BLEND(カフェブレンド)
CAFE BLEND(カフェブレンド)
ITALIAN ROST(イタリアンロースト)
ITALIAN ROST(イタリアンロースト)
STRONG(ストロング)
STRONG(ストロング)

PONLAMAI(ポンラマイ)

「ポンラマイ」はタイ語で「果物」という意味。その名前のとおり、フルーティーな香りが立ちやすい豆です。

オレンジピールを思わせる明るい酸味と、後口にほんのり残る苦味がポイント。淹れたてはスッキリ、カップの温度が少し下がってくると、じわっとほろ苦さが出てきて、一杯の中で味の変化を楽しめます。

軽めの口当たりが好きな人や、コーヒーをゆっくり飲みながら本を読みたいときにぴったり。
「深煎りはちょっと重いけど、ちゃんとコーヒー感も欲しい」という人におすすめの1杯です。

FULL CITY (フルシティ)

FULL CITY は、果実のように芳醇な香りと、やわらかい酸味、アーモンドを思わせるまろやかなコクが特徴の豆です。

ポンラマイより酸味は控えめで、苦味もほとんどなし。するっと飲めるので、コーヒーが得意じゃない人や、「ブラックは重い…」と感じがちな人でも飲みやすい味わいです。

そのままブラックで軽く一杯、もしくは少しだけミルクを足してカフェオレ風にしても相性◎。
「とりあえず一番飲みやすいのを試したい」ときの最初の一袋におすすめです。

PEABERRY(ピーベリー)

「ピーベリー」は、1本の木からわずか5%ほどしか収穫できない、かなり希少なコーヒー豆です。

コーヒーの実の中には本来2つ種子が入っていますが、ピーベリーはそれが1つだけ。ぷっくり丸い形の豆に、栄養分や風味がぎゅっと詰まっていると言われています。

香りはバニラのように甘く、口当たりはまろやか。コクはしっかりあるのに、酸味と苦味はどちらも控えめで、とてもやさしいバランスです。軽くするっと飲めるので、ブラックが苦手な人でも「これならいける」と感じやすいタイプのコーヒー。

アカアマでは、このピーベリーを手作業で一粒ずつ選別していて、まさに「アカアマらしさ」が出ている一杯。
「せっかくチェンマイまで来たなら、日本ではあまり出会えない豆を試したい」という人に、まずおすすめしたい銘柄です。

CAFE BLEND(カフェブレンド)

CAFE BLEND(カフェブレンド)は、浅煎りと中煎りをアカアマ独自の配合でブレンドした、いちばん「誰でも飲みやすい」タイプのコーヒーです。

ドライフルーツやビターチョコレートを思わせる香りと、ほどよいコク。酸味も苦味もどちらかに振り切れず、口当たりはまろやかでバランス重視の仕上がりになっています。

「どの豆にするか迷った」「家族や友だちとシェアしたいから、みんなが飲みやすい味がいい」
そんなときの最初の一袋目として選びやすいブレンドです。

ITALIAN ROAST(イタリアンロースト)

ITALIAN ROAST(イタリアンロースト)は、クッキーのような甘い香りと、やわらかなコク、ビターチョコを思わせるほのかな苦味が特徴の深煎りコーヒーです。

しっかり焙煎されているわりには、苦味も酸味もどちらかに振り切りすぎず、「重たい真っ黒コーヒー」まではいかない控えめなバランス。ホットはもちろん、ミルクを少し足してカフェラテ風にしても相性がいい豆です。

深煎りの香ばしさは欲しいけれど、ガツンと強い苦味はちょっと苦手……という人にちょうどいい一杯です。

STRONG(ストロング)

STRONG は、しっかりとした苦味と重厚なコク、深煎りならではのスモーキーな香りが楽しめる、アカアマの中でもいちばん「ガツン系」の豆です。

一口目から苦味がはっきり立ち上がるタイプなので、目覚めの一杯や、仕事前に気合いを入れたいときにぴったり。エスプレッソにしてショットで楽しんだり、濃いめにドリップしてアイスコーヒーにするのも相性がいいです。

たっぷり飲む人向けに大容量パックも用意されていて、だいたい 1kg 2,000円前後〜(時期や購入場所で変動あり)。「毎朝しっかり深煎りを飲みたい」「とにかくコスパよく濃いコーヒーが欲しい」という人におすすめの一本です。

アカアマのコーヒー豆の買い方は?

アカアマのコーヒー豆の買い方は?

アカアマコーヒーのコーヒー豆は、店頭でもオンラインでも購入できます。ここでは、お店での買い方の流れを紹介します。

店名の「Akha Ama(アカアマ)」は、アカ族の言葉で「アカ族の母」という意味。コーヒー袋に描かれている女性のイラストは、創業者リーさんのお母さんがモデルになっています。

STEP1:コーヒー豆を選ぶ

アカアマコーヒープラシン店に並ぶコーヒー豆
アカアマコーヒープラシン店に並ぶコーヒー豆

店内の棚に、焙煎度やブレンドの違うコーヒー豆がずらっと並んでいます。
気になる豆を手に取って、そのままレジに持っていけばOKです。

どの豆にするか迷ったら、前のセクションの「豆選びの早見表」を参考にしてみてください。

STEP2:グラム数を選ぶ

レジで、欲しい量を伝えます。目安はこのあたり。

  • 250g
  • 500g
  • 1,000g(1kg)

