
世界中のタクシー業界を震撼させている新サービスUBER(ウーバー)がチェンマイにも上陸しました。
ぼくは2017年に入ってからすでに4回利用しています。今回はチェンマイでUBERを利用する方法と注意点をまとめてみました。
UBER(ウーバー)とは
Uber(ウーバー)とはアメリカで生まれたスマホアプリを使ったタクシー配車サービスです。
現在、世界540都市でサービスを展開しています。(2017年)
アプリを立ち上げて配車リクエストするとUberに登録しているドライバーにあなたが今いる位置情報が伝わり迎えにきてくれます。
サービスを利用するには事前にアカウントの作成と、氏名、メールアドレス、電話番号の登録が必要です。(所用時間3分くらいでした。)
UBER(ウーバー)の利用の仕方
利用方法はとても簡単です。アプリを立ち上げて行き先を入力するだけです。
ウーバーでは普通のタクシーと違ってコールセンターや運転手に行き先を告げる必要がありません。
英語やタイ語ができなくても安心です。
行き先を入力します
アプリを立ち上げるといま自分がいる場所は水色の点で、近くを走っている車はアイコンで表示されます。
車がちょこちょこ動いて可愛いです。
試しにMAYAショッピングセンターからチェンマイバスステーションへ行ってみます。
到着時間とルートを確認します
ドライバーが到着するまでの時間と目的地までのルートが表示されるのでよければ依頼するをポチります。
あとは到着を待つだけです。
はじめて利用したとき、スマホ画面上にドライバーのアイコンが動いて実際に目の前に車が現れたときは少し感動しました。
料金の支払い
目的地に到着するとドライバーのデバイスに料金が表示されます。
ぼくはクレジットカードの登録をしていないので現金で支払いました。
ウーバーの良い点
乗車拒否がない
チェンマイの一般的な交通手段であるソンテオ(赤い乗り物)やトゥクトゥクの場合、行き先や料金の交渉過程で乗車拒否にあうことがあります。UBER(ウーバー)の場合は乗車拒否がありません。
行き先を告げる必要がない
旅行中にタイ人ドライバーに行き先を告げてもなかなか理解してもらえなかったという経験がある方っていますか?
僕はタイで生活しはじめたころ、有名観光スポットは簡単に伝わるのにローカルな場所だとぜんぜん伝わらずイライラした経験があります。
ウーバーなら言葉を発せずドライバーに目的地が正確に伝わります。これってかなりポイント高いです。
待ち時間が少ない
アプリが近くのUber登録ドライバーをすぐに見つけてくれます。
実際に数カ所、MAYA、チェンマイバスステーション、ターペ門、エアポートプラザで試してみましたが到着時間は5分以内でした。
迎えにくるドライバーが事前にわかる
ドライバーさんと車種が事前に写真で確認できます。
ドライバーの感じがとても良い
ドライバーは(ぼくは今のところ4人ですが)学校の先生だったり、OLさんだったりとても感じがよく、しかもみなさん超〜安全運転でした。
乗車後に客が運転手の評価をフィードバックするシステムがあるからですかね。
乗車中の不安がない
知らない土地でタクシーを利用するときってこの道であっているのかなぁ?って不安がありますよね。
自分のスマホ画面にリアルタイムでルートが表示されるので目的地に向かっているか、ルートをそれていないか(遠回りされていないか)確認しながら乗車できます。
料金が明確
チェンマイのソンテオ、トゥクトゥクを利用するときには事前に料金の確認、交渉が必要です。UBER(ウーバー)なら目的地までの料金が乗車前に計算されるのでぼったくりなどのストレスがありません。
清算が終わると登録してあるメールアドレスに通ったルートと料金が明記された領収書が届きます。
忘れ物をしたとき
ウーバーには乗車履歴が残っているので万が一忘れ物をしてもすぐに運転手に連絡がつきます。
ただし、忘れ物が残っているかどうかは運次第です。
ウーバーの悪い点
チェンマイ滞在者には割高な料金
土地かんのない旅行者にとっては料金トラブルがなく安心して目的地まで送ってもらえる使い勝手のよいサービスですが、チェンマイに長期滞在している人(すでにソンテオのルートが頭に入っている人、タイ語が使える人)にとってはソンテオと比較すると運賃は2倍から5倍ほどです。
タイ陸運局もUBER(ウーバー)のメーター料率はタイ政府が定めた料率より高いと言っています。*チェンマイにはメータータクシーは走っていません。
ちなみに先ほどMAYAからバスステーションまでは80バーツと紹介しましたが、ソンテオ(赤い乗り物)を利用すると20バーツで行くことができます。
20バーツで行ってくれるソンテオを探すのが難しい場合でもジェーンシープームで乗りかえれば40バーツで行くことができます。
MAYAから空港へ行く場合もUBERでは150バーツですが、ソンテオがどのルートを通るか頭に入っている人、あるいはタイ語で行き先を正確に伝えることができる人ならば40バーツから100バーツです。
待ち時間に遅れるときがあった
表示された待ち時間より(時間にして5、6分)到着が遅れることがありました。
スマホ画面でドライバーが今どこを移動しているか確認できるのでそんなにたいしたことでもないですが。
指定した場所に来れないときもある
実際にあった話ですが、ぼくがチェンマイバスステーションの入り口で待っていたら、中まで入れないから歩いて少し移動してほしいと電話連絡がありました。
ぼくはタイの電話番号を登録してあるのでドライバーさんと直接会話することができましたが、日本の電話を登録している人はどうなるのでしょう(まだ調べてません)
ウーバーはタイの法規制に違反している。ドライバーに罰金を科す!
この記事をまとめるにあたりタイ人は普段どのようにウーバーを利用しているのかタイのサイトを調べてみると気になる記事を見つけました。
ウーバーがタイに上陸してすぐにタイ陸運局は情報通信相など関連各省を招き懸案事項全体について話し合いました。
ティラポン ロートプラスゥート(ธีระพงษ์ รอดประเสริฐ)タイ陸運局長は、運転手が自家用車(適切なナンバープレートを取得していない車)を使ってサービスを提供することはタイの法律に反している、また、運賃においても政府が定めた料率に従っていない。
そして、この問題について真剣に取り組むために昨年11月27よりタイ当局はタクシー登録していない車を使ってサービスを提供した場合、最高で2000バーツ、政府が制定したメーターを使用していない場合1000バーツの罰金を科すことを決定しました。
実質Uber登録ドライバーは発見したら取り締まるぞ!とのことです。
何でもウーバー上陸にたいしてタクシー業界の強い抵抗があるみたいです。
ただ、Uberを利用しているタイ人のブログやSNSの反響は、タイのタクシーと違い乗車拒否がなく運転手は安全運転でとても良いサービスだという声がたくさんありました。
この先どのように改善(法規制)されていくのでしょうか。
まとめ
時間に制限のある旅行者にとってはウーバーはかなり使い勝手の良いサービスだと思います。
今なら一回使うと2回目は75バーツ分のクーポンがもらえるのでチェンマイ旅行者は積極的にUBERを利用してみましょう!
こぼれ話
バレるといじめられる
チェンマイではウーバーのドライバーだとわかるとトゥクトゥクの運転手から早くあっちに行けとか、このエリアには入るなとか嫌がらせを受けるそうです。
週末バイトにちょうどいい
ここだけの話、運転手さんの取り分は75%、年末やイベントがある週末などは200バーツから300バーツの追加料金が発生するので空き時間のアルバイトとしてはすごくいいと言っていました。