ざっくり、100gで約10杯分
毎日飲む人や、お土産として配りたい人は 500g〜1kg を選んでおくと安心です。

STEP3:豆のままか、粉にするか選ぶ

次に、コーヒーを

  • 豆のまま(Whole Bean)
  • 挽いてもらう(Ground)

のどちらにするかを伝えます。
挽いてもらう場合は、粉の粗さも指定できます。

  • 粗挽き:すっきり軽めの味わいにしたいとき
  • 中挽き:迷ったらこれ。ペーパードリップ向きの標準
  • 細挽き:しっかり濃いめ・エスプレッソ寄りが好きなとき

特に指定しなければ、中挽きで用意してくれることが多いです。

店まで行けないときは?

日本から買う場合(オンラインショップ)
「現地まで行くのは難しい」という方は、アカアマのオンラインショップ経由で注文することもできます(取り扱い豆や価格は時期によって変わるため、最新情報は公式サイト側を確認してください)。

チェンマイ市内の大型スーパー
一部のスーパーでは、アカアマのコーヒー豆が棚に並んでいることがあります。街歩きのついでにチェックしてみるのもおすすめです。

アカアマコーヒーのよくある質問

チェンマイ市内でアカアマのコーヒー豆を買える場所はどこですか?
2025年現在、チェンマイ市内では主に「Akha Ama Coffee(新オリジナル店/Moon Muang Soi 9)」「Akha Ama Phrasingh(プラシン店)」の2店舗で購入できます。
そのほか、一部の大型スーパーでも取り扱いがありますが、品ぞろえや在庫は店舗によって異なるため、確実に選びたい場合は直営店に行くのがおすすめです。
初めてアカアマの豆を買う場合、どれを選べばいいですか?
飲みやすさ重視なら、まずはFULL CITY(フルシティ)CAFE BLEND(カフェブレンド)が無難です。
フルーティーで軽めが好きならPONLAMAI(ポンラマイ)、希少豆を試したいならPEABERRY(ピーベリー)、 深煎り好きならITALIAN ROAST(イタリアンロースト)STRONG(ストロング)が向いています。
日本からでもアカアマコーヒーの豆を購入できますか?
はい、タイ国外からでも、公式のオンラインショップや一部の輸入販売サイトを通じて購入できる場合があります。
取り扱いの銘柄や価格、送料は時期によって変わるため、最新の情報はアカアマコーヒーの公式サイトやSNSなどで確認してください。
コーヒー豆はどのくらい日持ちしますか?保存方法は?
焙煎日から1か月前後は風味のピークとされ、2〜3か月程度であれば十分おいしく飲めることが多いです。
直射日光と高温多湿を避けて、常温の暗所で保管するのが基本。開封後は密閉容器(できれば遮光)に移して、できるだけ早めに飲み切るのがおすすめです。

アカアマコーヒー公式サイト:https://www.akhaamacoffee.com/

アカアマコーヒーの店舗情報(チェンマイ市内)

Akha Ama Coffee(The New Original)

アカアマコーヒー新店(The New Original)の入り口
場所
Moon Muang Soi 9(旧市街北側・お堀内側)
住所(英)
moonmueang soi 9, Si Phum, Mueang Chiang Mai
営業時間
Everyday 8:00–17:00
※水曜定休/その他の曜日は公式情報・SNSで要確認
豆の特徴
定番6種+Origin of the Month。店内で飲んでから気に入った豆を購入しやすい店舗。
地図
Googleマップで開く

Akha Ama Phrasingh(プラシン店)

アカアマコーヒープラシンの入り口
場所
ラーチャダムヌン通り沿い(サンデーマーケット通り)
住所(英)
175/2 Rachadamnoen Rd, Si Phum, Mueang Chiang Mai
営業時間
Everyday 8:00–17:00
豆の特徴
市内中心部から行きやすく、観光ついでに豆だけ買いたい人に便利。
地図
Googleマップで開く

※ 郊外には焙煎所併設カフェの「Akha Ama Living Factory」もあり、畑とロースタリー見学を兼ねて訪れることができます。 営業時間は月・火・木〜日 9:00–17:00/水曜+毎月第2火曜が休業日(2025年時点・詳細は公式サイト参照)。

アバター
アカアマ2号店(プラシン店)は、旧市街の目抜き通り・ラチャダムヌン通り沿い。ワット・プラシンやチェディルアンなどのお寺巡りをしたあと、SPチキンでごはんを食べて、最後にアカアマで一息つく。というのが、チェンマイ好きのあいだでは定番コースになっています。

旧市街やニマンを含めたチェンマイ観光の移動手段は、こちらの記事で詳しくまとめています:
【2025年最新版】チェンマイ移動手段ガイド(旧市街・ニマン)

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筆者情報

HIRO@CHIANGMAI43
2012–2023 チェンマイ在住/現在は日本とチェンマイを往復しながら取材
はじめてのチェンマイでも困らないように、11年の生活経験から「ここだけは押さえておきたいポイント」を中心にまとめています。
制度・料金は変更の可能性があります。最終確認は公式情報をご参照ください。